本物トーマスに会う日
その日はあいにくの天気でした。ロンドンは雨の街。ロンドンの人は雨が降っても慣れっこ、「Wait&See」 なんて言って、ちっともあわてないんですって。
ツアーの一行は、コンチネンタルブレクファースト(早い話がパンと紅茶だけ)を済ませ、バスに乗り込みまし た。時差ぼけもなんのその、トーマスに会える子供達のテンションは上がり気味。
今日はホテルからバスに乗り込み、トーマスのいる、ウォータークレス線のあるAlton駅まで行きます。
バスの中ではトーマスの歌が流れ、子供達は大合唱。
そして、トーマスの会社、あの「Britt Allcroft」から全員におみやげが配られました。トーマスの袋に入って
中にはおやつ、非売品のトーマスのキューブパズルみたいなものと、ハット卿のポストカード、トーマスやハ ット卿に会ったという証明証もありました。子供の袋には「パーシーと竜」の話に出る竜のERTLのおもちゃも
入っていました。
私達がいくところは、ポンキッキーズのPちゃんがイギリスにトーマスを訪ねるビデオに出てくるのと同じとこ ろです。ロンドンからほんの30分ほど走ると、だんだん田舎風景が広がってきます。
ひろい田園風景や緑を見ると、私達の住む北海道にとっても似ていると思いました。きれいに広がる芝生は
雨が多いので一年中枯れないとのこと。
一時間ほど走って、Alton駅に到着。そこでは「Britt Allcroft」の会社の日本人の女の方たちが待っていて くれました。私達のために、特別にパーティーを催してくれるのです。
ウォータークレス線で、実際にトーマスに会えるのは年に二度ほど。「Day out with Thomas」のイベント のときしか走らず、私達が行ったイースターの時と、8月にもあるようです。
Britt Allcroftの会社の方が今日のスケジュールをくれました。
Alton駅に到着
Alton駅から、トーマスのいるRoply駅へ列車で行きます。 普通の列車でしたが、私達のツアー用にちゃんと
一両貸切にしてありました。20分ほど乗ると、いきなり子 供達の歓声が・・・。「ジーゼルだ!」「あー、ジェームスだ !」「ダックだー!!」そしてRoply駅のホームが見え、ま すます大きな歓声、「ハット卿だー!!」。
ホームにはトップハムハット卿が待っていて、列車から降 りてくる子供達に囲まれていました。
そして、私達が降りると、「こんにちは。」と日本語で挨拶 してくれました。それから、まずは、Roply駅にいる機関車 たちを見に行きました。機関庫のあるホームの裏のほうに 行くと、まず、ひときわ目立つ、真っ赤なジェームスがいま した。
「ジェームスだ!!」子供達は大興奮。ジェームスは、
実際に運転室に入れるようになっているんです。
他には、いじわるなジーゼルや、ブレーキ車のトードも
いました。ジェームスに乗ったりしていると、ホームに
いきなり、ダックが入ってきて、健介は泥の中を走って
いきました。ダックは顔はあまり似ていなくて、ダックの 形の機関車に無理やり顔を付けた感じ。
でもちゃんと横には大西部鉄道の「GWR」の文字があっ た・・・。横から見ると本物って感じねっ。
そして、ついにトーマスもホームに入ってきました。煙吐 き出して走ってるトーマス見て、ほんとにイギリスまで来 てしまったんだわ…と改めて感じました。
機関車の煙ってかなり煙たいものなんですね。真っ黒な
トーマスの顔見て、健介、「ママ、トーマス事故にあった んだね・・・。」・・・ほんと黒かったね。
「うしろ向きの」トードちゃん。
でたっ。意地悪な顔のジーゼル