kanon-SS
written BY神名

名雪VS栞ぷらすあるふぁ


「勝負の方法は・・・」
・・・考えてないなんて口が裂けてもいえん
「考えてないんですか?祐一さん」
「ぐあ・・即行でバレてる・・・って佐祐理さん!?なんでここに・・・」
「祐一、私もいる」
「ま、まいまで・・・」
・・・なんか痛い視線を感じる・・・しかも二つも
「祐一・・・」
「祐一さん・・・」
名雪と栞だった
「スケベだよ・・・」
「スケベです・・・」
「なんでやねんっ!」
「あははー、実は祐一さんにお弁当を作ってきたんですけど・・」
「・・・・はい?」
「よかったら、また三人で食べたいなぁ〜って思ってたんですよ」
「はちみつクマさん」
「さ、さゆりさん!今その話はまずいって!」
びくんっ!
とてつもない視線を感じる
「ゆういち・・・・」
「ゆういちさん・・・・」
ま、まずいっ!今にも泣きそうだ
「私、もう笑えないよ・・・」
「さよなら、ゆういちさん・・」
「な、なくなっ!名雪、まってくれ!栞」
ちなみにここはおれの教室だ、人だって少なからずいるんだぞ・・
しかも、栞が泣いているところを香里がみたら・・
「あ・い・ざ・わ・く〜ん!」
「か、かおりっ!?」
「お姉ちゃん・・」
「ゆるさないから・・・」
「ゑっ!?」
「栞を悲しませたら、絶対に許さないから!」
「は、はひっ!」
それだけいうと香里は帰っていった
「それ、私のセリフ・・」
「ばいばい、お姉ちゃん」
「香里、どこいくんだろう?教室ここなのに・・・」
「さぁ?」
かおりんの謎である
「そんなことより祐一、お弁当どうするの?」
「そうですよ!」
「どうするんですか?」
「・・・私にいい考えがある」
「なんだ、舞?まさか三つとも食べろっていうんじゃないだろうな?」
「はちみつクマさん」
「だから無理だって・・・どこかの先輩じゃあるまいし・・・」
「だれのこと?祐一・・」
「気にするな」
「・・・スケベ」
「なんでやねんっ!」
・・・・ったく、でも、ほんとにこの弁当どうしよう・・・
「はっはっは!相沢!水くさいぞ!」
「・・・なんだ?北川、今忙しいんだ、あとにしてくれ」
「いいことを教えてやろうっ!相沢!」
「なんだ?」
「おれはまだ昼メシを食べてない」
「だからなんだ?」
「つまり・・・おれも弁当食べるのを手伝ってやろうと・・」
「却下!」
「却下だよ!」
「却下です!」
「却下ですよ〜」
「却下・・」
「・・・・・」
「と、いうわけだ、北川」
「なにが「と、いうわけだ、北川」だーー!!」
「つまり・・・お前にやるくらいならおれが全部食べる、というわけだ」
「と、いうわけだよ」
「と、いうわけです」
「と、いうわけですよ〜」
「と、いうわけ・・」
「納得いかねーーーー!!!」
北川は去っていった
「おれの大事な弁当をとろうとするからだ」
「・・・ところで、祐一」
「ん?なんだい?」
「さっきいってたことはほんと?」
「な、なんのことかな?」
「「お前にやるぐらいならおれが全部食べる」っていったよね?」
「ぐっ・・・」
口からでまかせ、という言葉を知らないのか?名雪は・・・
「祐一さん、たしかにいいました」
「いいましたね〜」
「いった・・・」
・・・マズイっ!こうなったら・・・
「カマーン!石橋!」
ちなみに石橋とはこのクラスの先生である
「あ!ずるいです祐一さん、助けてっ!お姉ちゃん!」
ばびゅん!
「どうしたの!?栞」
は、はやい・・・
「祐一さんが石橋先生を呼んじゃったんです、ここに来る前に倒しちゃって!お願い!」
「わかったわ!栞!お姉ちゃんはいつでも味方よ」
ばびゅん!
「・・・・・・・・はっ!ひ、ひきょうだぞ!栞!」
「自業自得です、祐一さん」
・・・くそー、どうしたらいいんだ!?

2話終了 3話に続く・・・


ふぅ・・・終わったな
名「「終わったな」じゃないよ〜」
栞「そうですよっ!ライバル増やしてどうするんですか!」
私がわるいんじゃないっ!電波が悪いんだ!
栞「そんなこというひと、嫌いです!おねえちゃ〜ん」
わかった!私が悪かった!だから香里様は呼ばないで!
栞「わかればいいんです」
ちくしょ〜、香里様には逆らえん・・・

2001年1月4日 HOMEへ