
士林駅から劍潭駅へ歩く。
建物と建物の間から夜市の露店が見える。

ここが始まりの地点、飲食店が集合している建物。
露店以外にこういう建物が用意されているのが
士林夜市の特徴らしい。賑わっている。
Y瀬さんは陳さんのところでそうとう食事を振舞われたらしく、
あまり食べられないかも?と言っている。

入り口の1軒。
鶏の足の空揚げで有名なところらしい。
時折行列ができる、と思っていたら列が途切れているときが
商品が切れている時間だそうな。
まずトイレで小用。
この建物は公衆トイレつきなので安心して水分を摂れる。
気温も手伝って冷たいデザートを猛烈に食べたくなる。
Y瀬さんを誘ってカキ氷屋さんへ。
韓国のカキ氷「パッピンス」ほどいろんな具は使われていないものの、
フルーツのボリュームはこちらのほうが勝っていると思う。

フルーツとソースを選ぶシステム。
ここの店員さんは少し日本語が判る。
僕とY瀬さんはフルーツ3種類とココナツソースで80元(約272円)の
1番豪華なものを注文。
僕はイチゴが大好きなので3種類ともイチゴにしようとしたところ、
店員に変えるよう促される。
Y「イチゴは値段(単価)が高いからじゃねぇの?」
看板にオールイチゴの写真があるんだけどなー。 
作っているところを観察。

Y瀬さんの。
僕の。
でかい。(笑)
氷は非常に粒が細かく、雪のよう。
こんなカキ氷は初めてだ。
ココナツミルクが染み込んだ部分を勢いよくかき混ぜると、
ソフトクリームが作れる。
美味いっ!一生食べていたい。
大満足。
ただ、少し寒くなった。
次は暖かいものが食べたい。
炒飯が目に留まる。
そう、台湾に来て炒飯を食べない手はない。
で、早速注文。20元(約68円)。
Y瀬さんは見てるだけだ。(笑)

丼一杯くらいある。
味はまあまあ。
思ったよりカラッとしていない。

魚肉ソーセージを使っているようだ。

見学しつつ、水餃子を探す。

産卵?
ペ「これ何ですか?このカエルの(看板)。
何かいやな感じですね。
カエルの卵(売っている)みたいな感じじゃないですか」
Y「そんな物、あれですよ。日本でも売ってる…」
Y瀬さん、言葉が出てこない。

建物内に飲食店ぎっしり。
いろんな料理があるが、
寿司、鉄板焼きなど日本で普通にある店が
思ったより多く、そういうのは台湾に来た気がしないので避けた。
…のもつかの間、次の店に心動かされる。

ステーキ屋か?
親指を立てて「美味いよっ」とアピール。
200元(約680円)。重量級などと看板に書いてある。150元(約510円)というのもある。安い。どうしよう?
ペ「水餃子を食べる前に食べたら重くないですか?(水餃子屋が)あればの話ですけど」
Y「ほか見てからでいいじゃない」
ペ「最後に食べてから帰る、という手もありますね、ステーキ」

臭豆腐の匂いが近くにあると食欲がなくなります。
こんなにあちこちにあると大変。

ペ「あっ、これがミーフン(米粉)。横のは八宝菜みたいですね。あっ、餡かけになるのかな?」
入り口付近に移動。
もう1件ステーキ屋。もっと安い。130元(約442円)。
うーん、でも骨付きだと高いんだね。韓国系なのかな?
Y「そんなこたぁない」
ペ「でも骨付き、というところをことさら強調してますよ」
Y「Tボーンステーキじゃないか?」
僕は骨付きカルビかと思った。

こんなところに服屋があったら、
臭いが染み付いて堪らんやろぅ?(笑)
Y「だから言ったじゃない。なんでもありだって(笑)」
角を曲がると…。 
あっ、金魚すくい。

じゃない。ザリガニ釣りだ。
Y「海老だって」
ペ「だって手が主張してますよ」
Y瀬さんは海老、僕はザリガニだと言って譲らない。しばし応酬。

ステーキ屋の後ろを通過。
本格的ですね。ソースもかかってて。ステーキ決定だね。
絶対にステーキを食べないと帰れない。
周りが寂れてるが…。
Y「あった」
ペ「ありました?おー来ましたね、水餃子」
水餃子は10個で40元(約136円)。水餃子は発音的に「すいちゃお(「ず」がほとんど聞こえない)」が近いようだ。注文直後、店員による牛肉麺やビールはどうか?の押し売り攻勢来る。すこしずつ、いろんな味を楽しみたいので、断る。売り上げにつながらないかと思って、がんばったようだが、残念でした。(笑)
Y「(水餃子は)ゆでてあるだけなのよ」
ペ「僕はまた、タレが面白いのかと思ってました。うーん、テーブルに置いてある調味料からして、しょうゆ&酢、というパターンなのでしょうか?」 
思っていたのと違う形状で来た。
本当にゆでただけといった感じ。
まあ、普通の味ですね。にんにくがよく利いている。
2人で分けて食べたが、結構腹が膨れた。

食べながら周囲を観察。
向かいはイタリア料理屋だ。
Y瀬さんは手に入れ損ねた映画のビデオについて語る。

口をさっぱりさせるため、ジュースを買う。同じような店が2件並んでるので、女性店員のほうを選び、レモンジュースを注文。しかし僕の注文が今ひとつ伝わらず。お客さんの1人が助け舟を出してくれるがまだ上手く伝わらなくて、僕が指差したところ…。 
看板のメニューを見て、

別の商品だと勘違いしていたのが判った瞬間。

ウケるお姉さん。
うーん、楽しい。(笑)
レモンジュースの「レモン」の発音が変だったようだ。
Y瀬さんは飲まないのかとたずねたら、量が多すぎるので、別のところで買うという。
熱気と食べ物の匂いに負け、1度外へ。
ペ「うわー、アマーイ!さっぱりしてないっ」
ジュースの砂糖を減らして欲しい。

カエルの看板はタピオカジュースだったことが判明。
確かにカエルの卵に似ているが…。(汗)
どこもジュースは700ccで30元(約102円)みたいだ。
Y瀬さんはこの店で500ccの小杯を入手することに成功する。

お腹を休ませるため、露店見学に建物を後にする。
多少運動してお腹のこなれを待ち、
それから次の食に挑むつもりだ。


小雨はすでに止んでいた。
とうもろこし屋台発見。僕はとうもろこし大好きなので心が揺れるが…。
ペ「ここのはしょうゆで焼いていないのでは…?」

だめだ。

露天が集まる通りは、
とてもビデオ撮影しながら進める密度ではない。
撮影を一時中断。
人の流れに押されるまま進む、という感じになる。
立ち止まってゆっくり見学できない。
地元の祭りの全盛期がこんな感じだったな、と懐かしくなった。
財布が並んでいる店で衝動買い。
ブランド物だが、199元(約676.6円)均一と安い。
絶対コピー品だ。(笑)
ちょうど日本の財布が傷んでいるので「ポロ」を購入。
Y瀬さんがあれあれ、というので見たところ、
「新宿東駅」発見。
僕の地元にも新宿を気取っている場所があるが、
台湾にもあったとは。
「駅」とあっても本当の駅ではない。
DVDやVCD、CDを売ってる店なのだ。
看板に近づいて爆笑。腹が痛い。
午前1時(日本時間午前2時)。
一通り周り、ステーキ分お腹のスペースが空いたようなので、戻る。
1番豪華そうな「重量級」と戦うことにする。
200元(約680円)はやはり安い。
Y瀬さんは「(量が多くて)食べれんのかな?」と心配してる。

塩、胡椒で味付けしてる。 
Y瀬さんによると、台湾でステーキといえば
焼き方を選ぶ概念がないらしい。
なのですべてウェルダンで出てくるのだ。
生肉、あるいはそれに準じるものが苦手な僕はむしろうれしい。

メニュー。「牛排」ってどこの部位だ?

来たーっ!
でかいっ。
予想をはるかに超えている。
構造を見ると、下から
スパゲティ1人前→目玉焼き卵1個分→牛肉およそ150g→ミートソースである。
味であるが、多分いい肉は使っていない。
肉汁などまったく出てこず、ソースの味で食べさせる感じ。
この辺は価格相応というところか。
ただ、ボリュームは満点だから、ガツガツ食べる人には最適だと思う。
ミートソースはやや甘口で、肉にはちょっと合っていない感じ。
これだったらシンプルな塩胡椒だけのほうがよかったかも?
ぬうっ。そろそろ限界だ。お腹が苦しい。
Y瀬さんは僕ほど食べていないので、完食している。
もう、ダメだ。
重量級に敗北。
くっ、こんなこともあろうかと。
店員に用意してきた紙を見せる。
「もうお腹いっぱいです。持ち帰るので箱に詰めてください(北京語)」
店員、爆笑。
「そうかそうか、用意のいい日本人だ」
てな感じで快く箱に詰めてくれた。
明日の朝食にしようと思う。 |