鞍骨山(くらほねやま)798m
この山は、鞍骨城という山城として知られているが、最近の2万5千図(インターネト上の)を見ると地図上にも鞍骨山として名前がのるようになった。この付近は、更級(さらしな)ではなく、埴科(はにしな)であるが、さらしな三十山に入れてみた。この付近に興味をいだいたのは、「モリモリキッズ」というHPに妻女山や鞍骨城など色々と興味深い内容が出ていたからである。12月になったが、11月中下旬の暖かい天気とのこと、好天にさそわれて出かけてみることにした。信州山学クラブのHPを見てコースなど事前に調べて出発した。(2010、12,1) | |
屋代から松代に入ると、妻女山展望台の標識があり、高速道路の下をくぐって、尾根の先端にある妻女山神社に着く。展望台、神社、大きな石碑、駐車場、トイレ、などがある場所だ。ここは川中島合戦で名高い妻女山だ。 | 駐車場へ着いて、登山靴も運動靴も忘れてきたのに気づいた。いつもはいている、くたびれた革靴なので、もう登頂はあきらめて、ちょっと林道をあるいてみるか、というような気持ちで歩き始める。すぐに薬師山への分岐などがあり、標識が立っている。 薬師山が斎場(さいじょう)山と言われていて、謙信が本陣を置いた場所ではないか、というような事がモリモリキッズに書いてあったような気がする。そちらへは行って見なかった。 |
これは帰りに撮ったものだが、このような道なので、革靴でも気にならず行ける。 | 林道から山道となるが、標高差も少ないハイキングコース的な道で、これなら行けそうだ、天城山まで行ってみるかと思う。 |
天城山は少し盛り上がった地形で、山城地形なのかな、などと思って登ると、頂上に古墳の石室があった。天井が無くなっているのだろうか、このふくらみは古墳だったのかな?とも思う。 | 三角点がある。地図上にもある694,5mのもの。点名は見てみないが「天城山」だろう。 |
山頂にある標識。杏の里ハイキングコースというのは色々な所にずっとついている。ここまで簡単に来れたから鞍骨山まで行くことにする。 | 天城山を下りると、二本松峠になった。松などない杉林の暗い峠だが土がえぐれて典型的な峠の形は残っている。鞍骨城跡の新しい道標が立っている。 |
高圧線の鉄塔がある。(ふりかえって撮る) | 切堀が二つ連続してあり、そこを抜けてしばらく行くと段郭の盛り上がりが見えてくる。 |
登山靴なら直登もできるが、革靴なので、標識や、テープなどを見て、注意しながら登りやすい道をたどる。右手を巻いて頂上へ向かっている。 | 頂上の石垣は戦国時代のものがそのまま残っているような感じだ。 |
やっと頂上。天空の山城というネーミングがされている。一番上の写真の標識も城の中に立っている。 | それほど大きくない感じだが、切堀、石垣や段が良く残っていると思う。復元すれば本当に天空の山城という感じにできると思われる。 |
松代方面を見る。北東か。 | 北西方面?の北アルプス。 |
南の方、鏡台山に続く尾根。 | 尾根道にカシワの落ち葉が目立った。下りでその木に気がついた。標高差も少なく、ハイキング気分で歩ける山だし、古墳や山城、川中島合戦の妻女山をしのんだりしながら歩け、中々面白い山でした。革靴だったので注意深く歩いたせいか、いつもは登山靴で歩いて、一回ぐらいすべって手をつく事があるが今回はそういう事がなかった。(2010、12,1) |
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