日本史を語る

2.縄文文化

 昔教科書で習った縄文時代というと、原野を駆けめぐり動物や木の実を採って暮らしていたというイメージがある。
 ところが最近の発掘成果をみていると、全く違う事に気が付く。
 交易が活発で、人の行き来も盛ん。既にヒエやアワの栽培も行われていたらしい。集落の人口も数百人規模であるという。
 経済が活発だと、余剰の生産物が生じる。そうなると、交易や収穫で持ち込まれた物産を蓄えていた可能性も高い。
 ある程度豊かな人もいるわけで、案外早くから権力が生まれ、原始国家の卵位誕生していたかも知れない。
1999年作

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