私は元グリーンベレーの隊員だった。自分で言うのもなんだが優秀といて差し支えないと思う。 そのころ私は日本のカップそばにはまっていた。そう、揚げ玉の入っているやつだ。 夜食といえばいつもこれで、毎夜食べても飽きなかった。 その日もそうだった。 いつもと違うのは、いつもより湯気が多いことだけだ・・・ “違う”と私の心が叫んだ 愛用のGIコルトを抜くより早く湯気の中から妙なものが飛び出してきた。 ”緑の狸” 無意識に「あまりにべただ。ワンパターン過ぎる。」とつぶやいた私に 「それは言わない約束でしょ!さっさとおまえはSEALS隊員になりなさい。 そしてこれからは、カレーうどんを食べるのです。」 ”またか・・・”←”なにが?” なんだかわからないけれど私は海軍に入りSEALSを目指した。 カレーうどんを食いつつ・・・ そして月日が流れた SEALSになったある日カレーうどんを食っていると中から黒い豚が現れた。 ”まただ” 気にすることもなく黒い豚は私に向かって話し始めた。 「日本に向かいなさい。栃尾の山の中でサバイバルゲームに参加しなさい。 ロシアからはもうその地に向かった男がいます。その男に負けぬよう暴れてくるのです。」 やはりそうきたかと思いつつ私は日本に旅立った。 SEALS隊員となった私でもやはり太平洋を泳いで横断するのは無理だった。 かといって旅客機ではつまらないし、鯨はもう使えない(何で?) どうせならSEALSらしく潜水艦で潜入とも考えたが山に潜水艦では登れない。 ふと閃いた航空機で降下しよう!そうすれば私はヒーローだ! 日本上空にさしかかったときパイロットが「降りろ」といった。 寺泊沖5Km もうすぐ栃尾じゃないかなのに降りろとは・・・ 「あんたSEALSだろSEALSだったら泳いでいかないとな〜」 仕方がなく私はその地点より降下して泳いだ。 寺泊から信濃川をさかのぼり見附から刈谷田川に入り私は泳いだ。 そしてついに私はあぶらげヒルにたどり着いた。 しかし誰もいない そこに犬を連れたおばさんが通りかかり私にこういった。 「今日は月曜日だからゲームはないよ。ゲームは第一と第三日曜だよ。」 それから延々と続く長話 空しい |