根子岳ツアー
ホームページを作ったのをきっかけに5,6年ぶりに再開した山スキー。本多勝一著「50歳から再開した山登り」シリーズのツアーの文を読んで気持ちを高揚させ,今年はスキーを新しくした。寒中休みのある一日,移動性高気圧が本州上空に来た。ためし滑りに根子岳へ。(2002,2,1)
朝は,根子岳を登る気力が出なかった。スキー場でためし滑りのつもりで家を出たのが10時頃だったが,天気もすばらしく途中で考えが変わり,根子岳の途中まででも,と奥ダボススキー場のリフト一回券(400円)で上に上がる。
リフト終点から用意をして出発したのが11時頃だった。。スキーと金具は,人のHPを見て(北海道の姉妹の方の山スキーのページ),ハーガンとフリッチディアミール,にした。一応持ってきたシールを貼ると,スキーが前のスキーより短い(160センチ)ので,余ってしまったが,今日は,べろんと余らして引きずって出発。
さすがに軽いスキーで,快調に登り出す。写真のように,圧雪車で2車線分?くらい圧雪したコースが山頂に向かって続いている.
ここは,かなり標高は高いが(1600mくらい?)まだ山頂は遠くに見える。西の方を振り返ると180°の展望で,北信の山々,北アルプス全体,美ヶ原,八ヶ岳,南アルプスの一部が見えました。
30分ほど登るとコースの右手に避難小屋が見えます。(標高1800m付近。これは今年の1月12日にここまで古い山スキーで来て引き返してきた時の写真。)
今日もヘリスキーが行われていて,ヘリが往復しているので下りてくる人がちらほらいます。スキーヤーよりスノーボーダーの方が多いのが,数年前と違っていました。根子岳は,牧場事務所の方から登るのが,山スキーの正道でしょうが,今の私には,このコースでせいいっぱいです。ちらほら下りてくる人もいるので,不安感はありません。
左側に尾根状のふくらみを見ながら,一段上の斜面に上って行きます。
12時になったら登るのをやめ,下ろうと思っていましたが,菅平のコンビニで買ったお茶を飲みチョコレートなどを食べて休憩したりしながらパウダースノーのコースを登って行くうちに,上まで行ってしまおうかという気持ちになってきました。暑くなってきて上着を取ってセーターで登りました。
頂上に近づくと樹氷も出てきます。
頂上部に近づいてきました。右手にヘリポートへ向かってトラバースしていきます。このヘリスキーの圧雪されたコースは,コース自体は初,中級の傾斜なので,写真のようにヘリから降りた子どもも滑って行きます。
でも,登山者も,私の前にテレマーカーが一人登って行きましたし,この辺で,スノーシューの二人づれの登山者が下ってくるのに行き会い,この登山で一回目の「こんちわ」を言いました。
この辺りになると,けっこう疲れてきました。
やっとこヘリポートに到着。12時半頃でした。樹氷がとてもよく発達しています。山頂はこのすぐ上ですが,ゲレンデ用のストックしか無いし,くたびれてしまったり,スキーも今日始めての物なので,ここで止めておきました。
丁度昼時なのか,乗る人がいなかったのか,ヘリスキーが止まっているようで,人がいません。冷えないように上着を着ました。
ヘリコプターが来やしないか気にしながら,ヘリポートの先端まで行って東側の写真を撮りました。
東側は,根子岳や四阿山の火口という事で切り立った斜面が落ち込んでいます。
志賀高原の横手山や白根山などが見えます。
四阿山です。少し登った根子岳山頂から見るともっとよく撮れますが,今日は山頂までは行かないので,こんな写真で失礼します。
結構気温は低い感じです。そそくさと用意をして下りました。中腹まで下りてきて,ホッとして座り込み,お茶とおにぎりでゆっくり休憩。
途中コースの外へちょっと出てみたり,スキーの調子をみたりしながらコースを快適に滑り,ツアーを終了。
奥ダボスのリフト終点手前で,上で行き会ったスノーシューの二人を抜きました。ゆっくり下ってきてもやはりスキーは速いと思いました。
午後の部が始まったのか,ヘリが山頂へ飛んでいきました。
新しいスキーはやっぱり調子が良く,ちょっとスキーがうまくなったような気分がしました。
30山(1)へ戻る