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行程 伏見稲荷→京阪出町柳→ノアノア(パスタ)→哲学の路→安楽寺→真如堂→金戒光明寺→京阪三条
同行 伊藤さん(昼から)
朝からどれくらいの雨が降るのかと心配であったが、実際にはそれほどでもなく、かえって休日としては人出もすくなめで、ゆったり散策できてよかった。今回は私の同窓生の伊藤町子さんが午後の部でおつきあいくださった。彼女とは今年2月14日にあった同期生会で38年ぶりにお会いして、メールでおつきあいが再開していた。稲荷では私ひとりであったが紅葉(こうよう)はすばらしく、今年は秋が長く冬まだきたらずという感想をもった。しかし稲荷にては結構雨がふっていて足下が気になりその美しい紅葉を顔をあげてゆっくりみながらあるけなかったのは残念であった。合流してからはノアノアで昼食のあとは人出のまばらな哲学のみちをゆっくり歩き松虫鈴虫姫の悲劇の安楽寺へ500円の拝観料にて入る。ここでは一定の時間ごとにお坊さんの解説がありなかなか好印象。その後の真如堂はもう最高にすばらしい色付きであった。
写真は真如堂
雨にぬれ 積もりし落ち葉に 足とられ 頭下向き もみじ見られず
そのままかな
行程 伏見稲荷→京阪三条→(市バス59系統)金閣寺→きぬかけの路(徒歩)→京都府立堂本印象美術館→市バス北野白梅町→(嵐電)→嵐山→阪急嵐山→十三
同行 小松原氏 窪野さん 浅成さん 日高さん
今回はまたまた金閣寺へいくことになった。理由は小松原氏がまだ一度もいったことがないので是非いきたいと言ったからである。ここはあいかわらず観光客でにぎわっているが、何回きてもそれなりにたのしめるのはまちがいないので、お勧めスポットにはかわりはない。その後は私の好きな「きぬかけの路」にみんなをつれていったが、あれだけ金閣寺に観光客がいたのにここはだれもあるいておらず、つれのみなさんもどこへいくんだと少し不安そうであったが、そうこう言っているあいだに私の目的の堂本印象美術館に到着。見ごたえのある作品にみなさん大感激の模様でここは二度目の私にとってもおつれしてよかったとかんじさせてくれた。中ではボランティアで監視員をされている私達と同年代の女性がいろいろお話をしてくださり、一緒に写真におさまってくださりもした。ここの3階にはサロンと称する休憩スポットがありそこでは5分ほどの印象のビデオがいつもながれており、印象がヨーロッパで買ってきたと言う高級応接椅子が贅沢にならべられてそこに自由にすわることができる。さらに窓からは比叡山から東山につながる洛北の風景がいちぼうでき、すばらしい印象の日本画と独自の美術感覚にあふれた作品にふれたあとほっとひといきつけるのはうれしい。印象は多くの動物を描いているが神仏や女性も描いている。作品からは彼の理想とする女性像がかいまみれるようにおもえる。みなさんも明治に生まれ大正、昭和と活躍し、83歳でなくなるまで生涯独身でとくに美しい作品を数多くのこされた堂本印象にふれにいかれることをおすすめします。入館料は500円で、4時半までにはいればみれます。なおゴールデンウィーク中はとなりにある印象の住居も拝観できます。
一心に 筆をはしらす 独り身の 内に秘めたる 美しきひと
行程 十三→阪急嵐山→嵐電嵐山→車折神社→嵐電御室→仁和寺→徒歩→等持院→六請神社→徒歩→嵐電北野白梅町→四条大宮→十三
同行 浅成さん
建国記念の日午後から急に京都へいくことになった。今回はいつもみんなで伏見稲荷へおつきあいくださる浅成さんが京都へいきたいとおっしゃり私がおつきあいするかたちであった。最初は長岡天満宮にいったら梅がもう咲いているのではないかとかんがえたが、急遽、六日まえに乗った嵐電沿線がよかったのでまたいくことになった。車折神社では以前妙心寺のそばのお好み焼き屋さんのおやじが「車折神社は伏見稲荷とセットでまいらねばならない」と言っていたので、神主さんにたずねてみると「こちらからは一切そういうことをいったことはないのであるが、一部のいわゆるおがみやさんがいっているらしいとのことであった。嵐電の一日フリー切符を買っていたので、上記のようにまた御室まで乗りその後四条大宮までのったがこれでは普通では運賃600えんですみ フリー切符650円でもとがとれなかった。しかしフリー切符を買うといくつかのサービスがついてきており車折神社ではただでおみくじがひけたのですこしはとくだったかともおもう。足利歴代将軍の菩提所 等持院は私は二度目であったが、衣笠山を借景につくられたはずの等持院が立命館大学の学舎で衣笠山がまったくみえなくなっているのははじめてきがついた。時代のながれでしかたないことであるがすこし残念であった。しかし、足利十五代にわたる将軍の木像はみごとであり、それぞれの将軍の特徴をよくあらわしているらしい。
ひかえめに 栄華を語る 木像に あわれさを増す 鉄の建物
行程 伏見稲荷→京阪三条 昼食チャイニーズレストラン「周荘」→誠心院→寅薬師→蛸薬師→京阪三条→淀屋橋
同行 なし
伏見稲荷のお参りは本来お一日(おついたち)に決まっていた。うちも数十年にわたってお一日参りをおこなってきたが近年、御一緒してくださるかたがたができて、そのみなさんのために休日にお参りすることがおおくなっていた。しかし今回は私の都合で本来のお一日参りにもどらせていただいた。同行の人がいないので朝もゆっくり出発し、稲荷の後も京都文化博物館でいま開催されている「古代エジプト展」だけいってみようとかんがえていた。しかしとりあえず京都文化博物館のある京都三条におりてみたが、以前からいってみたかった、通称寺巡拝の寅薬師と蛸薬師をさがしてみたくなった。ここをさがしてうろうろしていたら、途中、通りからすぐのところに歌人「和泉式部」の墓があるのに足をとめられ、そこが誠心院というお寺であることを知り境内を巡拝させていただいた。ここには新しくつくられた仏様が2体本堂の両脇に祀られており、昔の京都がわすれられるようなすごくにぎやかな若者に溢れる商店街にむかしながらのお寺が時代を残そうとがんばっているそう言う印象をもつ寺であった。それとは対照的に蛸薬師は今の若者にもうけいれられそうないろいろなお札やお守りをそろえて、にぎやかなまちなみに一生懸命ついていこうと努力しているようにかんじた。そうこうしておるうちに3時ごろになり当初の目的であった京都文化博物館はいってもゆっくりみれないとかんがえとりやめにした。一人旅は風のむくまま方向をかえられるので、ここがきらくである。

住職の 方向づけは ちがえども しぶとく残らん 京の寺でら
行程 伏見稲荷→JR稲荷駅→JR玉水→桜のトンネル→玉川沿い散策→井手町まちづくりセンター→地蔵禅院(しだれ桜)→玉津岡神社→小野小町塚→蛙塚→JR玉水→JR奈良→喫茶店→JR奈良→JR天王寺
同行 芝坂氏 井川君 浅成さん そして昼から合流の高橋さん
淀屋橋で芝坂氏と浅成さんと待ち合わせをし、井川君と伏見の駅にて合流。井川君は今回はじめての稲荷参加。井川氏と書かずに井川君と書いたのはなぜかというと彼は小学校、中学校、高等学校と同級生としてすごし、特に中学校前半までは最も仲のいい友人であったからである。小学校の校庭で暗くなるまでふたりで野球をしたのを昨日のことのようにおもいだす。高校では残念ながらというか、幸いというか、いっしょのクラスにならなかったので、それぞれのおつきあいがふえて、疎遠になっていた、去年の同期生会のあとまた、飲む機会があり今回の御参加となった。これからもときどきつきあうとのことであり、稲荷参りの仲間がふえるのはうれしい。昼の食事から合流くださった高橋さんは浅成さんの友人で、ちょうど2年まえの4月6日京で夕食だけごいっしょさせていただいたことがあった。今回はその高橋さんが4時前奈良市にてお知り合いと待ち合わせをしておられるということで、奈良に近い山城方面にきまった。ここ玉水はこれまた2年前の3月私ひとりで散策をおこなった場所であった。そのときこの写真の地蔵禅院だけは、時間がなくていけなかったところであったが、このたび特別天然記念物の「名勝しだれ桜」が咲いている季節にくることができてまことに幸いであった。まだ5分咲きていどで満開とまではいかなかったが、それでも十分に美しい姿を多くの観光客にみせていた。女性軍はここでおかえりになり、それからは男3人ですぐ上にまつられている玉津岡神社参拝ののち小野小町塚と蛙塚にいって記念撮影をおこなった。
としつきが すがたかたちを かえれども 変わらぬおもかげ そこここに見ゆ

行程 伏見稲荷→出町柳→賀茂川沿い散策→丸太町→地下鉄丸太町→地下鉄今出川(昼食すし政)→地下鉄北山→京都府立植物園→地下鉄京都→JR京都→JR大阪
同行 なし
稲荷をおりるまでは空はなんとかもち、賀茂川の河原でも傘をささねば歩けないほどはふっておらず、めんどくさがりの私は少しぬれながら歩いた。時間はもどるが、午前中の伏見稲荷ではうぐいすがみごとな声を披露してくれていた。先月や先々月にくらべて、上手にきこえ、うぐいすも時間が経つとだんだん上手になるとみえる。しかしうぐいすの声をうちけすよううなカラスの鳴き声がきこえ、せっかくの情緒だだいなしになった。同じ鳥でもなぜこうも人の気持ちをかえてしまうのであろうか。植物園は私が27才のとき妻と来た以来で、当時のことはまったくおぼえていない。入園料が200円とすごく安いわりには広くて、みるところがおおく時間潰しにはもってこいであろう。結婚まえのカップルがここにくると別れるというジンクスがあるようであるが、200円の入園料ではいり無料休憩所でやすむといった、けちなデートの段取りを親しくなる前に組んでしまうとそうなるでありましょう。
稲荷山にて1句 うぐいすも 上手になりぬ 五月(さつき)かな
植物園にて1首 五月雨の なかをふみゆく 北山に 国に冠たる 植物の園(その)
行程 伏見稲荷→京阪三条 中華料理『周荘』→市バス12系統二条城前→二条城→神泉苑→徒歩 京都文化博物館→先斗町 お好み焼き→阪急四条河原町→梅田
同行 新田御夫妻
奥さんのおなかがおおきくなって、京都歩きをひかえておられた、新田氏が久しぶりに御同行いただき、さらにうれしいことに妊娠中の奥さんもついてこられた。さすがに彼女は稲荷頂上までは無理と判断して、下で待っていただくことになったが、約1時間半の間大変であろうと想像したが本人は平気ごゆっくりといってくれた。今回はあまり歩かなくてもいいコースを考えたつもりであったが、二条城はばかでかく、さらに文化博物館までもかなりあり、結果的にかなりあるくことになってしまった。二条城を歩いていまさらながら、国民の1割の人数で国を支配していた武士の強大な権力を感じ封建社会とはどういうものであったかすこしはかんじられるようにおもう。私は現在もこの封建社会が形をかえていきのこっているようにおもえてならない。 今の季節は京都、どこへいっても修学旅行生ばかりで、それも我々の時代とちがってみんなタクシーを利用している。ぞろぞろ何百人歩いた我々の年代とくらべて、どっちがいいのかなあとおもってしまう。遠くに好きな女の子がちらちらみえたほうが僕はよかった。今、いろいろな形の修学旅行がふえているが京都はやはり修学旅行にぴったしあうようにおもう。これは何十年かたってふたたび京をおとずれても、京の名所はそのすがたをかえずにその人をむかえてくれて、若き日のおもいでをふたたびそのひとにおもいおこさせてくれるであろうからである。二条城はかなりまえ私ひとりできたことがあったが、ここは何を見るというより歩いてその時代の雰囲気を感じる拝観のしかたが合っている。文化博物館はもう何回も来ているが、常設館だけでも十分たのしめる。中国からはるばる見知らぬ日本にきた新田夫人も、旧い日本を代表する京都を詳しく解説したこの博物館を興味をもってみていただけたといちおうおもっておこう。
いつまでも おとずれびとの 若き日を みちびききたる 古都のたたずみ。
行程 伏見稲荷→徒歩 鳥羽街道→京阪四条→昼食「常盤」→本能寺→MOVIX京都 映画「サハラ」→京阪三条→夕食京橋「平八亭」
同行 新田氏 井川君
朝 大阪をでるときは曇り空であったが、伏見稲荷駅についたころにはあいにくの雨。まだたいしたことがなかったがこの後本降りになりそうな気配。今回は4月についで二回目の井川君が参加してくれたが彼は昨日まで東京で寝不足でつかれており、さらに本人の自覚でも体調がもうひとつで、大事をとってお山はせず1時間半の間下の喫茶店でまつことになった。お山の途中で雨もほんぶりななったが、ふしぎなことに頂上の一の峰では止み、傘無しでおまいりできた。雨がやんでいたのはそのときだけで、その後はずーっと降り続きその後の散策に影響をあたえることになった。3人再合流してから、とりあえず食事のため四条に降りたが雨のためその後は本能寺にいっただけで、映画「サハラ」をみて今日の京都歩きは終わった。本能寺は私自身は二回目で前回は特別拝観期間で本堂を開帳していた。映画「サハラ」はなかなか痛快で絶対相手の弾はあたらないのがおもしろい。
写真は本能寺
のんびりと 時をすごせる きょうの日を あたえられしは 梅雨のめぐみか
今日の日 と 京の日をかけてみました。
行程 伏見稲荷→京阪四条→通称寺巡拝 めやみ地蔵(仲源寺)→八坂神社→円山公園→神宮道(徒歩)→粟田神社→京都市美術館(はいらず)→徒歩 京阪三条
同行 なし
今回はひとりなので淀屋橋10時40分発の京阪特急に乗ったが、其の結果目的の伏見稲荷頂上へは正午を5分すぎてしまった。私自身はまったくこだわらないが、一般には神さん参りは午前中がいいと信じている人が多いので、無理にさからうこともないのでこんどからは、なるべく10時半以前の特急にのろうとおもう。伏見稲荷ではうちでお祀りしている『末春大神』以外にも山をおりる途中でいろいろな神様をおがませていただく。すこし紹介させていただくと、「一の峰」からすぐ下に「春繁大神」この神は歯の神らしい。次ぎに「剱前大神」ここは刃物の神、そこからすこしおりて「おせき大神」咳きの出る病にはすごく霊験あらたかで多くの信者がいる。その一段上に私がたちよりはじめた社がありその上をのぼりつめたところに「白玉大神」ここは今回はじめておまいりさせていただいた。白玉さまのすぐしたに「薬力の滝」がありごくまれに滝行をする人をみかけることがある。それから「薬力大神」をおがんで水をいただく。薬力は文字どおりの解釈でいいとおもいます。それからすこしくだって、「眼力大神」がある。ここはみんな目の神様だとおもっている。それはそれでいいのであるが、商売や仕事の先行きをみる眼力をさずけてくださるというのが第一の意味であるらしい。眼力さんをすぎるとあとかなり下までおりてきて、「玉姫大神」にたちよる。ここの本当の意味はしらないが、芸能や美に関係があるらしい。最後に私がいくのは「産場稲荷」通称「おさんばさん」とよばれているところで、世の中の子供をまもってくださっている。以上が私が稲荷詣で参拝する順序である。今 京都市美術館でルーブル展をしているのでぶらぶらいってみたが、ぶらぶらしすぎたのと暑さで疲れてしまい前で撮影しただけではいらなかった。
それぞれの 役割もたれし 神々に ただただ素直に 祈るひとびと
行程 伏見稲荷→京阪「ふじのもり」→藤森神社→京阪「すみぞめ」→京阪三条→市バス5系統「京都会館美術館前」→京都市美術館「ルーヴル美術館展」→満足稲荷神社→京阪三条
同行 なし
今日もまた先月に引き続き着替えまでずぶぬれになるほどの暑さではあったが、こころなしか蝉たちの合唱もやわらかくきこえ夏が好きなわたしにとっては、すこしさびしくかんじられた。今回は先月はいりそびれた「ルーヴル展」に閉館1時間半前ぐらいにたどり着けるように計画をたてた。美術館へいく前に訪れた藤森(ふじのもり)神社は伏見に近いのにいまだ行ったことがなかったのはふしぎなことであった。ここには(世の中に二つとないすばらしい水)という意味の「不二の水」というのが本殿の向かって右に湧き出ておりペットボトルを手にその水をくみにくるひとがたえなかった。私も一口いただいたが無味無臭であるがまろやかな印象であった。この神社は下鴨神社に似た賭け馬神事でしられており、そのために長く広い参道が確保されている。ルーブル美術館展はもう口ではいいあらわされないほどすばらしいものでありなんといっても名画をこちらの息がかかるほどそばでみられるように展示されているのには本当に満足できるものであった。展示作品は日本の江戸時代末期の時期に製作されたものに限定されていたが、じっと絵をみていると其の時代のその場所で其の国のひとたちが現在まさに存在するようなまたさらに自分もその時と場所にいるような錯角さえおぼえる。どちらかといえば私は絵は所詮写真にかなわないだろうとおもっていたが、絵は風景や人物が作者の心のフィルターをとおしてでてくるので写真以上にリアルなことがあるということがわかったのは今回の収穫であった。逆にいえばいくら描画の技術があっても作者の心が感じられない絵はそれこそを駄作というのであろう。
感動が われの体を つつむとき 静寂きたれり ざわめきのなか
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行程 伏見稲荷→昼食ウナギ(祢ざめ家)→京阪三条→地下鉄東西線「蹴上」→日向大神宮→インクライン→蹴上広場→蹴上発電所→疎水にそってれんが道→水路閣→南禅寺山門→神宮道→円山公園脇道→祇園夕食「八咫」→京阪四条
同行 井川君 永田さん 沢田さん 中西さん(すべて旧姓)
今回は高校同級生の井川君のおかげでにぎやかな旅になった。彼がずーっとよきおつきあいをしてきた阪南高校7期の美女3人をつれてきてくれたからである。このうち永田さんと沢田さんは私も同じクラスとして高校生活をすごした仲であるが中西さんとは3年間別のクラスでいわば今日が初対面になった。しかしやはり3年間同学年であり、すぐお友達になれた感じ。稲荷山頂上往復をみなさんおつきあいくださったが感想はこわくてきけなかった。日曜の京都の雑踏をさけて上記のコースをあるいてみたが、日向大神宮では10月にもかかわらず盛夏に多いミンミンゼミがないていたのにはおどろいた。しかしよくよくきいてみるとたった一匹みたいでおくれてでてきたどじさかげんに彼に対しあわれを感じた。この日向大神宮は歴史も古く伊勢神宮と同じ神明造で造営されており、外宮 内宮はもとより天の岩戸さらに外宮と内宮の間には五十鈴川までながれておりお伊勢さんの形態をすべてそなえているまことにありがたい社である。ここはふるくは東海道の道中安全祈願や伊勢神宮への代参でにぎわったが現在は参拝客も日曜にもかかわらずすくなくさびしいかぎりである。神社のすぐうえの山にある戸隠神社をまつる天の岩戸はくぐると開運厄よけに霊験あらたかとつたえられる。あとのインクラインから南禅寺まで、ここも人陰はまばらでカップルできたかったと年をわすれて感じた。
写真は水路閣
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こころもち 哀れに感ずる 蝉の声 彼女と会ゆる 春はきたるか
行程 伏見稲荷→昼食(日野家)→京阪枚方公園→ひらかたパーク
同行 なし
小雨模様の一人旅で世間の紅葉もまだまだのようであったため、どこへいこうかまよっていたとき、96年続いた大阪枚方パークの菊人形が今年を持って閉幕となるということが京阪特急の車内アナウンスでながれていたため、今日はここにきめた。菊人形館付き入園料が1600円これはわれわれのような中高年が菊人形をみるだけに入園するにはかなり高い。このへんに菊人形館の閉幕をよぎなくされた、原因があるようにもかんじる。菊人形だけを見れるような別入り口があってしかるべきであろう。入ってみての感想は菊がみごとなのはいうまでもないが、ただ人形をかざってあるだけ、というのはくふうがなく私はかなり不満足であった。アナウンスか台詞などなにか音の演出もほしい。菊人形館をあっというまにでると、あとは家族づれやカップルで賑わうひらかたパーク全体をあるいてみたが、すこし浮いていた。
今一つ 工夫のほしい 菊人形 閉館惜しむ 声もかすかか。
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