たらら山(1392m)


 たらら山は二万五千図にも山名が出ていて、聖山の山塊の西側の一峰であり地図で見ていたり山名からも、ちょっと行ってみたくなる山なので、さらしな30山に選んでみた。しかし行ってみると頂上まで舗装道路がついていて頂上にはレーダーの気象観測施設がある。展望もほとんど無く回りも針葉樹の植林帯であまり登山向きの山ではなかった。地図で見ると西側の聖山学園側から見るとよい山の形なのだろう。筑北から行った場合、山ろくの東から北、西、南へと周辺の史跡や施設、道路を巡ったりすれば興味深いと思われる。この写真は帰りに聖山スキー場入り口の手前あたりからレーダーの塔のある山頂の方を見た所。
 久しぶりに聖湖から聖山スキー場の方の道を通ってたらら山方面に向かう。樋ノ口沢とあるあたりから林道を登る事にして行ってみるとそこの沢は公園のようになっていて、夏など子どもが遊ぶのに適した場所のようだった。  林道入り口。熊注意の標識があり、結構山道らしくてこれはいいかも、と思う。警友林というのは警察のOB会のようだが、森林なども所有しているのだろうか。整備中の感じで、地図には無い新しく出来た道の方へ間違えて入ってしまい30分?ほど時間をロスする。林の中で作業しているらしい2人くらいの人声が聞こえていた。
 聖山から、たらら山への稜線へつながっているこの林道は、普段は車は通っていない道のようで、気持ちよく気楽に登っていける。何か分からないが野鳥の群れが鳴きながらいてにぎやかな場所もあった。  東に聖山の頂上にある塔などが見える。道の回りは、カラマツやひのきなどの植林帯と落葉樹林が部分的にあったりするような感じだ。
 気持ちの良い道だ。稜線の道もこんな感じかな。展望もあるだろう。期待がふくらんでくる。周辺は県有林になってきたようで、ヒノキなどの植林帯で道端周辺に松や落葉樹などがあり、きのこのハイシーズンには何か雑キノコがでていそうな感じがする。空きカンやたばこの箱なども少し落ちていたので、きのこがりに人がきたのかな。  ところが、稜線に出たら、なんとそこには舗装道路が・・。今、歩いていた林道へは車両通行止めの標識があった。聖山の山頂の方からずっと舗装道路が続いているのだろう。
 舗装道路にはカラマツの枯葉が積もり、車は一切通っていないのがせめてものすくいである。入り口にゲートでもあるのか、単に通る車が無いのか、分からない。山頂部は針葉樹の植林帯だが、モミのようなものが植林されている。中にヨーロッパトウヒ?のような木があったが、こんな外国原産のものもこんな場所に植林するのだろうか、よく分からない。  地図上で三角点のある付近にある施設は、建設省「聖高原レーダー雨雪量観測所」とありました。無人の施設です。何で建設省なんでしょうか。ここまで舗装道路は続いています。
 三角点はあるだろうかと、施設の回りや北側を探そうとしたが、笹がこんなで、全く分からない。施設の敷地の下にあるのかもしれない。西側の木々を通して、北アルプスがぼんやり見える。  帰り道、北の方に飯縄山や妙高山など北信の山々が見えた。いつも見る方向と違うのでどれがどれだか良く分からない。帰り道、聖高原の道からは雪をいただき始めた北アルプス後立山の姿が雲がとれて良く見えた。筑北村の方を通って帰ったが、紅葉の山々が午後の光に輝いていた。家には2時台に着き、良い運動にはなった感じの登山?だった。(2008,11,2)
さらしな三十山へ               TOPへ