ステージア 窓故障修理

 

2018-3、花粉があまりにスゴいので洗車しました。

洗車が終わって車を移動し、窓が閉まっているのを確認してエンジンを切ろうとしたその時。

バキっと言って運転席の窓がオーバーランしました。

窓開けっ放しにする失敗は絶対したくないので、私はエンジン切る前に必ず窓4枚のupを押します。

普通は元々閉まっている状態で更にupを押す事になります。

それ自体特に問題ある事だとは思いません。

が、今回はストッパー的な何かが折れてしまった様です。

ロックされてしまって窓を下げる事も出来なくなってしまいました。

窓前方が上がり過ぎてしまったので、その分窓後側が下がってしまった様です。

窓前側がAピラーに当たってしまってドアを閉める事も出来ません。

無理矢理ドア閉めようとするときっと窓が割れます。

大至急修理です。

ドアの内装を剥がして窓とドアの隙間を見てみると、

上写真左側のゴムっぽいストッパーを、上写真右側の6角ボルトの頭が超えてしまっている様に見えます。

上写真赤丸のボルトを緩めてストッパーの位置を調整出来る様になっています。

ストッパーを取り外してみました。

窓側のボルト?が当たっていた位置はゴムがつぶれています。

ゴムはカチカチです。仕事していないのではがしました。

このストッパーに当たっていた窓側のピン?はこちら。

おや?ドアパネルの下になにやら転がっております。

あぁこうなっていたんですね。

樹脂なので20年の経年劣化で割れてしまった様です。

この部品を新品に交換するとまた20年もつわけですね。

とりあえずNISSAN FAST で部品を調べてみると…。

なんと窓ASSYです。そんなもん買いませんっ。

同等品を作る事にします。

 

窓側に残った残骸を取り外してみます。

が、6角ボルトの裏側の丸い鉄板はボルトと一緒に回ってしまって緩みません。

ネジロックがついている様です。指で押さえても無駄でした…。

写真は取り外した後から撮った物ですが、鏡を使って確認しました。

きっと専用工具で固定するのだと思いますが、もちろん持っていません。買いません。

グラインダーの砥石交換用の工具がちょうど合いそうに見えます。

ピンの太さはバッチリだったのですが、ピン間隔が合いません。なので。

片側のピンは円盤の外周を押さえる様にして、ボルトを緩める事が出来ました。

取り外した、割れてしまった樹脂の代わりになる物を作ります。

うちに転がっていた3mm厚の鉄のL字の金物を加工しました。

元の樹脂を見ると取付面とストッパーとの接触面は直角ではない様です。

直角のL字の金物をハンマーで叩いて適当な角度をつけました。

それから穴を開けてグラインダーで削って同等な機能を持つ形状にし、

接触面に強力両面テープで2mm厚のゴムシートを貼り付けてました。

ドア側のストッパーも同様に強力両面テープで2mm厚のゴムシートを貼り付けました。

車に取り付けて動作確認してみます。とりあえず上手く動きます。

が、動作確認を繰り返しているとどうしてもゴムがずれてきてしまいます。

ストッパーにはかなりの力がかかっている様です。ゴムの形状を変更しました。

今度はゴムが引っ張られてもずれません。

問題なさそうなので完成です。

助手席側も多分同じ構造で同じ経年劣化なので、近々バキっといってオーバーランする事でしょう。

その時は内装を外してストッパーのボルトを緩めればとりあえずドアが閉められる様になります。

今日は時間が無いので運転席側だけで終わりにします。

 

 

 

KANAU Laboratory > > ステージア