サンスイ(SANSUI)
AU−111
プリメインアンプ
3号機 メンテナンス
 新規にゲットした AU-111 を紹介いたします。1号機と同じ初期型です。特段問題は無かったが、念のためにいろいろ確認していると、8Ω/16Ω切り替えSW 及び NORMAL/REVERS 切り替えSW に接触不良があることが判明し、正月休みに SW をバラして接点の清掃を行いました。これでほぼ完璧となったのでメタルラックを購入し、大事なアンプを収納したので合わせて紹介致します。
 
@ 3号機の写真
 結構美品です。

SANSUI AU-111

3号機
主要なコンデンサは交換済 上が1号機、下が3号機です

■真空管■
真空管は、12AX7:GE、12BH7A:GE、6AQ8:松下、6L6GC:GE

A スイッチの清掃
 8Ω/16Ω切り替えSW 及び NORMAL/REVERS 切り替えSW をバラし、清掃をしました。普段、絶対に切り替えないスイッチなので気付きもしませんが、このような事が音質改善になると考え、面倒ですがばらして清掃しました。切り替え時のガリも皆無となりました。
このスイッチにはスプリングが入っているので、ばらすと再組立てが大変でした。

SONY の Tr が実装されています

B 3号機の特筆すべき点
 本機の特筆すべきは、機能や外観も完璧な MC トランスが内蔵されている点です。当時、オプションで A-604 と A-603 の MCトランスが販売されていたようですが、本機には A-603 が搭載されています。
 MC トランスのスペックは以下の通りです。
 


C メタルラックに搭載
 正月に購入したメタルラックにアンプを搭載しましたが、非常に大変でした。レベルフットのレベラで水平をとったあと、下から結線をしながら、段々と積み上げ(アンプのビルドアップ工法?笑)て行くことにしました。何せ全て搭載すると 100Kg 以上のウエイトなので、この方法しか無いのです。
 全ての結線やアンプ搭載確認後、3号機のアンプがステレオにならないハプニングがあり、上から順に下ろしていくと、何とスピーカー端子に接続したスピーカーケーブルのひげがSPのL/R端子と短絡して、ステレオにならなかったのです。再度、やり直ししましたが筋肉痛になってしまいました。



上が1号機、下が3号機
その下がビクターのCDプレーヤー、AU-9500、
そして、工具箱入れとなっています

 偶然にも室温も 11.1 に・・・笑

D 試聴して
 初期型らしく、大変良い感じです。今までのAU-111 では MM タイプのカードリッジを使用するか、DENON の MC トランスを使用してのMC カートリッジのみでレコードを楽しめなかったが、この3号機では MC カートリッジもダイレクトに使用することが出来るので、大変気に入っています。MC カートリッジは DENON の DL103 と YAMAHA の MC-9 だけの試聴だが、特段問題なさそうです。この3号機は1号機、2号機と比較すると若干入力レベルが低い気がするが、ほかには全く問題なく結構気に入っています。





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