赤い国からの訪問者第11話 | |
注 なんちゃってSEALSと行間空いている所を交互に読んでゆくとなんとなく話しがつながっているようになっています。
10月7日早朝、携帯電話のアラームに起こされる。N−Meeting、遂にその日を迎えた。
俺はベッドから飛び起き、取り合えず顔を洗いに行く。 部屋に戻り俺は道具の確認をした。
「大丈夫だ、すべて揃っている。」時計を見ると5:20分、「そろそろINDIへ行かねば。」 集合時間が近付いていたため俺は急いで家を出掛ったものの忘れ物に気が付きもう一度部屋に戻る事にした。 部屋に忘れ物を取りに戻ろうと玄関まで来たものの、よく見ると忘れたと思っていたハンドガンケースをしっかり持っていた。
「もう時間がない!」俺は急いでINDIへ向かった。 ぎりぎりの到着だが俺より遅れている人がいたお陰で目立たなくて済んだ。
俺はその場に荷物を置き、軽く腕を回した。 その時背後から、「アイヤー、イワンさんお久しぶりアルヨ!」とゼ○ジー北○ばりのいんちき中国訛りのある日本語で声をかけられた。 振り返るとそこにはまさしく、いんちき中国人のフクが笑顔で立っていた。 フクとはロシア時代からのよき友人だ。なんでも去年あたりから陽炎に入会していたそうだ。 「イワンさん、アナタ、ワタシの車に乗っていくアルヨ!」 あぶらげヒルの駐車場のスペースは限られているのでこうやって会員は相乗りであぶらげヒルへ向かうのだ。 車内ではフクと昔話に花が咲く。その内容はまたの機会に・・・。
到着後すぐに着替え、計測係の仕事をする。思ったよりも混雑せずにスムーズにこなせたような気がする。
1ゲーム目、俺はセーフティーマスターとしてセーフティーゾーンで戦況を窺うが、
上下戦となると中央フィールドは戦場になり難く戦況が全く見えない。 結局このゲームで中央フィールドでの攻防が見られないまま下のフラッグが落ち、ゲーム終了。 ようやく3ゲーム目でゲームに参加!しかし人数の多さにバリケードに張り付いたまま動けない。
なんとか突破口を切り出そうとしたが、敵の気配の多さに、最後まで動けず終いだった。
4ゲーム目が終了し、昼休みに入る。昼食を摂り鋭気を養い5ゲーム目に望む。
5ゲーム目開始と共に俺は中央フィールド手前側の道伝いに下に降りた。
しかし敵の展開も早く、坂を一つ降りたとたんに弾が飛んできた。 「このままではやられる!」俺はいったん坂を駆け上がり中央フィールドに引き返す。 大分攻め込まれてきているようだ。ブッシュの中から撃ち込まれ、味方がどんどんやられて行く。
必死に敵を敵を探すも居場所が悪く敵の位置が掴めない。 しかし突如現れた敵2人と撃ちあったもののヒットされて5ゲーム目もふがいない結果に終わる。
7ゲーム目もあっけなくやられ未だにヒット・・・ラスト8ゲーム目に賭ける。
開始と共に中央フィールドへ駆け降りる。
そこに待ち受けていたのは旭日軍曹とPar伍長。 2人と撃ち合っている最中、陽炎きっての機動力を誇るI上氏が俺の横を取るべく駆け込んできた。 旭日軍曹と5分でやり合っていたもののI上氏に横を取られては成す術がない。俺はI上氏に撃ち込んだ。 ようやく1人目ヒット・・・しかし焦っていたため木の幹から銃が外に出てしまっていた。 そこを見逃さなかった旭日軍曹に銃を撃たれてアウト!これで俺のN−ミ’01が虚しくも終了した。 しかし最後にフクがやってくれた。 俺とやりあった後にまた散々撃ち合い、ほとんど弾を撃ちきってしまった旭日軍曹に近付いていったフクだったが 囮で飛び出したハンドガンしか持っていないPar伍長をしとめて更に戦果を上げようと 旭日軍曹の存在を忘れてその場を離れて行こうとしたところをみごとに背中から旭日軍曹の餌食になった。 その絵に描いたような光景がセイフティーゾーンの目の前で繰り広げられた。 多分そこにいたすべての英霊たちがその結末を想像して、尚且つバッチリそれにハマっていたことだろう。 みなの期待を裏切らないエンターティナーのフクには、今後も当物語に出演していただきたいものだ。 悔やまれる1日であったが、最後に大笑い出来て少し気が癒された。 所詮遊びではあるが、どうせなら武勇伝を書き綴りたかった・・・。 俺は来年にリベンジを誓う!! つづく
|