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犬の部 |
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ワクチン接種 |
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ワクチンは様々な感染症からワンちゃんを守ってくれます。犬の感染症には様々な種類があります。ウィルスや細菌が原因となり、発病すると死亡する危険性を持つものも含まれています。
ワンちゃんのワクチンには5種混合ワクチンと8種混合ワクチンの2種類があります。ワンちゃんの年齢や健康状態によって種類を決めています。 初めてのワクチンの場合、確実な免疫をつけるために4週間隔で2回あるいは3回の接種をする必要があります。(初回のワクチン時期によって回数が異なります。)それ以降は1年に1度の接種となります。
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ワクチンとは本来的に異種蛋白を注射することです。
ワクチンの投与によってワンちゃんの体内では抵抗性をつけるダイナミックな動きが始まります。
この動きはワンちゃんの身体にとって大変な負担となります。場合により副反応を誘発することがあります。
副反応で何が起きるか
@ 元気減退、食欲減退、下痢、嘔吐、軽い発熱、注射部位の痛み・しこり
A 過敏体質のワンちゃんでは注射後30分〜6時間の範囲で、アレルギー反応(顔面の腫れ、痒み、蕁麻 疹)又はアナフィラキシーショック(虚脱、貧血、血圧低下、呼吸困難、体温低下、よだれ、震え、痙攣、尿 失禁)などが起きることがあります。
副反応と思われる反応が起きた場合には直ちにご連絡ください。
早急な処置を必要とする場合があります。
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フィラリア予防 |
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フィラリアは(犬糸状虫)は蚊の吸血によって犬から犬へ伝播される寄生虫です。フィラリアの成虫は長さ30cmにもなる細長くて白い虫です。
2年間予防せずに放っておくとほとんどの犬が感染し、フィラリアの成虫が心臓付近や心臓内や肺動脈に寄生し、急性の症状を示し死亡するか、慢性経過をたどり様々な症状で苦しむことになります
フィラリアの予防を確実にするためには、フィラリアが成虫になるまでの経過を知った上で、予防薬の性質を理解して正しく予防することが大切です。
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予防薬はフィラリアを殺すいわば駆虫薬です。蚊から感染し、血管に入るまでの1〜3ヶ月間の子虫が薬のターゲットになるので、蚊の吸血時期によって予防期間が決定します。
A 飲み薬 スポット6月〜12月まで毎月一回投与します
この場合、安全のため予防を始める前には血液検査をします。
B 注射 一年に一回、皮膚に注射をします。
予防の方法
現在、フィラリア予防薬にはいくつかの種類があり、飼育状況によって予防法を選ぶことができます。
@ 錠剤 6月〜12月まで毎月一回飲ませる
A チュアブル 6月〜12月まで毎月一回食べさせる
B スポット 6月〜12月まで毎月一回皮膚に付ける
C 注射 一年に一回注射するだけです。
フィラリア予防薬は駆虫薬であるという性質上、もしもすでに感染している場合には著しい副作用を示すことがあります。予防を始める前には血液検査を受けて感染の有無を確認しましょう。
尚、5歳以上のワンちゃんには肝臓や腎臓などの機能を調べる血液検査がセットされた血液健康診断付きフィラリア検査をお勧めします。
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いい犬に育てる |
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健康診断と、混合ワクチンの接種をしましょう。
飼い始めたらまずは受診してください。
初回の来院の際には以下の項目で健康診断します。
・ 検便(ウンチを少量持参してください。)
・ 検温
・ 聴診
・ 皮膚検査
・ 歯科検査
・ 眼科検査
・ 耳科検査
健康状態に問題がなければ、ワクチンを接種します。(生後45日より接種できます)初年度のワクチンは、接種開始の日齢により、2回あるいは3回の接種をします。二年目以降は1年に1度の追加接種をします。
その他の予防
混合ワクチン接種の他に、狂犬病ワクチン・フィラリア予防・ノミ予防が必要です。
仔イヌは非常にデリケートで、伝染病にかかり罹りやすいものです。予防がすべて完了してから外出させましょう。それまでは室内で大事に飼ってください。 |
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イヌの社会は縦社会で、誰が一番偉いかが重要なのです。いいイヌに育てるには、まず、イヌの習性を理解しましょう。そして、それを上手に利用しましょう。
イヌを人間の子供のように擬人化して扱うケースでは最も失敗が多いです。正しくイヌと人間の関係を築いた上で可愛がりましょう!
飼主がボスになれ!
仔イヌには頼りになるボスが必要です。飼主さんがしっかりとしたボスになってあげましょう。
ボスがいないと…
飼主さんが頼りないと、仔イヌはとっても不安です。不安のあまり、攻撃的な性格になることがあります。
社会性をつけよう!(友達を作ろう)
生後3ヶ月〜6ヶ月の期間は仔イヌの社会性をつけるために重要です。人間に例えると幼稚園から小学校低学年までの時期にあたります。この時期に他の人や他のイヌに会わせましょう。
これを怠ると、家の中以外の環境に馴染めません。外出した際や、他のイヌに会った際に攻撃的になったり、精神的に落ち着かないイヌになります。
イヌだって人間と同じで学校が必要です。友達を作ったり、社会性を身に付けたり、ルールを覚えたり…。たくさん勉強させてあげましょうね。
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イヌには固形フードが一番です。
人間の食べ物はイヌには合いません!
イヌにはイヌの食事を用意してあげてください。
人間の食事はイヌにはショッパイですし、栄養のバランスをとるのが困難です。決して与えないでください。
(ショッパイ味はヤミツキなってしまいます。健康を考えて最初から与えない!!)
また、缶詰のドックフードは歯に悪く、栄養のバランスも適切ではありません。
仔イヌの食事は成長に見合ったものを選んでください。大型犬と小型犬では成長のスピードが違います。大型犬には大型犬用仔イヌフードを、小型犬には小型犬用仔イヌフードを選びましょう。
餌の値段は肉の値段です。
ちょっと値段の高いフード。これがイヌ用の普通のフードです。(大袋で1000円くらいのは総合栄養食とは言えません。)イヌは肉食に近い雑食の動物です。いい肉を使ったゴハンを選んであげてくださいね。
メーカーも重要です。独自の研究・検査設備を持ったメーカーのフードを選びましょう。
いい犬に育てましょう!
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猫の部 |
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ワクチンについて |
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ネコちゃん用のワクチンは3種類あります。
@5種混合ワクチン
ネコ汎白血球減少症
ネコカリシウィルス感染症
ネコ伝染性鼻気管炎
ネコウィルス性白血病ワクチン
クラミジア病
A3種混合ワクチン
ネコ汎白血球減少症
ネコカリシウィルス感染症
ネコ伝染性鼻気管炎
B白血病ワクチン
ネコウィルス性白血病ワクチン
上記以外の伝染病に関しては現在のところワクチンが開発されていません。有名な伝染病にネコエイズがありますが、これは飼いネコを外出させない方法で予防するしかありません。 当院では室内での飼育をしていただくようご指導しています。
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ワクチンは様々な感染症からネコちゃんを守ってくれます。
生後2ヶ月から接種を開始し、初年度は2回接種します。それ以降は1年に1度の追加接種となります。 |
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ワクチンとは本来的に異種蛋白を注射することです。
ワクチンの投与によってネコちゃんの体内では抵抗性をつけるダイナミックな動きが始まります。
この動きはネコちゃんの身体にとって大変な負担となります。場合により副反応を誘発することがあります。
副反応で何が起きるか
@ 元気減退、食欲減退、下痢、嘔吐、軽い発熱、注射部位の痛み・しこり
A 過敏体質のネコちゃんでは注射後30分〜6時間の範囲で、アレルギー反応(顔面の腫れ、痒み、蕁麻疹)又はアナフィラキシーショック(虚脱、貧血、血圧低下、呼吸困難、体温低下、よだれ、震え、痙攣、尿失禁)などが起きることがあります。
副反応と思われる反応が起きた場合には直ちにご連絡ください。
早急な処置を必要とする場合があります。
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犬猫共通の部 |
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避妊/去勢手術 |
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メスの動物の妊娠を避けるための手術です。
手術方法
・下腹部を切開して、卵巣と子宮を摘出します。
・麻酔時間はネコで約1時間、イヌではおよそ1時間〜2時間です。
・手術時間はネコで約30分、イヌではおよそ45分〜1時間30分です。
・術後2日間の入院が必要となります。
この手術には子供を生ませないためだけでなく、以下のようなメリットもあり、同時に手術に伴う危険性などのデメリットもあります。
避妊手術のメリット
@発情に伴う動物と飼主のストレスをなくします。(鳴声・落ち着きのなさ・犬の生理・ケンカ・発情時の食欲不振など)
A若い時期に行うことによって、性ホルモンが誘発する各種疾患を予防できると言われています。(卵巣の病気・子宮の病気・乳腺腫・糖尿病 など)
避妊手術のデメリット
@手術時に使用する麻酔薬の影響。(呼吸不全、心不全、ショック、肝臓・腎臓への負担など)
A処置に対する恐怖や手術後の痛みによるストレス。(感受性にかなりの個体差があります。)
B手術合併症の危険。(保有伝染病の発症、腹膜炎など)
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繁殖を避けるためにオスの動物に対して行う手術です。
手術方法
・ネコは陰嚢の中央、イヌは陰嚢の頭側部中央を切開し、左右の精巣を摘出します。
・麻酔時間は約30分です。
・手術時間はおよそ5〜10分です。
・術後3〜5時間病院にて安静にします。
この手術において、以下のメリットとデメリットがあります。
去勢手術のメリット
@ネコでは尿マーキングや発情期の放浪癖が減少します。(個体差があり、すべての子に有効ではありません。)
A発情に伴う動物と飼主のストレスをなくします。(鳴声・落ち着きのなさ・犬の生理・ケンカ・発情時の食欲不振 など)
B若い時期に行うことによって、性ホルモンが誘発する各種疾患を予防できると言われています。(精巣の病気・前立腺の病気・肛門周囲腺腫 など)
去勢手術のデメリット
@手術時に使用する麻酔薬の影響。(呼吸不全、心不全、ショック、肝臓・腎臓への負担など)
A処置に対する恐怖や手術後の痛みによるストレス。(感受性にかなりの個体差があります。)
B手術合併症の危険。(保有伝染病の発症、腹膜炎 など)
当院では生後6か月の若い時期に手術を行う事をお勧めしています。
※ ワクチン接種を事前にお済ませ下さい。
動物の健康状態や年齢により料金は異なります。
避妊手術には2泊3日の入院費が含まれています。
手術当日は必ず絶食・絶水のまま、午前中にお連れ下さい。
手術は予約制です。事前にご予約下さい。
術後の痛みが強く出る子には、鎮痛剤を処方する事があります。
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ノミ/ダニ予防 |
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動物の皮膚に寄生する昆虫類の外部寄生虫です。
代表的なものにネコノミやイヌノミなどがありあますが、現在見られるものはほとんどがネコノミです。ネコノミとはいってもネコにだけ寄生するわけではなく、イヌや人などあらゆる動物に寄生し、吸血します。 ノミには一定のライフサイクルがあり、動物に寄生するのは成虫で、10日間〜20日間。その他は卵、幼虫、さなぎといった形で2〜3週間を動物の近くの環境でひっそりと生活しています。(環境温度により変わります。)
ノミがひき起こす病気
・吸血による皮膚炎
・大量寄生では吸血による貧血
・吸血時に体内に入るノミの唾液によるアレルギー
・ノミは瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)を運んできます。
(瓜実条虫は消化管に寄生する体長1mにもなる寄生虫で、人間にも寄生することがあります。) |
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ノミ同様昆虫類の外部寄生虫です。
主に見られるものはマダニ類で、草むらなどで、動物が通るのを待って寄生し、皮膚より吸血します。
マダニは脱皮する度に吸血のために動物へ寄生します。幼ダニ/若ダニは3日〜5日間ほど吸血し、地上に落ちます。その後、脱皮をして成ダニになり、また寄生。1週間ほど吸血した後、交尾をして地上に落ちます。
ダニがひき起こす病気
・吸血による皮膚炎
・大量寄生では吸血による貧血
・吸血時に体内に入るダニの唾液によるアレルギー
ダニはバベシア症/ライム病/Q熱/ダニ媒介性脳炎などの病気を媒介します。中には人間に感染する病気もあります。 |
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・美味しいジャーキータイプの食べるノミ・ダニ予防薬が人気です。
・毎月食べるタイプと、3か月に1回だけ食べるタイプがあります。
・薬局などで売られている市販のノミ予防液やノミとりシャンプーなどは効果や持続性が限定的なようです。
動物病院では動物の生活環境に応じた安全・安心・確実なノミ・ダニ予防薬を処方しますので、ぜひご相談ください。
ノミ・ダニは年間を通して寄生します。特に3月〜10月の暖かい時期には大量寄生の心配があります。しっかりと予防をしておきましょう |
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