inkspot
daybyday




紳士として、魚を釣る事は、とにかく楽しい。
自分で作った毛ばりで・してやったり・、そんな瞬間が、やっぱり一番面白い。
釣り上げた魚を、川に帰してやる。
そんな礼儀が、魚籠を持たない釣り人には自然だから。

春の渓流バンブーロッドでヤマメと一本勝負。
小さな毛ばりをとっかえひっかえ、なかなか出ない、それでも粘る、なかなか出ない、
それだから面白い、あきらめない、また毛ばりが変わる、つけかえるたびに糸が短くなる。
こんなに短くては釣れるわけがないと、新しい糸につなぎかえ、再び新しい釣りがはじまる。
寒い朝が、目を覚まして、昼前、最初のヤマメが釣れた。
めでたしめでたし、日本のフライフィッシング。


2014年12月12日
ようやく、ホームページにもどることが出来そうです。
ホームページのイラスト準備中。

お魚リンク



2013年 INKSPOT DAY BY DAY


8月4日
フェースブックで、毎日イラストを更新公開しています。
自分で何が描けるのか、そんな自分の仕事として、音楽やフライフィッシング、季節の移り変わりなどのイラストです。
少し時間がたって、イラストを見ると、色々な事に気がつきます。
仕事で描くイラストも以前よりも、色々考えながら描けるようになった気がします。

2012年 inkspot daybyday

12月1日
スィートグラスのバンブーロッドを買った。
さっそく翌日、忍野の池で、使ってみた。
なんと素晴らしい事、唖然。
今まで、バンブーは癖があるとか色々考えていた事が、全部間違いだと気がついた。
あまりにも理想的な釣り竿なのだ。
確かに今回の竿は、6.9インチと短い。
その分、大きな川よりも比較的小さな渓流に向いている。
そう考えて、買った。
やれやれ、かなりの距離まで、正確にフライが飛んで行くのだ。
それも力任せではなく、ゆったりとやさしく。

11月15日
FACEBOOKで描いた音楽イラストのホームページでの作品展、販売がはじまりました。
僕は、ビルエバンスの線画を額に入れて、キッチンの入口に飾りました。
いい感じです。


11月14日
水彩画の額は、日本名での呼び名でサイズが決められています。
全紙が一番大きなサイズ、小全紙、三三、半切り、大衣、四つ切、太子、八つ切り。
額にはマット、絵の大きさにあわせて額の中に使う枠が必要です。
マットも額同様のよび方で大きさです。
マットに原画の大きさにあわせて、窓を開けます。
額屋さんで、指定した大きさに窓をあけてくれます。
額の価格はまちまちですが、部屋にあった額を選ぶのをお勧めします。
額はアクリルとガラスの窓があり、アクリルだとすごく軽量です。

海外の額は、インチで表示されています。
写真額などは、日本製でもインチ表示です。

イケアの額は、マットもセットの物があり、価格的にもリーズナブルです。
種類が少ないので、気にった物があれば、お勧めできます。


11月10日
FACEBOOKの音楽イラストをホームページで公開、販売することにした。
みんな楽しんでください。

4月25日
今年から、コンピューターが2台になった。
一台でも使いきれないのに2台、少し贅沢かもしれない。
今まで使っていた旧型のコンピューターの、処理能力が遅く、1ギガを4メガに増設した。
それでかなり使いやすくはなった。
処が、バッテリーが、壊れた。
後でわかったのは、増設で、コンピューターに必要な電気の量が変わったためらしい。
新しいコンピューターは、スイッチを入れれば、液晶のテレビよりも早く立ち上がる。
本当に便利で、快適だ。
ただ、まだまだ使える、旧型、そこで、コンピューターの隠れ家にする事にした。
旧型にたまったアドレスの引っ越しはしない、ホームページの制作も旧型、多少は不便もある。
メール受信が2つのコンピューターにたまる、たまったメールを削除するのは意外に大変だし、
セキュリティなどの更新も時間がかかる。
それでも、隠れ家は、やっぱり気持ちがいい。

4月15日
フェースブックを、ひょんなことで立ち上げた。
最初は、何が何だかわからないで、無我夢中、人のページがリンクして、その中に自分の投稿も回覧されているように見える。
見えるだけで、実際の自分は、会った事もない知らない人を勝手に友達を申し込む。
相手の人も同じことなのかもしれない。
ただ、コンピューター画面の上での出来事だから。
気がつくと、都会の雑踏で、もみくちゃ、疲れて、ベンチをさがして、ようやくいつものdaybyday。
ここも同じコンピュータの中の世界だ。
まだ、なにも終わってはいない・・・。
どちらにしても、僕が生きてきた世界とは全然違う、頑張るしかないようだ。
少し怖い、それでいいのだと思う。

4月8日
本日は、晴天なり、桜が咲いて、春らしくなった。
先週の、春の嵐は、ただの嵐ではなかった。
どうにか、今年は栃木県の渓流釣りも解禁。
色々な川の魚から、微量ではあるが、
100ミリシーベルトを超える汚染が検出されたらしい。
釣り上げた魚は、キャッチアンドリリースを、推奨している。
僕たちフライフィッシャーには、今は当たり前になったキャッチアンドリリースも餌釣りのおじさんたちには、
すごくショックが大きいと思う。
おれたちはフライの鱒釣りじゃないんだぞ・・・そんな怒った親父の顔が目に浮かぶ。

福島のいくつかの川では、今年、禁漁になるらしい。

4月1日
エイプリルフールが日曜日だと嘘をつく相手が限定される。
嘘と言うのは、人間の考え出したものなのだろう。
フライフィッシングの毛バリも嘘の虫だ。
だますと言う事が、人間の知恵の中にあるのかもしれない。
だますはずがだまされたなんて事も、魚釣りにはつきものだ。
魚はだますつもりはないから、もちろん罪があるのは人間の方だ。
嘘をついたら、懺悔をする、神社で2れい2はく1れい・御寺ならお坊さんと立ち話。

昔のキツネやタヌキは、人をだます、嘘をついたのかもしれない。
箸にも棒にもそれなら釣り竿、小坊主は、えてして釣りが器用だ。


3月23日
3月の末になっても相変わらず寒い。
春の冬みたいだ。
春よ来いと言っても、今が春なんて、その方が寒い。

春よ・ヤマメを釣れてこい、大きなヤマメを釣れてこい、
小さな小さなカゲロウは、もっと小さな毛ばりに化けて春のヤマメを釣りあげる。

語呂遊びもやっぱり寒い。

3月10日
忍野方面はかなりの積雪があったらしい。
来週15日が解禁。
今年の解禁は、雪の残る中での釣り、寒そうだ。
雪の忍野は、モノトーンで好きだ。
せせらぎに集まる春の光がまぶしい。
雪の中でも湧水の水温は、安定している、水生昆虫は決まった時間にハッチするはずだ。
ライズする魚を見つけて、フライを流れにのせる。

3月8日
使いなれた道具の話
昨年、10年以上使いなれた、フライロッドのリールシートが壊れた。
このロッドは、予備のロッドとして、購入したもので、何年かはほとんど出番がなかった。
忍野に通い始めたころから、ほとんどこのロッドを使うようになった。
7.11カーボン、ミディアムファースト、日本製、それなりにキャスティングが出来て、それなりに魚とファイトが出来て、
いつも平均点のようなロッドだ。
何処がいいのか・・・そう考えると、まじめな誠実さと庶民性なんて答えが返ってくる。
魚を釣る時、やさしくて、おとなしい人も、・・・いきなり、邪悪な釣り人に変身する。
狩猟の野生本能に目覚める瞬間だ。
やがて、釣りは、野生の自然と出会う遊びになる。
狩猟の目的は、魚を殺す、食べる、取る、稼ぐ、ことから遊びに変わる。
遊びは、戯れる事。
きっと、魚を取る・生きるための狩猟から、釣り竿を使う事を覚えた人がその戯れに喜びを見つけて、
釣りが生まれたのだと思う。
釣り竿は、弓、槍(モリ)、武器が、魚を取るから釣る別の用具になったように感じる。
釣りを遊ぶのは、魚を釣ることからも離れていくのかもしれない。
そう感じるのは、釣りをする道具のロッドが壊れて、今新しい釣り竿を手にして、釣るための道具が、
それ自体に別の価値を持っているように感じるからだ。


3月5日
3月に入っても、相変わらず、寒い日が続く。
雪の解禁は、何年に一度ぐらい、ポカポカ陽気の解禁なんてのも近年温暖化であった。
しかし今年のように、ほぼ毎日寒い春は、めずらしい。
いつもの年なら、一度くらいは、釣りに出かけている。
今年はいまだに腰は重い。
その反動なのか、ウエーディングスタッフ、渓流用の杖、コンボツール、ラインカッターにラインの結びや、針のやすりがついた優れもの、
フライフィッシングのDVD数本・18番のフック100本入り、インジケーター、ティペットなどやたらに御買物。
釣りに行ってないので、魚はいまだに釣ってないから、釣られたのは、僕の方らしい。


2月22日
本日はぞろ目。
年明けにテレビを買って、フライフィッシングのDVDのアメリカ版を何本か購入した。
RIVERS OF LOST COASTは、スチールヘッドのドキュメンタリー。
西海岸のアメリカ、ワイルドでタフな釣り師たち、巨大なサーモンをシングルハンドのロッドで釣りあげる。
ハーディのドキュメンタリーは、フライショップハーディ・フライフィッシングの歴史、文化・特別な意味がある事が面白い。

DVDをアメリカ版にしたのは、我が家のDVDがリージェントフリーだったからだ、イギリスやヨーロッパのPAL方式には対応していない。
イギリスのDVDは、コンピューターでなら見られる・・・なんとなくまだ手が出しにくい。

イギリスのフライフィッシングのDVDは、ほとんどアメリカでは、発売されていない。
文化の違いがあるような気がする。


2月11日
「魚は痛みを感じるか」そんなタイトルの本が出たらしい。
なんとなく、釣りを楽しむ自分には、苦い薬かなと感じる。


2月3日
節分、朝は豆まき、鬼は外、福は内。
日本人の僕のイメージでは、外国人は、西洋人でアジア系の人は、外国人
のイメージがない。
特に中国や韓国の人は、街ですれ違っても見分けがつかない。
言葉の違い、育った環境の違い、文化の違いなど、違いはある。
処で、そうした外国人も、日本人も、今では、ほとんどの人がテレビを見、パソコンを使い、携帯電話で
通話をし、メールでの情報交換をしている。
使い方や、ホームページなど、文化の違いや国によってのルールがある。
日本のアイコンは、アニメキャラ風漫画のカワイイが主流。
男の子も女の子もみんな可愛い・・・。
カワイイ時代・・・・日本のカワイイ。
可愛くないはずのおやじも最近は、カワイイくなってきた。
僕もどちらかと言えば、硬派ではなくカワイイ系のおやじかもしれない。
おいこら、おまわりさん、鬼軍曹、げんこつ親父、竹刀を振り回す教師、そうした可愛くない連中も、
今は、かわいい怖キャラ。
・・・・・なんとなく変な感じだ。


1月25日
釣りの景色の中で僕が好きなの物。
橋、現在使われている橋よりも、使われなくなった橋の方が魅力的な場合が多い。
朽ち果てかけた木造の橋、石組みの古い橋、丸太を渡しただけの橋。
あぜ道、日本の道で唯一、舗装されていないのがあぜ道のような気がする。
碁盤の目のようにきちんとしているところも好きだ。
畑の季節ごとの表情は、畦を歩く時にふと見つけたりする。
人の姿も景色の中に見つけるのは、僕が都会っ子でその人たちとすごく距離を感じてしまう。
時に、その人たちの方で、すきを見せてくれると、挨拶のような会話ができる。
田舎の人・・そんな人自体が今はすごく少ない。
最近のレタス畑は、都会のように感じるし、そこに働く人も労働者だ。
農や山仕事をしていた田舎の人ではない。
田舎には、方言のある、景色にも方言がある、もしかしたらヤマメや岩魚にも方言があるのかもしれない。



1月17日
僕の描く人物のほとんどが、外国風。
その事が最近すごく気になる。
日本人が日本を意識して、表現される日本人は、僕には描けそうにない。
江戸時代みたいに、ほとんど外国の事は知らないで、鎖国していれば、素直に見た物が描けそうな気がする。
明治のころになると、浮世絵の中の日本人が外人のようにも見えたりする。
先日見た、義経の明治の挿絵もどう見ても日本人には見えなかった。
大正、昭和の銀幕スター、お化粧が西洋風の流行のせいもあるとは思うけど、目鼻立ちは、ハリウッド美人特有のはっきりした人が多い。
音楽も最近日本の曲、日本語のメロディの特集が目立つ。
意外に好きな曲もある、でもNHKの映像のバックグラウンドにはいいけど、自分が見て、感じている日本とはどこかが違う。
外国の人が見た日本が、京都や日本の田舎だったりするような気がする。
日本料理に、お寿司にてんぷらと同じだったらつまらない。
日本人は、何でも日本の物にしてしまったりする、島国根性かもしれない、たとえば、ラーメンも中華そばの時代は中華料理風だったけど、今は、ラーメンだ。
・・・・・・・・僕が見て、感じる日本人、日本は、意外に外国風なのかもしれない、ハイカラだといいけど・・・少し自己弁護。


1月15日
釣りの「お話もどき」をホームページではじめた。
もどきとは、お話でもなく、お話のようでもある、別にでたらめな事を書いているつもりはない、
なんとなくフリーなお話もどきです。
今のところは、多少、観念的で理屈の裏返しみたいなところがある。
そのうち気分しだいで別の展開になるような気がする。
言葉とイラストは、さほど関係性はなく、イラストは、新境地として、描き始めた物です。

1月9日
成人の日、正月明けの連休は暖かかった。
日本のフライフィッシング、そんな本があった。
ヤマメを釣る事が、一番、岩魚に昔をさがして、大きな湖に立ちこんで目いっぱいにキャストを繰り返す。
毎年の春を待つ間、毛ばりを巻く。
年ごとに針が小さくなり、水面から、水面直下、流れの中では見えないような小さな針が増える。
見やすい毛ばりが釣れないような気がして、小さな毛ばりが増える。
フィッシングバックのフライボックスの数が毎年増える。
使う毛ばりの数は今も昔もあまり変わらない。
釣れる魚の数もあまり変わらない。


1月5日
仕事始め・僕自身は、、3日から、のんびりと正月明け締め切りのイラストを描いていました。
仕事始めで、さっそくイラストのOK確認をもらい、今年もめでたく始まりです。

昨日は、免許の更新。
何年も維持してきたゴールド免許が、ブルー・・・普通の免許になった。
帰りにフライショップで、ミッジ用のCDCとフックを購入。
春よ来い、・・・・・・今年は、どんな春が来るのか・・・・。
穏やかで優しい春が来るように。


1月1日
明けましておめでとうございます。

フライフィッシングの竿。
日本の竿には、釣りを魚との竿の調子で遊ぶ、そんな印象がする。
イギリスや、アメリカの竿にも、同じように釣り竿で遊ぶ感覚はある、ただ日本人の遊び方が違うように感じる。
イギリスの竿は、様々なフィッシングスタイルのスポーツ、アートの道具、知的で繊細。
アメリカの竿は、素手で、大きな魚を捕まえるようなワイルドで素朴な感覚。
1930年代ごろから、ロッドビルダーが個人や、小規模工房で竿を作りはじめた、。
そうしたロッドの中には、ビルダーの感覚的な「魚と遊ぶ」があるようだ。
トラディショナルフォークの世界。ピーターラビットの住む森、ヘミングウエィのニック少年の住む世界かもしれない。。。

日本のバンブーロッドは、そうしたアートの伝統を受け継いでいるように感じる。

日本人の作る竿は、「魚と遊ぶ」道具だ。
生活のための猟師の道具ではなく、道楽のための遊びの道具。
釣り遊びの奥の深さが、竿の良しあしになるように思う。
ヤマメを釣るなら、この調子とかで竿を作る。
当然、竿の遊びは、見た目やそれを使う人も選ぶようになる。
人にはそれぞれに癖がある、その癖が曲者で、癖があるから面白い。
作る側の癖、使う側の癖、売る側の釣りの道具屋は、その癖を読み説く。

スポーツ、アート、トラディショナルフォークの世界と、日本の遊ぶとの違いは、道楽にあるように思う。
道楽がもう一つ山を越えて、アートになるともっと別の物作りが生まれてくるような気もする。




庭猫の思い出

2012年もう何年も前から、猫たちは、増えも減りもしない。
今いる連中は、茶の雌猫の家族。
どの猫もみんな柄が違う。
黒・アトム・サバ・小さなブチ・茶。
川沿いに自転車道路が出来て、そのせいか我が家の前の自動車道をわたる事が少なくなった。
そのおかげで、みんな元気。
年に2回か3回、発情期によそ者が現れる。
この時は、家族団結でよそ者を追い出す。
色々な軒下で、ご飯をもらっているらしく、我が家には、お昼前後に日向ぼっこにやってくる。
窓越しにこちらの様子をうかがい、ご馳走をねだる。

我が家の同居猫も、元気。

みんな僕も含めて、結構いい年になった、そんな猫たちとの毎日の井戸端会議。


OHmyCAT

daybyday2/9月以前のdaybydayです。

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