第9話
 数年間封印されていた銃が復活した。

その銃はれギュレーションをクリアできずにインディの倉庫に眠り続けていた。

スーパー9、この使い回しのいいライフルが店長の力で、可変速度調節機構を携え、甦る!(店長に感謝!)

 このライフルは新兵の頃購入したのだが、今のレギュレーションになってから使用出来ずに封印していたのだ。

7月8日、あぶらげヒルに到着、この日の出で立ちタイガーストライプにベレー帽!

その姿に新キャラを期待した方もいただろうが、

この物語の第1話を見返してみるとわかると思うが、

私は元グリンベレー(あくまでも自称)だったのでこの格好もありなのだ!

この日私は、イワンからパクって来たAK47Sとスーパー9を持ってフィールドに入る。

(交互に使うつもりだった。)
ゲーム開始!今日の奥フラッグは下フィールドにあるので、

一目散に中央下フィールド側の塹壕に駆け込む。


案の定、下のバリケードの辺りに、敵が既に来ている。


すぐさまAKを構えトリガーを弾く・・・!?動かない!!

どうやらバッテリーがイカレてるようだ。


丸腰となりながらもしばらく様子を窺いながら木に張り付いていたものの

耐え切れなくなって近くの味方に声をかけた。

「丸腰だから囮になるよ。」すると味方の男は、「これ使ってください。」とグロック26を差し出してくれた。


玉砕覚悟で飛び出そうと思っていたが、これがあれば何とかなる!


しかし、彼の行為も空しく、1発も打たずに玉砕
・・・けど囮にはなっていたようだ。

やはり今日ばかりは最初からこれを使うべきだったのだろう、

2ゲーム目からスーパー9を使った。


長年スナイパーから離れていた私は、ライフルを持ちながら最前線へ飛び出し、敵の餌食になりっ放し。

ここ数年アンブッシュもまともにしてなかった私にスナイパーは無理なのか?


とにかくいい場所を取ろうと欲張りすぎたのがいけなかった・・・。

前半戦最後のゲームでようやく1人ヒットすることが出来た。

小休止の後、ハンドガン戦2回やって昼休み。

音楽をガンガン鳴らし、バドワイザーをやりながら、タツ曹長の面白ナム話し、

と言うかナム戦映画やヒストリカルゲームのことや無線機のこと、

はたまたアオザイネェチャンがどうしたとか、ジョークを織り交ぜつつ盛り上がった。

午後の部、参加者19人と、思った以上に人が残ったのでフラッグ戦を4ゲームすることになった。

少しずつスナイパーとしての感が戻ってきた私は、徐々にヒット数を増やしてゆく。


中央フィールドの山の中腹から、張りに隠れる敵を1人、また1人・・・
気が付くと10人未満のヒット数!

最終ゲームで驚いたのは、我がチームは手前スタートだったにもかかわらず


頂上へ登りきったと同時に隣にいた味方が銃弾を浴びたのだ!

普通なら手前の方が上に回るのは早いはずなのだが・・・

しかし、横にいた私には気付かなかったようで、

しばらくして飛び出してきたところにイングラムで撃ちこみ仇を取った。

最後に、銃のメンテや、バッテリーの充電はしっかりしよう!

敵を目の前にして弾が出ないではマヌケすぎる・・・。  

つづく