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はり・きゅうといえば、痛みや不調を治したりする大人が対象の治療と思っていらっしゃる方がほとんどだと思いますが・・・・。
じつは!
生後まもない赤ちゃんからお年寄りまで効果がある治療法なのです。
特に乳幼児期に多い、キーキー声・夜中に泣き叫ぶ・驚いて飛び起きる・物を投げつける・食欲不振・下痢・嘔吐・お乳を吐くなど、乳幼児特有のストレス症状に優れた効果があります。
このストレス症状を昔から「かんのむし」「かんむし」と言いますが、このような症状を放っておいたり、叱りすぎたりすると、さらに感情的な障害として、ひきつけ・チック・夜尿症などの症状に発展します。
これらの諸症状の改善、発育促進に ‘‘小児はり‘‘は優れた効果を発揮します。
‘‘小児はり‘‘は
身体には刺しません!
優しく皮膚に触れて、さするような感じで、気持ちの良い軽い刺激です。(子どもはこのぐらいの刺激でちょうど良いのです。)
治療にかかる時間は3〜10分程度です。
お願いです! 来院する前にお子さんに対して
「悪いところを治してもらうんだから、注射みたいにちくっと痛くしてもらうよ!」と、言わないでください。
漢方の基本古典医学書である『素問』に書かれている上古天真論(じょうこてんしんろん)には、 年齢と成長過程との関係が記されています。 あくまでも、平均的な話ですが、現代に生きる自分やまわりの人と比べてみていかがでしょうか?
@永久歯が生え、髪が伸びる 女 7歳 男 8歳 A生殖能力が備わる(精通・月経) 女 14歳 男 16歳 B知歯(親知らず)が生える
女 21歳 男 24歳 C充実した身体になる
女 28歳 男 32歳 D顔にしわが出て、髪が抜ける 女 35歳 男 40歳 E白髪が出る 女 42歳 男 48歳 F閉経・身体全体の老化 女 49歳 男 56歳 G歯も髪も抜ける 男 64歳
人生の始まり(出産) 妊娠中は、規則正しい生活、適度な運動と安静、バランスの取れた食事が大切です。生活は妊娠以前と変わりない生活でかまいません。適度な運動で流産などということはまずありません。
五ヶ月を過ぎたら、安産のお灸を始めましょう。 足の三陰交というツボにお灸をします。お産も軽く、元気な赤ちゃんが生まれます。
五、六ヶ月で七壮。
七、八ヶ月で十四壮。
九,十ヶ月で二十一壮くらい据えます。
つわり つわりは、軽いものから重篤なものまでさまざまです。つわりの始まる2〜3ヶ月頃は、胎児への影響も大きい時期ですので、薬品は気をつけなくてはなりません。
昔、サリドマイドという薬が、副作用から胎児に大きな影響があり大事件になりましたが、このサリドマイドはつわりの薬として使われたのです。
漢方薬も効果があるとされています。 鍼なら、胸からお臍の上までの正中線を、ちくちくと当てていく、皮膚鍼がいいでしょう。お灸なら、足の裏の裏内庭というツボに、熱くなるまで据えます。
逆子 逆子はなるべく早めにお灸をする事です。(妊娠週数が多いほど、胎児が下へ下がりますので、回りにくくなります。) 安産の三陰交でも治りますが、足の小趾の先に至陰というツボがあります。このツボも逆子に良く効きます。
風邪 妊娠中に風邪をひいたらどうしよう、と思う事があるかもしれませんが、風邪に本来薬はないと思えば、体を如何に休めるかという事に尽きます。
ひき始めに葛根湯を飲むぐらいにしておきましょう、
熱を下げるには『大椎』というツボにお灸を据えます。風邪にはこの大椎のお灸がよく効きます。 「風邪は、ひき始めが肝心」とだけおぼえておいてください。
妊娠中の食事 妊娠中に食事の量が増えて、体重も増えてしまう。もちろん子供を産めばその分減るわけですが、子供を産んでもなお、相当増えているという事がよくあります。最近では7kg増くらいに抑えるように指導されるようになってきましたが、食べすぎは妊娠中毒様の症状を生んでしまうこともありますので、気をつけましょう。 肥満はお産を重くします。
出産後の食事 最近の病院では、出産後にフルコースの食事などを出す所もあるようですがいかがなものでしょうか?出産後の体力回復には、内臓を休めると言う事も必要です。消化器系に負担にならないような、あっさりした食事が望ましいのです。
出産後の安静 出産後三週間は体を安静にしなくては、いけません。できれば何もしないで寝ているほうがいいのです。この時期に動きすぎると、後々体に狂いが生じてきます。 産後は、とても大事な時期です。
母乳で育てる 赤ちゃんは母乳で育てるのが理想です。母乳は哺乳瓶と違い、赤ちゃんが頑張らないと出てきません。その為に、赤ちゃんのあごが鍛えられてきます。最近は顎関節症が多いそうです、哺乳瓶の弊害かもしれません。 本来、牛乳は牛の赤ちゃんが飲むものなので、人間の赤ちゃんは、母乳で育てるべきです。
母乳育児をするために、妊娠7ヶ月頃から、お乳の手入れをしましょう。 乳首が陥没していて、赤ちゃんがうまく吸う事ができずに、母乳をあげる事を断念する方もいます。 妊娠中から、手入れをして傷に強い乳首を作っておきましょう。
母乳の出が悪いときは、左右の乳頭を結んで、正中線と交差した点(圧痛があるところ)にお灸をします。または、背中の肩甲骨の中央の圧痛点(天宗)もよく効く灸点です。
随時書いていきますので、よろしくおねがいします。
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