<ほぼ完全のアフレコ3>

画面には、時計を気にしながら考え事をしている男。
男「遅いなぁ」

僕は内容を把握するまで10秒ほど沈黙。

男「おーい、こっちだよぅ」
男「おーい、こっちだよぅ」
女の子登場。待ち合わせをしていたのか。
むらさきさんは「はぁ」と溜め息をつくと移動。飽きた?
男「まぁ、座れよ」

女「何か用なの?」

女「何か用なの?」

男「実は折り入って話があるんだ」


む「まだそこまで言ってないって」
アフレコに突っ込みが入る。

メニューを見る2人。
ピザ、と言うのが聞き取れた。
女「ピザお願い」
男「僕も同じでいいよ」ステーキ、と言う単語が聞こえる。
む「ステーキ」

男「ステーキもあるの?」
女「じゃ、それもお願いしまーす」
む「てんこ盛でね」
僕、爆笑。

む「ね、いつまでこんな暇なこと
(「勝手にアフレコ」のことです。)やってんの?」
ペ「え!?(笑)いやー、8時半までかな?」
今、8時24分。
む「それ一体…」

男だけがカメラ目線。
ペ「あっ、ちょっとカメラ意識しましたね、この男。(笑)」
むらさきさんにかまわず、アフレコを続ける。

画面は変わり、テーブルの上にはピザ(女)とステーキ(男)が。和やかに食べ始める。

和やかに食事。
女「で、結局、何の用で私を呼んだの?」
男「うーん、実はこの間もらった離婚届だけど」
女「あなたが子供の養育費を払えないから!あたしが苦労しているんじゃないっ」

男「…勘弁してくれよ」
むらさきさん笑い出す。
男「実はこのステーキのお金も払えないんだよ」
むらさきさん爆笑。

む「ぜんぜんそーゆー雰囲気と、違うやろ!(爆)」突っ込み。
僕もつられて笑い出す。

む「どーしてそんな、人の不幸を喜ぶようなことを。(笑)」
男「これも全部、韓国の不況が悪いんだよ!」

ペ「(笑)でも、昨日歩いた感じでは、全く、治安が悪そうには感じなかったんですが」
急に「素」に戻る。
む「(やる気のなさそうな声で)そーねー」

ペ「(笑)それは我々の気のせいでしょうか?」
む「我々のガラが悪かったのか?」
ペ「(笑)はー、でもなぁ、明らかに日本人に見えたと思うけどなぁ」

む「そう」

ぺ「ポン引きには4人くらいに声かけられましたぁ」

む「そう。…(笑)変なおっ母ちゃんにも声かけられたし」
僕は、昨晩を思い出して笑い出す。
ペ「あれ?むらさきさんがあの〜、あのー、あっ、あたしの好みだわっ!ていうがで声かけられたのでは」
むらさきさん、苦笑。
む「…やめて。…向こうだってそれっくらい、わきまえとるちゃ」
ぺ「へぇ〜」
画面は別の場所へ。

母「あなた、どうするの?」
母「あなた、どうするの?私、パートの勤め先も首になっちゃって。…くくくっ」
自分で笑いがこらえられなくなる。

黙々と食事を口に運ぶ父親。
父「そんなこと言うなよ」
父「そんなこと言うなよ」

若き日の安達夕実の様。
娘「私、学校どうしたらいいの?」
また場面が変わる。


ウェートレスが客の前にカップを運ぶ。

男「まぁ姉ちゃん、座っていけよ」
男「まぁ姉ちゃん、座っていけよ」
なぜか横に座る。知り合いか?
ペ「(絞り出すような声で)うわー、いいなー。いいなぁー。あの足が。くぁー、組むなぁー」

力説。
男は何やらウェートレスに力説。

ペ「なんとなく、マックス渡辺に似ているような気がする」
ペ「なんとなく、マックス渡辺に似ているような気がする」
むらさきさん、噴出す。

ぺ「マックス渡辺、絶対韓国顔だわ」

左の握りこぶしに力がこもる。
男改めマ「まぁ、ちょっと考えてみてくれよ。エポパテって、体に悪いんだよ!君もだからポリパテを使えよ」


聞き耳を立てる男。

ピピピピピピ。むらさきさんの携帯電話に仕掛けておいたアラームが鳴り出す。
ペ「あっ、8時半になったようですね」

ウェートレスは席を離れる。
後ろの席の男、唖然。
ウ「ポリパテ1丁ーっ!
 
場面変わって、家族団らんの食事のシーン。
食卓には父親、息子兄弟。それにしても食べてばかりいるドラマだ。
画面左から弟、父親、兄。
兄「やっぱりポリパテは、ワークのモリモリだよな」
父「うーん、いや田宮のもいいゼ。


む「いやー、やっぱりワークでしょう」
と、自分の意見。
 
食卓に母親登場。
む「(甲高い声で)そんなのワークに決まってるじゃ無いの、あなた」
むらさきさんは急にアフレコ。
すると母親に対し弟が口を開く。


弟「だめだよ!この間、硬化剤が足りなくて固まらなかったんだぁ」
むらさきさん、笑いがひぃひぃ、という声に変わっている。

情けないっ!といった表情。
母「あなたがちゃんと混ぜないからじゃないっ!」

僕のせいじゃない!という表情。
弟「いや、でもあいつのミニ四駆には勝ったよ!」
母「もう、この子ったらへ理屈ばっかり」
弟は慌ててスープを飲み干すと、立ち上がって食卓を後に。

足早に奥の部屋へ。

母「あなたも何か言ってやってよ」


兄「いやー、子供の内からポリパテとは感心だなぁ」
兄のフォロー。
むらさきさんはぶつぶつと何かつぶやいている。アフレコ?

父親、首を左右に振る。
父「エポパテは体に悪いからなぁ」
兄「ちゃんと手を洗えば、大丈夫だよ」

場面は変わって喫茶店(?)。
カウンターの女性、入り口のドアが開くのに気付く。
女「いらっしゃい」

入ってきたのは、さっき別の喫茶店でマックス渡辺の後ろの席にいた男だ。
女性は、心配そうな顔で男に声をかけると、カウンターから出てくる。

大丈夫?
手を差し伸べるが、男はそれを払いのける。

あっ!?
男「触るな!俺の手にはエポパテが。


女「エポパテがついてるの?」
むらさきさん、突然ウァッ、ハハハハハッ、と笑い出す。

画面では男が険しい顔で話している。


女「手ぇ、洗った方がいいわよ。

あっあっあっあっあっあっ、とむらさきさんは水戸黄門の様に(いわゆる「引き笑い」状態です。)なってしまう。


男「俺は…

ばさぁっ!!!
”盛り派”なんだよぉっ!

新聞を叩き付ける男。逆切れ。

ツボにはまったのか、むらさきさんは轢き付けを起こしたかのように笑い続けている。大丈夫か?
む「(爆)ぶっ、笑わぁっすなっ!!!…」
やっと息が出来た、と言う感じ。涙目だ。
む「(笑)ね、もうちょっと面白いこと言ってよ。ここらで瞬間接着剤とか」

ペ「ああー、おっかしい。(笑)」







酔っ払ってません。

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