なんちゃってSEALS 第19話 |
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数日前、インディにてノンブローバックのグロック17を薦められた。
はっきり言って最初はあまり興味が無かったのだが、 サイレンサーを装着した時の発射音を聞いた時に、その消音効果の高さに、 また新たな戦略イメージが湧きあがり購入を考えたが、 近日中にグロック34も発売されるそうなので、それの発売を待って見比べてから購入する事にした。 数日後、予定より1日早くグロック34が入荷した。 既に待ちきれなくなっていた私は、ろくに見比べる事もしないままグロック34を購入した。 しかし、たっての予想どおりレギュレーションオーバー・・・このままではゲームにもマッチにも使用することが出来ない。 ここは店長の指示を仰ぎ、デチューンする事にした。 それからまた数日待ち、デチューンに必要なパーツの入荷を待ちデチューンを開始した。 非常に単純な作業でありながら、昼に初めて終わったのが午後7時過ぎ! スプリング1つの長さと硬さに泣かされた作業だった。 そして来るべきサバゲーの日。 この日の装備は、M3ショーティー、最近グレネードランチャーをはずしたM4(ナイツもどき)、 BBシャワー、グロック26、グロック34(アサシン)だ。 これが今現在なんちゃって最強装備だ。 1,2,3ゲームとあまりいいとこ無しだったが、4ゲーム目、サバゲーの神が降臨した。 開始と共に奥フラッグから上フィールドに駆け上がり、 塹壕の裏を越えて一気に敵陣を目指そうと思ったのだが塹壕の手前で敵と出くわし、先に撃ち込まれた。 一番手前にいたはずなのに、運良くその場を回避し、バリまで後退できた。 しかし、そのバリは隙間だらけで弾が抜けてくる。 その場に先に隠れていた味方はそこでヒットされてしまった。 それでも味方はその場に4人程いたのでそのうちの誰かがその敵を仕留めた。 塹壕に敵は無し、その先にも敵の気配が無かったので私は塹壕の裏手を用心しながら先へ進んだ。 ここで再び幸運に守られた。 そろそろ手前側の降り口が見えてくる辺りまで出たとたんに、真正面からアンブッシュしていた敵に撃ち込まれた。 「しまった!」そう思うまもなく無意識にしゃがみこむ。 気付くと目の前に2又に分かれた木の幹があり、旨い具合にその幹に隠れてその銃弾(BB弾)を交わすことが出来た。 しばらくその木の裏に隠れていると、塹壕裏から降り口まで続くルートをはさんだ奥のブッシュの中に敵の影を確認。 すぐさまその場に打ち込んで1人ゲット! てっきりそれがさっきの敵だと思った私はうかつにもその場から起き上がり降り口のすぐ手前まで歩き出した。 すると降り口のすぐ手前の薄いブッシュの陰にさっきの敵を発見! しかし、これまた運良くよそ見をしていた。 距離が近かったが、『殺られる前に殺る!』なんちゃってアメリカ魂が私に引鉄を引かせた。 ここまで完全に運を味方につけて生き残ってきた感じだ。 しかしこの運、まだつき尽きることなかった。 降り口から味方とフラッグ狙いで降りていったところ。 味方は狙い撃ちされたがここでも私は生き残った。 そしていったん上まで戻って、別ルートから再びフラッグを狙う。 先ほど撃たれた感じで、敵が2人はいることは予想がついた。 案の定敵の会話が聞こえる。 「やはり2人いたか!」どうやら敵にも私の存在はバレていたようで、威嚇射撃を始めた。 1回目はあさっての方角だったが、2回目はほぼ真上だった。 「どうやら敵さん、私がここまで降りてきているとは思っていないな!」 威嚇射撃の直後、1人の敵が正面真下の木の裏に隠れた。 こっちを見ているのですぐさま撃ち込んだがはずれた。 「しまった!はずしたか。」2対1、完全に不利だったがこれもまた幸運か、 威嚇射撃の敵には私の位置が確認できないようだった。 木の陰の敵とは何度か撃ち合った結果、枝分かれしている幹の間に撃ち込んだところ、ヒットする事が出来た。 そして旨い具合に匍匐してもう1人が視界に入ってきたところをヒットして2人を片付けた。 「ちょっと出来すぎのような気もするが・・・これも神の思し召しか。」 サバゲーの神に感謝し、辺りにBB弾をばら撒きながら一気にフラッグアタックに出た! しかし、敵はまだもう1人残っていたのだ。 坂を下りきってすぐの木の裏にもう1人、ハンドガンを構えてアンブッシュしていたのだった。 しかし、その敵の真横1mも無い距離のところを通過しながらヒットされずにそこを通り過ぎることが出来た。 この瞬間、フラッグアタック成功の条件をクリアしたためゲーム終了! 休憩をはさみ5ゲーム目もグロック34(アサシン)の出番無く、ラストのハンドガン戦となる。 ハンドガン戦だけに今回はメインで使おうと思ったが、 ゲーム開始早々敵がすぐ目の前のバリまで飛び込んできたために、 その敵にバンバン撃ち込んでしまいアサシン(暗殺者)的な使い方が出来ぬまま弾切れしてしまい更にその後すぐヒットされてゲームオーバー・・・。 この課題は次回へ繰越となる。 つづく |