KANAU Laboratory > 家関係 > ホットマン
2014年12月、新品購入から11年、リビングで使っている室内機が故障したので修理します。
家族の話だと、起動時にE26のエラーで起動出来ず、再起動で正常動作したそうです。
エラーコード表はこちら。
E26は、ファンモータ回転数信号非検知。
前兆はありました。
最近起動時のファンスピードが遅い時だけ、ガッガッガッガガガガ…と異音がしていました。
その後すぐに異音は消え、通常動作中は異音はしません。
起動時だけファンがどこかに擦れていると考えられます。
ちょうど擦れている状態で起動しようとすると、起動トルクで回転が始められずにエラーになると考えられます。
とりあえずメンテナンスを兼ねて室内機の分解から始めます。
分解方法はこちらのホットマンのメンテナンス の記事をご参照ください。
よろしければご覧になってください。
相変わらずホコリだらけなので、コンプレッサーでホコリ取りから始めます。
発見っ。ファンのハウジングにファンが擦れた跡があります。
ファンの位置決めをしているのは、ベアリングの入った3個のゴムです。
このゴムが経年劣化で痩せてしまった?事により、
ファンが下にずれてしまっている事がファンが擦れる原因です。
上写真の様に、ハウジングとゴムの間に隙間があります。
通常動作中は遠心力により?擦れなくなります。
原因はわかったので、対策します。
ベアリングの入ったゴムに、1mm厚のゴムシートを貼り付けて隙間を埋めます。
ゴム用ボンド コニシボンドG17 で接着、乾くまで輪ゴムで固定。
3個のゴム共同じ対策を施します。
本体に取り付け、バッチリです。
これで起動時の異音は無くなりました。
E26エラーが出る事も無くなりました。
2023-1、上記リビングで使っている室内機は修理から8年、修理箇所は健康です。
この修理方法で問題無かったと言えるかと思います。
同じく19年物の私の部屋で使っている室内機も同様にFANから異音がする様になってきました。
同じ修理をやります。
このページを見て頂いている方からこの修理の相談を受けました。
DIY経験が殆ど無いけど自分にも修理出来るでしょうか。という内容。
その事を考慮しながらなるべく簡単に修理出来る方法を検討しながら作業したのですが、
結論としては前回同様、分解掃除するレベルまで分解しないと修理出来ませんでした。
せっかくなので分解清掃しておきました。
私の部屋で使っているこちらの室内機は多分購入以来初めての分解清掃です。
19年分のほこりをとる事が出来ました。
KANAU Laboratory > 家関係 > ホットマン