四阿山ツアー
4月11日、土曜日が休日となり、残雪もまだ多そうだと急遽話がきまり、千葉の弟と四阿山へツアーに行く事になった。真田町のドライブインで7:00頃会い出発。今回は菅平牧場の事務所の方から、四阿山の西に伸びている尾根を登ることにした。
事務所の駐車場へ車を止める。少し風があり、寒い。少し下って、大明神沢をわたり、斜面を登っていく。雪がかなり残り、しかも固まっていて登りやすかった。
以前兄弟3人できた時に引き返した(天気も悪く)1900mの所をすぎ、雪原状の所となる。地面の出ている所で少し休み、話をする。
また、登り出すが、だんだん疲れてきた。。四阿高原の方の道からみると、恐竜の背状の場所2106m地点はその先であった。
その先は針葉樹が雪の間に生えヨーロッパ的な所であった。(行った事ないので想像の)
弟が先に進むが、黒いうさぎかたぬきのような影が前方をサーっと下へ逃げていくのが見えた。2106m先の鞍部で休む。
ここから見る上部も爆裂火口なのだろうか、すさまじく感じられた。火口壁の中にかもしかが歩いていた。鞍部には、菅平中学の道標がたっていた。
そこからは、針葉樹にじゃまされ疲れが出て、つらかった。私は台上まで行けばいいか、と考えていたが、弟につられて台上に着き、頂上に近づいてきた。
(写真・四阿高原の方から、2106m地点を見る。撮影日は別の日)
天気もよくなり、11:30頃頂上へ着く。すでに3,4人の人がいた。
頂上は雪の量が多く、慣れない私は滑りおちそうで怖かった。お茶をわかし昼を食べて12:00過ぎに準備をして出発した。雪質が締まっている上少し表面がとけだしていてすべりやすかった。そのため曲がる時の苦労はなかった。
台上を快適に過ぎ、樹林帯も止まったりしながら弟の後をついて、注意深くすべって先ほどの鞍部まで来る。(写真・四阿山台上、撮影日は別の日のもの、2月末)
恐竜の背状の尾根の半分から下は雪がついていてしかも積雪も少ないので、斜滑降でトラバースした。 またかもしかを間近で見る。
1900m手前の雪原状の所まできて、そこで休む。
止まりながらゆっくりきたのだが、ここまで30分くらいで来てしまっただろうか、今までこちらから登った事がなかったので、尾根のつながり具合がよく分かった。下になると、木の密度がこくなったが、雪の状態はまだよく、締まっていて、表面はやわらかであり、私でも木をよけて、気分よくすべれた。
2:00過ぎには車の所へついた。滑る楽しさと風景と、両方に満足のいく山登りであり、気分転換にもなった。二人で、菅平の食堂でクリームソーダを飲み、真田で別れた。(1994年4月11日)
その日の写真 (そろそろ頂上。頂上。同。尾根をトラバースして下る。)