続きでーす

前回、やっとのことであぶらげヒルに辿り付いたものの、結局サバゲーには参加できなかった。

でも散歩のおばさんから聞いた話によると、

ここあぶらげヒルは長岡にあるインディというshopの専用フィールドで、

インディのサバゲーteam陽炎（かげろう）に入隊すれば、

このフィールドでガンガンサバゲー出来て更に幾つかの特典がつくそうだ。

（詳しくはインディのhpをご参照あれ。）「もうこれはインディへ行って陽炎に入隊するしかない！」

私はおばさんに別れを告げ一路インディへ・・・。

きた道を引き返しけど川は泳がずに国道３５１号に出た。

トンネルを過ぎると延々の下り坂、

その頃妙に足がもつれている事に気付き私の口から出た言葉は「ハラ減った。」

考えてみるとここまでたったの一食、

飛行機の中でレーション（インディにありますので皆さん買って食べてみて、）を食べただけだった。

「オー　マイ　ゴーッド！」こういうことは妙に辛いもので、

膝がガクガク笑いはじめもう真っ直ぐ歩けず立ち止まろうとした。

その時何かにつまづき前につんのめった。

受身をとったつもりだったが余計勢いが付き身体が止まらない！

「オーシィーット！！」私は坂道をグルグル転げ落ちる。

何度か踏ん張ろうとはしてみたものの身体が思うように動かない。

しだいに意識は薄れてゆき、気絶したまま某コンビニの前まで転がっていった。

「・・・ウプッ！」吐き気とともに目を覚ますと目の前に袋に入ったアンパンが・・・、

手にとってよく見るとそのアンパンには顔が有った。

驚きのあまりただ呆然と見つめ続ける私にニッコリ微笑みアンパンが語りかけてきた。

「さあっ、ボクの顔をお食べ。」不気味だ！

しかし私は空腹には勝てずその袋を乱暴に破き、ガツガツと貪った。

「元気１００倍！」そこから私は走った。ひたすら走りインディへと辿り着いた

。しかしもう閉店していた。

（平日はPM８：００、日曜祝日はPM７：００までデス。）

三日後ショックから立ち直りインディへ再び行くと今日は定休日（木曜日）、

店の前で膝から崩れ落ち、「ガッデイム！」その叫び声が空しく響き渡った。・・・・



つづく