<ほぼ完全の酒宴>

 話題になったのは、
●今回の旅行費の話題になり、ホテルの料金はもっと安くできると言うこと。だが飛行機代の話をすると、Pさんは「安くなったねー」と驚いていた。ロイヤルホテルはPさんの店が近いので、頼めばより安くなるらしい。また、「もっと時間があったら私の家で鍋、出来たのに」とも言っていた。外で食べるのもいいが、そう言う家庭料理も面白そうである。
●車の話になり、Pさんは17年前に車を運転していて事故に遭い、整形した事があること。それで今は車を持っていないらしい。
●PさんがN西君の「家」がお寿司屋さんだと勘違いして、遊びに行ったらご馳走して欲しいと言ったこと。N西君が何度アルバイトだと否定しても判らなかったようだ。ここでN西君が寿司を握るテクニックについて語る。Pさん、I川君「落ち」を言って寿司の話題を終わらせようとするがN西君、それが判らなかったのかどんどん続けてしまう。妙な間。
ペ「N西君の寿司講座を終わります」僕の一言で終了。やたら皆で笑う。
●我々が出し合って渡した「お金」の話。そのお金の出所を言わなかったので、Pさんは全額I川君のお父さんが出したと思っている。
P「もっと、おとさん(お父さん)から、私の小遣いもっともらうのよ。そしたら私、あなた達にもっとサービスできる。(笑)あはは、おとさんの金(かね)がなくなるよ。(笑)」Pさんが「金」と言ったのをI川君が「髪」と勘違いして、N「それ、言うたらだめなんスよ!!(笑)」とお父さんの髪の毛の話に。他人事とは思えない。

 PさんがN西君に韓国の煙草を勧める。N西君が韓国ではないがアジアのタバコを吸った時の話。N西君が変になってきて面白い。酒でこうなったのか、(食事の)辛さでこうなったのか判らない。
ペ「助けてくれ〜」

●僕が1番「お兄さん」と言うことでPさんに「先輩」と呼ばれる。
●Pさんが見たI川君のお父さんの話。ケチなのだが、自分の趣味である「骨董品」についてはぱっと使う人で、かなり目が利くらしい。負けさせるのも上手で、特に出ていくフリをするのが見事だそうだ。
●Pさんの旅行の話。いろいろな国に行ったことがあり、1番好きな国はスペインで、特にマドリードの建物が印象に残ったそうだ。ここのケンタッキーフライドチキンで、写真のフィルムと25万円(約250万W!物価を考えるとすごい額だ)入ったバッグが盗難に遭ったらしい。2度と行きたくないと思っていたが、もう1度行きたい国でもあるという。日本は道を教えてくれたりで親切、でも駅の傍は危ないと言う話。どの国も駅の近くには悪い人が多いというのが旅行していて判ったそうだ。
N「タクシーに乗った時、おつり返してもらえなかったんですよ。2,700Wだったんですよ、3,000W渡したらおつり返してもらえなかったんです」まだ言ってる。Pさんが言うには日本にはチップの習慣はないが、韓国にはあるかららしい。と言うことは、以前ここのメイドさんにチップをあげなかったのは、とんでもなく失礼なことだったのだ。深く反省する。

 I川君、N西君はこんな美味しい酒は飲んだことがないといっている。I川君、こういう機会(韓国に来ること)は自分や僕(ペルシャたろー)ならまたあるだろうが、N西君は会社の都合でだめだろうと言ってる。それに対し、N西君は「有給を使えば何とかなる」(韓国その5の時はえらく苦労しましたな?笑)

●PさんによるとN西君は「お金持ちになれる顔」だそうだ。社長になったら、やとって欲しい。N西君の自分の家が厳しいと言う話。
●梨泰院の「軍屋」が負けてくれなかったのは、Pさんによると「自分の店の商品に自信がある」かららしい。N西君はあの「ハマった」ジャンパーを僕とI川君に踊らされて買ったと言ってる。I川君はもう1度軍屋に行きたいようだ。
●N西君が韓国に来た目的は、辛いものを食べて痩せるためだったと言っている。Pさんはそんなことで痩せるのだったら皆韓国に来てしまうと言い、個人的には男も女も痩せた人は好きじゃないと言っていた。Pさん、N西君を気に入った様だ。
●I川君はスポーンを見せて、こういった物がどこにいけばもっと売っているかPさんに聞く。知っているところは個人でやっているが、他のところにも卸しているところらしい。(問屋か?)自宅の近所なので、明日出かける前に電話番号を調べてくれるらしい。
手前でテリヤキになっている、N西君。
●N西君ベッドでぐったり。
ペ「おい、死んどんなよ。起きろ!寝たら死ぬぞ〜〜っ!!(笑)」まだうだうだしている。
ペ「お前、朝起す時、キムチ口の中に入れてやる」
N「あはは、それ、絶対飛び起きますよ。(笑)」

●Pさんの店をI川君は飲み屋だと思っていたが、「パーマ屋さん(美容院?)」であり、「お嫁さんが多く、これからシーズンになって忙しくなる」そうで、Pさんはそこのオーナーだったのだ。
●ネタに詰まったのと疑問に思っていたので、Pさんに統一教会の事を聞いてみる。今、日本で芸能人のことなどで話題になっているのだが、Pさんは快く思ってなく話題にして欲しくないようだった。
●初めの頃話した話題が繰り返される様になる。だいぶ酔いが廻ってきてるぅ〜。Pさん、I川君のスポーンを見ながら、さきほどの自宅近くの店の話をする。関心がなかった趣味で、珍しいらしい。僕はブラックホークの説明書を見せて、こんなのが欲しいと言うと、
P「私も、一人の飛行機が欲しい。(笑)」
I「自家用。(笑)」本当に模型店というものが、判っているのだろうか?

 N西君、ベッドにばっふんばっふん顔をうずめている。
N「ああー、もうだめだ。ねばーぎぶあっぷ…」
I「お前、それ、ギブアップしないって言う意味やじゃ。(笑)」
ペ「助けてくれ〜」

●またPさんのI川君のお父さんの話。(ヤバくてここには書けません。笑)I川君は「お父さん」に比べるとずいぶん柔らかい印象らしい。それを聞いてI川君のお父さんが(まだ会った事がなかったので)鬼瓦のような人ではないか、と怖くなる。
●すっかり横になってるN西君。
N「先、僕つぶれます。おやすみなさい」
ペ「朝起きたら、体重がすげー増えとったら、おかしくない?(笑)」全員爆笑。
N「2倍になった感じですよ。(笑)」
I「お前、夜起きとったら、その分減るぞ」
N「おっしゃーっ!」N西君、復活。
ペ「帰る時(税関で)、体重でキンコーンって」全員爆笑。
●N西君がI川君に酒勝負、敗北宣言。いや、アルコールよりも辛さに負けた、と妙な言い訳をしている。日本のビールと韓国のビールの話。
●PさんのI川君のお父さんの話。旅行社任せにすると決められたところばかり行くので、自分の好きな庶民の生活を見られるところに行けないから利用しないらしい。僕と同じである。親近感がわく。

 明日は午前9時に行動開始で、Pさんとロビーで待ち合わせになった。その1時間前に起きて食事など済ませなければ。N西君が明日起きられないという話をすると、3人で観光してくるからここで留守番していれば?と皆でいじめる。
ペ「あっ、お前独りで垢すり行っとるってのはどうだ。(笑)」
I「7キロ痩せましたっ!とかいって。(笑)」Y岸のことを言っているのだ。
ペ「俺達が帰ってきたとき、(すっかり痩せてしまって)判らんようになっとったら面白いぞ。(笑)」
ペI「お前だれよっ!?とか言って。(笑)」ハモる。
N「ああっ、いいっスね、それ。痩せたいっスよ、そこまで。(笑)」

●Pさんが明日行く焼肉屋の話をする。良い店なので少し高いらしい。また、ここには日本人が全く来ないらしい。僕が「先輩」なのでお金を2/3出す様にと言われる。ちょっとショック。
N「ペルシャさん、お願いします」
I「やった。やっぱ、さすがー。(笑)」
ペ「仕方ない」
I「あっ、あっ、ふて腐れとるーっ!(笑)」
●N西君がどんどん変になってくる。明日冷たくなっていたりして。(笑)
●Pさんに僕の「突っ込み」が面白いと誉められる。
I「ええ、そういう面白い人じゃないと、皆もついていきませんからね」どーゆーこっちゃ。
●「アイゴ」と言う韓国語をPさんが使ったので、意味を解説してくれる。困った時とか、ビックリした時に使うらしい。日本語にすると「あれ?」と言う言葉になるとか。
●Pさんが自分の夢について語る。お金も好きだけど、お金よりも綺麗な印象(性格からにじみ出る品?)で歳をとりたいといっていた。I川君、韓国の女性の化粧が濃いと言う話。美容院のオーナーであるPさんの眼から見ても、無理な化粧に見えるらしい。I川君がPさんに「どうやって親父と知り合ったか?」の質問をしたが、また自分の夢の話をし始める。(かなり仕上がってきてるのか?)商売で1番になることよりも、人間関係の方が大事でそれを1番にしたいといっていた。僕は自分の性格や生活のことと比べていた。本来であれば、僕はこういった人と同一のレベルで話せるような人間ではないと思う。人が好き?と聞かれてドキッとした。Pさんに対して劣等感を感じてきた。

 午前12時46分。I川君が自宅に国際電話をかける。非常識な時間だが、I川君の家ではまだまだ大丈夫らしい。N西君、だんだん狂ってくる。ビデオに向かって僕達の知らない友人の名前を次々と叫び始めた。
ペ「知らんわ、あんた。綾波ーとか。(笑)」綾波とは、「エヴァンゲリオン零号機操縦者、綾波レイ」のことである。
N「アスカーっ」同じく「エヴァンゲリオン弐号機操縦者、惣流・アスカ・ラングレー」のことである。もう、ええわ。
I「国際って”81”押さんならんがかな?」僕が国際電話のかけ方を教える。
I「…ああ、間違えました。すいません」どこにかけてんだか。フロントにかけたらしい。もう1度じっくり教える。

 その頃のN西君。
N「手品をしますっ、手品でぇすっ。♪何が出るかな?何が出るかな?…鳩ーっ!♪何が出るかな?何が出るかな?…キツネーっ!」
鳩。キツネ。だめだ、完全に狂ってる。
●Pさんが1万円が何Wになったかと聞いてきた。どうやら中国と同じように、韓国にも裏の両替商があるらしい。

 I川君の家になかなかつながらない。時間を確認して「今、話中はおかしい」とI川君は間違い電話かけているのではないか、と不安になる。I「国際電話って24時間じゃねーあんだ(ないんだ)と訳のわからないことをいい始める。N西君は「今からかけるよ、かーちゃん」と替わりに電話をかけようとするがつながらない。盛んに2人でかからないと悩む。Pさん、見るに見かねてかけてくれる。

 I川君、自宅にかけたあと彼女(当時。泣)に電話する。僕はこのときまでI川君に彼女が居るのを知らなかったので、驚いた。I川君の彼女は韓国からの電話だと言うのを信じていないようだ。お土産が何が良いか、と聞いている。何でもいいと言われたらしい。Pさんが突然受話器を取り上げ、I川君の彼女に韓国の恋人だと言い始める。I川君、あせる。電話を替わり、必死に説明していたので面白い。Pさん、電話代がかかるからと怒り始める。そしてなかなか電話を切ろうとしないI川君の足を煙草で…。
I「……熱っ!」爆笑。皆狂ってきた。
 N西君も国際電話。彼の場合は彼女ではなく、男の友人である。やはりお土産の話題になったのだが、何でもいいと言われているようだ。I川君が今になって電話代の心配を始める。

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