烏帽子岳いろいろ


 ガイドブックなどには、地蔵峠からの道と、角間渓谷からの道がよく紹介されている。
 地蔵峠からの道は、標高差も少なく小さい子を連れたファミリー登山などにも出会う、やさしく爽やかなコースです。展望や高原の雰囲気もすばらしいです。
 また、上小地区の小学校などが、地蔵峠付近でキャンプをしたり、宿泊したりする時の登山コースとしてポピュラーなコースとなっています。
写真・上田市芳田地区からの烏帽子岳
 角間渓谷からの道は、角間温泉から登り出す道で、途中で、角間峠への道と分かれて西斜面を北へのびる尾根の急斜面をジグザグに登り、山頂の西側に出るもので、大人で3時間くらいかかる本格的な道です。
  烏帽子岳には、この他にもいくつか登山道があります。
 真田町本原小学校が遠足に使っている道であり、真田町赤井地区から右手の尾根(この尾根の南側採石場)に登り、雀石という場所に出て(雀石近くまでは東部町西入地区から林道でも行ける。)なだらかな西斜面の林の中を登る道があります。
 また、東部町の和小学校、祢津小学校が使っているらしい南西斜面を登って小烏帽子の南西側へ出るものもあります。
 この他登った事はありませんが、赤井から林道をずっと行くもの、奈良原からのものがあるようです。
 小烏帽子の尾根を西に下る道が地図にはあるが、廃道となっているようです?。また、上田市民の森公園からも、赤井からの道へ合流する登山道が最近復活されたようですが、登るには赤井からの方が楽です。
 これらの道は、急ではないが、地蔵峠からよりずっと、長い道です。
 烏帽子岳の西側には林道がかなり上まで走っていますが、東部町東入地区のダムの上にゲートがあり、車では入れません。
 それにしても、真田町本原小学校から、山頂までのコースは標高差1300m以上あり、それを日帰りで行うもので、しかも道はなだらかだが、そんなに人の歩かないやぶがかった道です。本原小学校に勤務した事はありませんが、よくがんばって登らせているなあと、感心します。伝統なんでしょうね。
 話はかわりますが、烏帽子岳の西中腹の1504m地点に大富士神社があります。中腹を走っている林道から、しばらく山道を登ると小さい神社があります。下の田沢地区で管理しているようでした。参拝記帳もあったので登った時、記帳してきた事があります。残雪の頃の気持ちよい展望の事が書いてあった文もあり、印象に残った場所の一つです。
 山頂付近、秋、くろまめのきの実が実ります。けっこうおいしいものです。
 (おもしろい?写真の紹介・・・「つがざくら」、頂上付近、6月につがざくらが咲きます。つゆの合間の青空とつがざくらが印象的です。 「ドロノキ植樹記念の杭」、ドロノキは、蘇民将来の原料の木です。上田国分寺八日堂縁日に配られるもので、行事が無形民俗文化財に指定されているものですが、ドロノキが不足しているのでしょうか、烏帽子山麓東部町の林道を通っていたら見つけました。写真の木の杭の頂上についてあるのが、蘇民将来です。 「熊だな」、ある秋雀石の上でみつけました。熊が木に登って手元の枝を引き寄せながら食べた跡です。栗の木でした。また、近くにあった、はしばみの若木も倒されていました
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 最近(2008、9,27)久しぶりに行ってみた雀石です。「雀石 標高1300何とかm 本原小」と書かれたプレートも相当字が薄くなって分からなくなっていました。