2002.09.02 UP
2002.09.09 雀三郎の「三」について追加

神秘な数字「三」について

結び柏の紋について調べている内に、ほかにも会社や学校の紋章などに三角形のものが多いことに気がつき、「三」に何か意味があるのだろうかと思った。また「三」の付く言葉、三つ組になった言葉などを思いつくままにあげてみると、きりがないくらいにたくさんあることに気づいた。それは日本だけじゃないようなので、人間にとって「三」とは何なのか、とっても不思議に思った。思いついた言葉から数の概念を考えてみた。
【ご指導、ご協力感謝いたします。龍谷大学の中川さん。掲示板に書き込んでくださった方々。】

言葉の発生と数の概念の始まり
説明の図形化
説明の文章化
象徴される語句
一番始めは
自分以外は未知の世界
自分=ひとつ
一人称(私)/これ
一郎
目の前の物(人)を認識する
名前をつける/会話のはじまり

自分+あなた=ふたつ
二人称(あなた)/それ
二郎
その場にない物(人)を認識する
私+あなた+彼(あれ)
世界の広がり
三人称(彼)/あれ
三人寄れば文殊の知恵
三郎→雀三郎 
「三」というのは自分と相手以外の全てを指すということから 縁起がいいというか、スケールの大きさを表す数字であると考えます。
数のはじまり
自分と目の前の物(人)とその場にない物(人)を数えることにより、数の認識が始まる
石の上にも三年
三年寝太郎
三つ子の魂百まで
韋編三絶(いへんさんぜつ)
三顧の礼(さんこのれい)
世界が広がるとけんか・対立が起きる(利己的な争い)
仲裁役
バランスを取る為の存在
利益をめぐって、自分(善)vsあなた(悪)が敵対する時、これを収める第三者が必要になる
三役(会長、副会長、会計)
家や会社や学校の紋章の形(バランス)
仲裁役
バランスを取る為の存在
上記、人間同士で解決がつかない場合に法律で解決をする。
下記、更に第三者の存在を神格化した場合に宗教が始まる
宗教の始まり
バランスを取る為の存在
利害に関係ない第三者(神秘な存在)に仲裁を委ねる
仲裁役の神格化
三位一体(父と子と聖霊)=キリスト教の概念
上記とは関係なく・・・
人間が覚えやすい量
記憶しやすいように三つにまとめる言い方
衣食住/序破急/三部作/三種の神器/三原色/三題噺/三拍子/三途の川(火途(地獄道)・血途(畜生道)・刀途(餓鬼道)の総称)
モットー「清く、正しく、美しく」


【結び柏】〓紋とケルトと数学と