Y30 純正ステアリングホイール 牛革編み上げ

 

古い車だからって甘やかすつもりはありません。うちのY30は雨ざらし、直射日光当たり放題です。

普通の足車と同じ扱いです。この条件で壊れた物は治せばいいんです。

Y30の純正ウレタンハンドルは紫外線で劣化してひび割れてきます。

うちの走行距離の短いY30もそろそろ細かいひび割れが出来てきました。

これ以上酷くなる前に牛革を編み上げようと思います。

目指すは純正革巻きステアリングホイール、レザーハンドル。

 

私はハンドルに牛革を編み上げた経験がありません。難しそうです。綺麗に出来る気がしません。

市販の編むハンドルカバーを購入してみます。とりあえず巻いてみようと思います。

2017-10、購入した物はこちら。\2,000です。

今時Y30の様な濃い茶色の内装の車なんてありません。これも一応茶系なので違和感は少なくなるかと。

サイズはハンドル直径37.5cm-39cmに対応。Y30は実測38.5cm位でした。

ハンドル握り径は商品ページには記載されていませんでしたが、Y30は全然細いと思われます。

革の厚さは2.0mmでした。

 

ハンドルを外して編み上げようと思います。

ハンドルを外す為にはまずセンターパッドのカバーを外します。

悩んだ結果、引っ張ったら外せました。

19mmのボルトを外すとハンドルを外す事が出来ます。

車体側は2つの電極とギア、リモコンの受光素子が見えます。

ハンドル側はギアとゴムローラー、接点が見えます。

ハンドルと一緒に回らないセンターパッドはどこかに固定されているわけではなく、

このギアによってハンドルが回転した分センターパッドを逆に回転させて相対的に動かない様にする仕組みです。

こんな凝った事してるなんて知らなかった…。

Cリングを外すとリモコンと分離出来ます。

ゴムローラーのゴムはボロボロです…。ゴムの残骸は撤去しました。

多分撤去しても大きな問題ありません。センターパッドがちょっとがたつく程度ではないかと。

 

革を加工しなくてはいけません。握り径が今時の車に比較して全然細い為です。

革の幅は10cm位ありましたが、これを82mmに切り取ります。

紐を通す用に1.0cm間隔で端から5〜8mmの所に穴が空いていたのですが、

スポークの所に紐用の穴が空いていると美しくないので、

両側から1cm程づつ切り取り、穴は全部撤去してしまいます。

穴は改めてスポークの所を避けて空けなくてはいけません。

端から7mmの所に1cm間隔で空けました。時間かかりました…。

ちなみにステージアの純正革巻きステアリングホイールは端から6mmの所に7mm間隔で紐を通してありました。

編み上げはYouTubeで良く勉強してからと思っていたのですが…。

結局手が先に動いてしまいました。ほぼ自己流です。

意外にうまく出来たと思います。

う〜ん…、やっぱり色が明るいなぁ…。

いい色の牛革が入手出来たら作り直したいです。

 

2018-9、作り直しました。

 

 

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