午前４時（日本時間５時）に始まった外の工事で目が覚めた。このホテルは外が大通りに面しているのだが、ラブホテルとは思えないくらい防音が悪い。これでは外の工事の音で午前中は多分寝られないだろう。台北サンルートホテル横の工事もそうであった。台湾の民族性なのか知らないが、朝の４時から重機を動かしたり電動ドライバーの音を出すのは控えていただきたいものである。
ただいまの時間、８時９分（日本時間９時９分）。先ほど、朝食が運ばれてきた。ホテルにチェックインしたとき、朝食時間を７時、８時、９時の３つから選ぶよういわれ、僕は８時を指定したのである。 
ペ「右側にあるのはスープなのかな？何か、暖かいものです。左はサンドイッチですね」
果たして、スープかと思われたものは豆乳だった。台湾にしては珍しく砂糖が入っていない。サンドイッチは野菜のとオムレツの具。オムレツにかかっているケチャップは甘いなぁ。おやつ程度の内容だったが、新潟のビジネスホテルのパン+ゆで卵+コーヒーの朝食サービスと比べると似たようなもので、値段相応なのだろう。 
部屋の窓から外の景色を撮影。
 
ホテルのチェックアウトは１０時と踏んでいるので、ホテル周辺を散歩してこようと思う。
隣の建物で飼われている犬も食事。
 
ビデオカメラで撮りつつホテルを出る。
迷子になると困るからホテルの周り１ブロックほど見るつもりで。
ホテルの裏側がこんな屋台街になっているとは知らなかった。
これは小さな夜市じゃないか。
 
スクーターが行き交う。
ペ「なんだか辺りの臭いが、排ガスとちょっとした食べ物の臭いでウェッときますな」
 
左右確認。もう少しまっすぐ歩いてみようか。
変わった車がある。
……よく見たら三菱だった。
見たことないぞ、３０００ＧＴと書いてある。
……エクリプスだった。
あの信号で左へ曲がって、
更に左へ曲がるとホテルに帰れるはずだ。
方位を測る。南へ向かっている。
ちょっと台北よりアバウトだが、
やはり風水思想に従って東西南北に合わせ街が作られているようだ。 
道路の真ん中で寝ている黒犬。弾かれるぞ。
檳榔（びんろう）屋発見。……街を歩いていても台中では変な看板を見かけないな。あっ、アーケードを歩いていて変な店発見。子供の遊具がいっぱいあるぞ。小児疾病って、アンタ。……これは病院前か。アーケード内に普通の商店のごとく小児科があった。
ビデオカメラの挙動がおかしいのに気づく。操作していないのに勝手にズームが望遠側に作動するのだ。やばい、列車で落としたからかな。テープがなくなりますマークが出た。２本目のテープに入れ替える。消防署前。 
消防車が歩道をふさいで駐車している。
どこ歩けばいいんだ。（笑）
 
消防車はいすゞやメルセデスと様々。
よくこんなギチギチに止めるな。
消防署前の建物。
「台中市東区台中国民小学」とある。
西へ向かっている。
夜きたら多分賑わっていたんだろうなぁ。惜しいことをした。
早くも汗ばんでくる。さすが台湾。午前中から暑い。
ふと、疑問に思う。この屋台が並んでいる通りは夜市用の歩行者天国なのではなく、一般道なんじゃないの？そこに屋台がはみ出しているものだから、狭くなって交通が危険になっているのでは。
一通り見たような感じである。服、食べ物、園芸の店ばかりでピンボールなどのゲーム系屋台は見かけなかった。また犬。台湾は、犬がいたるところで放し飼いにされている。 
方位測定。
いつの間にか南に向かって歩いていないか？不安になる。
道路標識を撮影して現在地を記録。
迷子札（ホテル備え付けの地図入り名刺のことです）を持ってこればよかった。
近くにいた老人にホテルへの道を尋ね、その方向へ歩く。
 
ビデオカメラをズームアップして、正しい道であることを確認。
こんなとき高倍率ズームがあると便利だな。
そういえば韓国でもこれに助けられたっけ。
……またビデオカメラの動作不良。だめだ、完全に故障してる。使用を断念。
以後、PowerShot
A80のみでがんばるしかあるまい。
ホテルに戻ると、ちょうどいい時間であった。迷子札によると非常に単純な行程で台中駅に行けることが判った。このホテルは立地がいいな。次に台中へ来ることがあれば定宿にしてもいいかもしれない。念のため、フロントで駅への略図を描いてもらい、チェックアウト。所要時間は１０分くらいだそうだ。
昨夜の７-１１の交差点を左へ折れ、鉄道の高架下を通過。どの街にもこういったところに落書きするのだな、と文字を見つめる。次の交差点で右折。後はまっすぐで台中駅。 
道路を挟んだ向こうの通りに「光華商場」を発見。
台中の電脳街だろうか？
１０時ではまだ開いてないだろうな。
到着。
朝の台中駅は昨日の印象と違って、さわやかだ。（笑）
昔風の建築で趣がある。
時間に余裕があるので、駅の周りを観察。
「科見美語」とあるのは語学教室の看板。
日本語を教えるようだ。
（あっ、上の写真を分析してたらこんな看板が。）
地球村も日本語教室。
台湾では、日本の英会話教室並の頻度で日本語教室を見かける。
台中→台北行き高速バス乗り場。
確か饅頭君はこれで台中オタクるるぶレポートしてたよね。
２３０元（約８７４円）なら、かなり安いと思う。
これで帰ってもいいかもしれない。
Ｙ瀬さんに提案してみよう。
ほほえましいカップル。
スクーターに乗ってヘルメットで「うんどう」を主張されても。（笑）
歩きなさい。
１０時３０分になった。タクシーを見るたびにチェックしてるが、Ｙ瀬さんの姿は見えない。飛行機の時刻にちょうどよいのがなかったのかもしれないな。そして１５分ほど経ってＹ瀬さんが現れた。合流が上手くいって一安心である。
早速第１目標の住所を見せ、タクシーで行動開始。台中にＭＲＴはない。 つづく。 | 
その２