第26話
 6月8日、イワンが温めていたステアーを私が試す日が来た!
私がステアーを装備すると、一見なんちゃってCOBRAな訳であるが、私はあくまでなんちゃってながら、US NAVY SEALSである!!
そんな事を考えつつ、この数日間、私が温めてきたこの作戦!イワンが気付けば、さぞ激怒する事だろう。
それも楽しみではあるが、実際、消音効果の高い銃が私の戦闘スタイルに合うか?と言うのが実は本当の目的なのである。

とは言え、銃を試す割には、1,2ゲームは1発も撃つ機会が無く終わってしまった。3ゲーム目でようやくステアーが活躍したが、この時点で、「私のスタイルに消音効果の高い銃が特別に合う訳でもないが、消音は、しないよりしたほうが良い事は誰にでも言えることである。」と言う結論に達した。
やはり発射音によって敵の存在に気付く事がよくあるわけで、発射音が小さければ、相手に気付かれるタイミングが遅れる可能性が高くなり、それだけ戦局を有利に戦う事が可能になる。
ま、それがわかっただけでもかなりの収獲である。

この3ゲーム目、非常に豪華メンバーでの下フィールド大迂回が実現した。
前回と今回は、陽炎vs一般参加者という形が取られていたため、陽炎メンバーが全員味方なのである。
それによって今まで実願する事が無かった、B氏とI氏との特攻が現実となった。

開始のフォーンの音と共にフラッグの裏側の崖を下り道なりに特攻!まさに特攻だ!
一気に下フィールドを駆け抜け、手前側からまっすぐ降りてくるルートへの上り口まで到達した。
ここまで来るとさすがに敵もいそうなのでここからは慎重に進んだ。すると案の定敵の気配がする。
その場からB氏と私が少しずつ前進を始め、I氏はその後合流したPar伍長と別ルートから回り込んで挟み撃ちする事にした。敵1人にこちらは4人!敵も粘ったが、I氏、Par伍長組みが敵をヒットした。
ここから私はB氏と一気に中央フィールドへ攻めあがった。B氏がぐんぐん攻め上がり、私がバックアップと言う形で中央フィールドに到達。いくつかの交戦の後、フラッグを落とした。

その後4ゲーム目まで通常戦で、休憩を挟んで後半はハンドガン戦だった。
ここでもまた初お目見えの銃、グロック26アドバンスを使用し、ステアー以上の戦果を上げた。
飛距離も精度も申し分ないこのグロック26アドバンスは今後、私のハンドガンでメインになってくることは言うまでも無いだろう。個人的には固定スライドのソーコムより上だと思う。
あと、単独行動よりも味方と連携した方が良い結果を出せる事も実感した。早くも次回のサバゲーが楽しみになってくる。「次はメインのアレを使おう!」アレも冬場にだいぶリニューアルしている。そう考えるといても立ってもいられない!!はやる気持ちを抑えつつ、あぶらげヒルを後にした。 

                      
 つづく