鳩ケ峰(はとがみね)1320m


 この山はまだ登っていなかったが、いつでも登ろうと思えば登れるような気がしていて、今回になってしまった。登ってみると、林道が山頂付近まで通っていて本当に気楽に登れる山ではあった。展望も良く、明るい雰囲気の林道も気持ちがよかった。写真は坂城町、南日名あたりから見たところ。左側のピークが鳩ケ峰、右が大道山だと思う。これは帰りに撮影。(2007、12,2)
 和平は標高が1000m以上あるので、鳩ケ峰までは標高差300m程度である。山頂部も見え、なだらかな尾根伝いに楽に行けそうである。これは帰り撮影。  和平には畑が広がっていて、南から北西にかけて、山々が初冬の地上のもやの中からやわらかく浮かび上がっている。
 舗装が切れる所に車を置き、真田町との境の峠に来た。鏡台山の登り口の反対側に、坂城町の登山標識があった。林道を南に向かって歩き出す。家を出たのが11時前頃で、ここを11時半に出発。しばらく林道を登る。  林道脇に、登り口と標識があったので、尾根に乗る。テープや踏み跡もあり、迷うような事は無いが、思ったより手入れされている感じでは無い。1164mまで登り、しばらく下ると鞍部にさきほどの林道が来ていた。鈴の音がして登山者が一人帰っていった。林道をしばらく歩いていってみることにした。西側が開けている所からは坂城の町も見える。
 林道は山頂部の基部を回って続いているようだったので、伐採の作業道のような道を登ってふたたび尾根に出る。ここから山頂まで標高差にして100mもないようだ。笹が腿くらいまであるような場所もあり道はあまりはっきりしないが、テープなどがしっかりついている。  もうじき山頂部という時、近くの笹やぶから音がして、黒い動物が逃げていった。一瞬、熊?と思ったが、カモシカだった。カモシカも遠くで立ち止まってこちらを見ている。写真を撮り終わり、山頂へ向かいだすと、カモシカもゆっくり向こうへ歩いていった。
 山頂部は笹やぶだが、南の方が開けていて、烏帽子岳、湯の丸などが正面に見える。さらに左手にはまだらに雪のついた四阿山や根子岳なども見える。時間は12時40分くらいだっただろうか。一時間より少しかかったと思う。  少し西に向きをかえしばらく行くと三等三角点と標識があった。大道山の方へは笹やぶが結構ありそうだった。山頂は展望もあまりなく、休憩もせずすぐに登ってきた道を下り始めた。
東、四阿山の方を見る。  帰りは尾根を下らないで、林道を通って下る。こちらの方が早いと思う。カラマツ林が明るく、春先などは気持ちよいだろうなというような林と林道でした。登山口の峠まで下りてくると、車が止まってハンターが一人いて、どこまで行ってきたか話しかけられたので、動物の話を聞いてみる。このへんで狙うのは、イノシシ、鹿、熊との事。昨日も五里ケ峰でイノシシをしとめたとの事。この方は犬を使っていない。山でイノシシの気配はあるが見たことは無いので、どんな風にするのか聞いたら、獣が出てくる午後二時過ぎくらいに静かに道で待っているそうです。すると出てくるとの事。また、ちゃんとした熊鈴を勧められたが、猟期には熊ばかりでなくハンターにも注意するために熊鈴は必要だなと感じた。なお、今年の長野県の狩猟期は調べたら11月15日〜2月15日でした。
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