ショウサイフグ タックルと釣り方 大原港 | ||||||||||||||
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外房大原港のショウサイフグ釣りは、手軽に船釣りが楽しめます。 初心者でもある程度は釣果が期待できる釣りですが、数を釣ろうとすると工夫が必要であり、手軽さの反面奥が深い釣りと言えます。 仕掛けの投入後もシャクリを入れるので、初心者でも飽きることなく楽しめます。 更に釣りの楽しさに加えて食べる楽しみも大きいのがフグ釣りの魅力です。帰宅後、風呂上がりのビールとフグ刺し、フグ鍋は最高です! 唐揚げ!雑炊もメチャクチャ美味しいです! ●タックル 1)釣り竿 釣り竿は、先調子で錘負荷30号のカットウフグ竿を使います。市販品は数千円から数万円と色々ありますが高価な竿が良いとは限りません。 管理人はバーゲンで購入した7000円の竿が気に入ってます。 船底縁への擦れ、船揺れの吸収、同船者とのお祭り等を考えると長さは160cm程度の軽いものが良いでしょう。 竿先の硬軟や感度について、ある程度分かるまでは入門用として安価な竿がお奨めです。 初挑戦は使い易いとは言えませんが船宿の貸竿で試してみるのも良いかと思います。 カットウフグ竿は穂先が軟らかく折れやすいので丁寧に扱いましょう。特に道糸が絡んだままリールを巻くと簡単に穂先が折れるので注意しましょう。 参考までに管理人が使用している竿は・・・ シマノ 丹精 手作り カットウフグ 160 (一番のお気に入り、バーゲンで格安でした。セール中の釣具店へ行きましょう) ダイワ リーディングXL カットウ 145 ガマカツ がま船 カットウスペシャル 180
2)リール リールは、小型両軸リールを使用します。ラインキャパはPE2号を100m以上巻けるものであれば十分使用可能です。 手返しの速さや深いポイントでは電動リールは強味です。ただし、半日もシャクルのでなるべく軽いものがお奨めです。 海底の砂地を狙うため、カウンターは必要ありませんが、自分のリールがハンドル一回転で何センチメートル巻き上げるかは把握しましょう。 利き腕が右の人(竿を右手で持つ)は、左ハンドルのリールをお奨めします。 参考までに管理人が使用しているリールは・・・ ダイワ スマック 100R シマノ クイックファイヤー小船 401XT シマノ タナトリ 小船 GT1000
3)ライン ラインは、フグの当たりが微小なことから、なるべく潮流の影響を受け難い細いラインが良いでしょう。 しかし、細すぎると根掛かりで簡単にラインブレイクしてしまい仕掛けをロストするのでPE1号〜PE2号がお奨めです。 4)仕掛け 仕掛けは、船宿のオリジナル仕掛けや市販品を使用します。 通常の仕掛けは、錘25号又は30号に餌針が付き、カットウ針が1本又は2本付いたものが500円程度でしょう。 25号の錘の方が当りは分かりやすいですが、潮が速い場合は30号が良いでしょう。 初心者には取り扱いを考えてカットウ針1本の仕掛けをお奨めします。針が1本でも2本でも釣果にはそれ程の差はでません。 根の中を釣る場合もカットウ針1本の方が根掛かりを少なくできます。 程度慣れてきたら自分に合う仕掛けを考えて作っていくのも楽しみでしょう。ロストを考えると一回の釣行で3個は用意した方が良いでしょう。 枝針を付けている釣師を見掛けますが、混雑時や潮流の早い時はお祭りの原因になるので初心者にはお奨めできません。 仕掛けはシンプルなものをお奨めします。
5)その他 必要なものは・・・ 救命胴衣・・・・・使用することは無いとは思いますが、万が一の時は生存する可能性が大きいです。 帽子・・・・・・・・・仕掛けが外れて飛んできた場合等、頭部保護も考慮してキャップタイプの帽子がお奨めです。 サングラス・・・・海は紫外線が多いので紫外線カット機能があるサングラスが良いと思います。 ナイフ・・・・・・・・ラインのカット、がっちりハリ掛かりしたフグを外す時等使用範囲は広いです。 プライヤー・・・・曲がった仕掛けの直し等、あると便利です。 クーラー・・・・・・言うまでも無いですが、美味しいフグを持ち帰るために必要です。 手拭タオル・・・餌のアオヤギはチョッと臭いがあるので、何本か用意すると便利です。 解禁の10月はまだ寒くないですが12月に入り朝の最低気温が0度近くまで下がって来ると寒くて釣りに集中できなくなります。防寒対策をしっかりやりましょう。 ●釣行 1)船宿へ予約 ショウサイフグ釣りは、シーズンを通して安定した釣果を期待できますが、まれに時化や底荒れ、急激な潮の変化によって喰い渋ることもあります。 釣行計画は船宿HPの釣果状況と週間天気予報により決めると良いでしょう。 予約は前日でも可能だと思いますが休日の予約は2日〜3日前が確実です。解禁日は半月も前から満員になります。 2)準備 前夜の6時頃に天気予報のチェックをしましょう。荒れ模様なら船宿へ連絡して出船の確認をしてもよいでしょう。 竿にリールをセットして、ガイドに糸を通してスナップスイベルを付けておくとよいでしょう。 ライントラブルを防止するために、リールのブレーキ調整をしましょう。 ドラグの滑り具合をチェックしましょう。大物が掛かった場合を想定してドラグの緩め方の練習もしましょう。 ドラグはラインを引っ掛けて竿先を破損する場合があるので緩めておきます。 船に弱い方は酔い止め薬をお忘れなく。 持ち物をチェックして出発前夜に車に積んでおくとギリギリまで寝られますね。 3)乗船 当日は、出船時間の30分前には乗船できるように余裕をもって出か掛けましょう。 駐車場は乗船する船の港内です。大原港は無料で駐車できます。 港は暗いので足元に注意しましょう。 乗船時に乗船料を支払い、餌さを2パック購入します。 4)釣り座 釣り座は先着順です。早く来てクーラー等の目印を置いてから車で仮眠している釣師もいますので目印の場所は確保されています。 船は基本的に風上に舳先を向けて潮の流れに乗って流れて行きますから、最初にポイントを通過する釣り座が良いとされています。 厳冬期は右舷側から朝日が当たりますから、寒さに弱い方は右舷がお奨めです。 初心者はなるべく船長の近くが良いでしょう。釣り座が決まったらタックルを準備して餌さを付けるだけにします。 ドラグを調整します。通常はいっぱいに絞めて良いと思います。 釣ったフグを入れるバケツを確保して近くにあるホースを入れます。 船は暗い内に出船して30分程度で釣り場へ到着します。 5)餌さの付け方 フグ釣りの餌さは貝のアオヤギを使用します。 フグ釣りで言う貝の身は硬い筋肉質部分(ベロ)と軟らかい腸(ワタ)と言われる部分に分けられ、フグはワタの部分を好んで食べます。 フグは鋭い歯で餌さをカットして食べるため、慣れないと軟らかい部分で当りを捉えることは難しく、管理人は状況によって餌の付け方を変えています。 ☆活性の高い状況では・・・ フグの当りを確実に取るために、一つの貝の身を二ヶ所餌さ針に掛けます。 極力ベロの硬い部分で軟らかいワタの部分を隠すように餌さ針に付けます。 なるべくワタの部分を隠すようにしっかり餌さ針に付けることで、フグは硬いベロ部分にも噛みつくことになり、当たりが明確になります。 付ける餌は5〜8個程度です。 ☆活性の低い状況では・・・ 硬いベロの部分を一ヶ所餌さ針に掛けます。 ワタの部分をヒラヒラ漂わせて活性の低いフグに誘いをかけますが、当然当りは取り難くなります。 活性の高い時も同様ですが、ワタを取られてベロだけではフグはよって来ませんので時々餌さをチェックします。 ベロの部分だけになった餌は捨てます。ワタが無い時は餌さを全て付け直します。 6)釣り方 ショウサイフグ釣りは餌さに寄って来たフグをカットウ針で引っ掛ける簡単な釣りですが、釣果を増やすには工夫が必要であり、腕の差が釣果に大きく影響します。 ショウサイフグは海底の砂地に生息しているのでタナはベタ底ですが活性の高い状況では海底から数メートル上がって来ることもあります。 a) 仕掛けの投入 仕掛けの投入は自分の前方3m〜5mへ投入します。 仕掛けを投入したら着底させ、糸ふけを取り、たまに海底を叩く程度のタナを取ります。 船の揺れを吸収する様に竿先を動かし、仕掛けを安定させ当りを待ちます。 b) 誘い、当り 当りはロッドを持つ手に明確に感じるものは少なく、殆んどがコツコツ、モゾモゾと言う様な微細なものです。 また、竿先の微妙な変化で当りを読みます。 初心者は当りを待ち続けるよりも15秒から30秒間隔で空合わせを入れた方が良いでしょう。 当りの出方は潮流や船の流し方でも違ってきます。ラインがピンと張った状態が一番当たりが取りやすいのは言うまでもありません。 場合によっては、時々ゆっくりと竿を上下させるのも有効です。 活性の高い状況は、フグが盛んに餌さを捕食しますので積極的に当りを取っていきます。 活性の低い状況では、フグが砂に潜ったり広範囲に散らばった状態になっていると思われます。 この場合は、ある程度仕掛けをキャストして海底を引きずりながら広範囲に居るフグを掛けていきます。 c) 合わせ 空合わせはシャクリ幅30cm程度で、引っ掛ける感覚でシャクリ上げます。 シャクリは鋭く合わせを入れる方法と、すぅーっと竿を立てる感じの方法があり、やり易い方法を状況によって使い分けます。 空合わせはシャクリ上げた後一度ポーズを入れる感じで、ラインにフケを出さないよう仕掛けをゆっくり下ろします。 頻繁に大きな空合わせを入れると、餌に寄ってくるフグを驚かせて散らすことになるので注意が必要です。 合わせを入れた時にゴッ!とフグに掛かった感じがあったならそのまま巻き上げます。 掛かっても喰い上げている場合はフグの重みを感じない場合があります。 少しでも掛かった感触があったなら10m程度は巻き上げて様子をみて下さい。 d) 巻き上げ フグを掛けたら引きを楽しみながら、速からず遅からず適当な速度で巻き上げます。 大物が掛かった場合は、魚が強く引いた時は巻かずに、魚が引かない時にドンドン巻き上げます。 更に大物の場合は、ドラグを多少緩めることも必要です。 カットウ針は返しが無いので水面付近で緩めることなく一気に船上へ揚げて下さい。 e) 取り込み 通常のサイズであれば、巻き上げ後にそのまま竿を立て取り込みます。 大物の感触があった場合は水面まで浮かせてしまうと、針から外れることが多いので船長に網を用意してもらいましょう。 大物の場合は、慌てずに、竿を立て過ぎない様に身体をかわして取り込みます。船長に指示してもらうのが良いでしょう。 f) トラブル トラブルでは、お祭りが多いので、初心者はなるべくシンプルな仕掛けをお奨めします。 お祭りは基本的に仕掛けを巻き上げた方がお祭りを解きます。 巻き上げて、他の釣師の仕掛けが付いて来た場合は左右を見て祭っている釣師を確認します。 祭った相手が、反対側の舷であれば、「まつってるよぉ〜」 と大声で知らせます。 祭っている相手を確認しないでお祭りを解くのは危険です。 船長が常に回りを気にしていますから、大方は船長が両舷へ指示を出しますから、それに従います。 初心者の単独釣行、経験者の居ないグループは、船長から見易い釣り座(右舷操舵室ドアから前方)が良いでしょう。 g) その他 通常は釣り場の海底は根の無い砂地ですが、状況により根のある場所で釣る場合があります。 その場合は根掛かりすることもありますから、根掛かりと思った時は竿先を折らないように何度か軽く煽ってみます。 外れない場合は仕掛けのロスト覚悟で、竿を逆さに立てて、リールのドラムを指で押さえてロックして引き上げます。 仕掛けのロストを免れても、カットウ針が折れたり外側へ曲がっていることもあるので、必ず仕掛けをチェックして下さい。 根がある場所を流す場合は船長から根がある旨の指示があるので、なるべく底取りの回数を減らした方が良いでしょう。 また、根がある場所ではカットウ針1個のシンプルな仕掛けが根掛かりしません。 7)釣ったら 釣れたフグは針に注意して外しバケツに入れます。餌のチェックをして手返し良く仕掛けを再投入して下さい。 フグでバケツの底が見えないくらいになれば上出来です。 8)帰港後は・・・ 帰港したらバケツの海水を捨てフグだけにします。船宿のトラックに積み込み番号札を受け取ります。 自分の車に道具を片付けてから歩いて船宿へ行きます。 船宿では、フグ調理師の免許を持っている船長や女将がフグを処理しますので、暫くはサービスの蕎麦を食べて一休み。 処理後のフグを各自で綺麗に洗い、クーラーに入れて持ち帰ります。氷は船宿で用意しています。 これで貴方も立派なフグ釣師です。頑張って竿頭を目指しましょう! 9)その他 釣り場の水深は通常は20m前後ですが、状況により沖へ出た場合は40mを超えることもあります。 フグ釣りは外道として、ヒラメ、カレイ、ホウボウ、ウマヅラや稀に真鯛、青物、トラフグも掛かります。 グループでの釣りも楽しいですよ! 初心者は比較的海が静かな秋と春がお薦めです。 ある程度上達すると釣り座に寄って釣り易さ違う事に気が付きますが、釣り座は先着順ですから良い釣り座の確保は早く港へ行くしかないです。 ロッドキーパーは必要ありません。竿、リールがあれば楽しめます。 カメラや携帯の使用は潮を被らないように十分注意して下さい。 その他、分からない事は管理人まで問い合わせして頂いてもかまいません。 上記の釣行については、大原港でフグ釣り船を最初に始めた敷嶋丸のシステムです。 全て覚えなくても大丈夫ですよ(^^♪〜 初心者歓迎ですよ! ショウサイフグ釣行版はこちらへ |
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