赤い国からの訪問者第13話 | |
次期主力ウエポンが支給(購入、当たり前、涙)された。 その名もβ-SPETSNAZ(ヴェータスペツナズ)!! ヴェータスペツナズとはFSB(旧KGB)の国際対テロ任務にあたる特殊部隊の名称である。 この銃の支給(購入、涙)にあたって知った事だが、 スペツナズとは特殊部隊の部隊名ではなく、 特殊部隊の総称、ようはスペシャルフォースのロシア語版ということみたいだ。 何故今まで知らなかったのか?それは俺が純粋な戦闘機械(バトルマシーン)だったからだ!! 今までの俺にとって必要だったことは、与えられた任務を忠実に遂行することであり、 軍組織の事を知ることではなかったから今まで知ることなく今日に至ったのである。(単なる勉強不足とのうわさも否定できないが・・・。) ちなみに俺はGRU(軍事情報総局)に所属している事になっている!?その他にドラグノフの改造も行なった。 今までドラグノフに装着していたマウントベースがイモネジだけで固定されていたためにどうしても上下に動いてしまっていたのだ。 そのためケースから出すたび、いや、構えるたびにサイトがずれてしまいほとほと困り果てていたのだ。 しかしマウントベースをバッテリーを入れる部分のフタに装着したので今までのような上下のずれは解消された。 しかし少々左右にガタつくのでそこらへんが今後の課題でもあるが・・・。 これによってメインウエポンがそろい、来年のサバゲーが更に待ちどうしいものとなったが、いかんせん軍服の支給(購入、涙)がまだなのだ。 高いものならあるのだがそんなに高い金を払ってまで支給(購入)してもいられないから、 来春に間に合わなければUSタイガーでとりあえずごまかすつもりでいる。 けどやっぱり手に入れたいものだ。日に日に寒さを増しとうとう雪まで降り出したモスクワの街を歩きながらふと思った。 「どうやって日本に帰ろうか・・・。」そう、12話を読んでもらうとわかるのだが、今俺はロシアに滞在している事になっている。 途方に暮れて歩いていると空軍基地が目の前に・・・俺はあばれはっちゃくや一休さん並にひらめいた! 「そうだ!同じ軍人のよしみで輸送機に載せてもらおう!」すぐさま俺は空軍基地のゲートに走り寄った。 すると警備兵が「何者だ!」肩にかけていたAKを構え、俺に銃口を突きつけた。 当たり前だった、機知のゲートに突然走り寄ってくる不信人物がいたら大体こうなる。 俺は立ち止まり大声で警備兵にこう言った。 「同じ軍人のよしみでウラジオストク行きの輸送機に乗せてくれないか?」と・・・。 答えは当然、「ノーッ!!」仕方がないので忍び込むことにした・・・。 つづく |