赤い国からの訪問者 第21話 |
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10月13日、遂にこの日が来た。
前回(20話)で話したとおり、今年は結構重要なポストにいるために、 SEALSと決着を着けるだのなんだのと、言っている場合ではない。 考えてみれば、最近奴の存在を忘れかけていた。 それにしても、奴は俺の銃を持ち出したり、好き勝手放題なのでいずれやっつけなければいけない奴だ。 それはさて置き、いつもどおり待ち合わせ時間ギリギリにINDIへ到着。 そこで乗合いにてあぶらげヒルへ向かう。 集合時間の5:30頃は、まだかなり暗かったが、榎トンネルを越える頃にはかなり明るくなっていた。 「どうやら良い天気になりそうだな!」だが、天気が良いからといってうかれてばかりもいられない。 今日はサバゲーを楽しむのではなく、楽しんでもらう日であるから。 しかし、自分が楽しまないで人を楽しませる事が出来るか・・・等と考えているうちにあぶらげヒルに到着した。 今日の俺の任務は、チームマスターの他に計測(参加者全員のエアーガンのパワーチェック)を受けに来た参加者のチェックをする。 というものがあるのだ。 チェック表は、各ユニットごとに通し番号順に表記されていて、名札のそれを見てチェック表に印をつけていくものである。 印をつけていくうちに、いつの間にかどのユニットが一番早く計測を終えるかレースを俺の中で始めて、1人で盛り上がってしまった。 ちなみに、序盤C、Bユニットが飛ばしていったものの、 中盤からAユニットがぐんぐん差を詰め、終盤には完全にAユニットが抜け出して結局1位! 単独ビリになっていたDユニットも、終盤一気に追い上げたが、結局2位はBユニットだった。 しかし、C、Dユニットは数人参加できなくなった人がいて、暫定的な結果となった。 (これはあくまでも俺個人の楽しみとしてなので・・・) 開会式も終わり、ゲーム開始!! 1ゲーム目はAユニットvsBユニットなので我がDユニットは休みだ。 かといってゆっくりもしていられない。1ゲーム目が終わり次第すぐに2ゲーム目は開始されるのである。 手早く準備を済ませて本部前に行く。しばらくしてアナウンスが入り、C、Dユニットの参加者が本部前に集合する。 1ゲーム目終了、我がDユニットの出番だ! 今年の通常戦は左右戦である。 Dユニットは奥からのスタートだった。 開始の合図と共に俺は下フィールドを目指した。 しかし、下を迂回するほど敵が下に降りてきている気配がなかったために、 中央フィールドから1段降りた下フィールドの尾根づたいを手前に向かって進んだ。 しばらく進んで手前から下へ降りる道筋の木の陰に人影を発見。 中央フィールドを見上げるようにしていたので敵か味方かわからず、しばらく様子を見ていると、 向こうも俺に気付きこっちを見ている。 間一髪俺が先にそれが敵であることに気付き撃ち込んでヒット! そのまま前進し、今敵の居た気の陰に張り付く。 中央の縁のバリの陰にまたしても的か味方かわからない人影が! 今度は一気に近付いて確認する。「赤のマーカーをつけているから敵だな!」 距離が近かったので銃を構えてフリーズコールをかける。 一瞬バリに隠れようとしたが敵は素直に降伏した。 「これで2人か、1ゲームで去年よりも成績がいいじゃないか!」中央フィールドの縁から覗き込む。 木の陰に敵1人。3人目ヒット! これで敵の気配がなくなった。残り時間もない! ここは囮としてフラッグアタックをするしかなさそうだ。俺は一気にフラッグを目指した。 しかし、その場には既に敵はいなく、容易にフラッグアタックを成功させる事が出来た。 3ゲーム目はAユニットvsCユニットなので休み。 続いて4ゲーム目はBユニットとの対戦だ。また、奥からのスタートで、俺はまた同じルートを辿った。 今度は数人の敵が下へ降りてきていて、下で味方と撃ち合っていた。 俺はその敵の背後へ回り込み、1人をヒット! それから中央フィールドへ上がり、1人ヒットしてもう1人と撃ち合ったが撃ち負けてアウト。 その後味方がフラッグを取りDユニット2連勝! 4ゲーム目終了後昼食タイムに入る。5ゲーム目も休みだったからかなりゆっくり出来た。 そして6ゲーム目、本日初の手前スタートだ。 今日はもう下へ降りるしかないと俺は判断し、陽炎メンバー中最高の機動力を誇るB氏と共に下フィールドへ駆け降りた。 一番奥を迂回しながら攻めあぐねいているうちに味方フラッグが落とされてしまった。 少々慎重になりすぎてしまった。 小休止をはさみ、7,8ゲームはメインイベントの総力戦だ! A,CユニットvsB,Dユニットという組分けになり、まずはBDが下から攻め上げになる。 我等Dユニットは下フィールドの奥側からのスタートとなる。 かなり攻め難い位置からのスタートだ。 ゲーム開始!俺はまず、通常戦の奥フラッグの真裏に抜ける最奥部の1本道を抑えるためにその1本道に飛び込んだ。 案の定敵もそのルートから降りてきて、鉢合わせとなった。 さすがいんちきながらもスペツナズ! といった感じで、俺はしっかり銃を構えて走りこんでいっていたお陰で間一髪、先に敵に撃ち込む事が出来た。 しかし、総力戦だけに次から次へと敵が降りてくる。 もう1人何とかヒットできたものの、そのあと現れた敵には撃ち負けてアウト・・・。 8ゲーム目は逆に上からスタートだ。上の手前からスタートと共に中央フィールドへ駆け降りる。 既に中央フィールドの縁辺りまで敵も攻め上がってきているが、 上側の展開が早く、中央フィールドまでは登って来れないでいる。 俺もすぐさま2人くらいヒットしたが、反撃にあいアウト・・・。これで全試合終了したわけだが、なんとも1日が早くすぎた。 チームマスターなる役割も非常に楽しめたし、出来れば来年もチームマスターをやらせてもらいたいものだ。 去年誓ったリベンジも何とか果たせたような気がするし、今年のNミは最高だった。 つづく |