「オミノウス・アイランド」の改造(高速化)

 

オミノウス・アイランドはとても面白いRPGですが欠点もいくつかあります。

その欠点の一つが移動速度(描画速度)の遅さです。

その速度の遅さを改善する改造プログラムが「PiO 1985年11月号」の「PiO BOX」コーナーに掲載されました。

ここでは、オミノウス・アイランドの高速化を「Pasocom Mini PC-8001」で実現する手順をご紹介します。

 

■高速化手順

(1) 国立国会図書館から改造プログラムのページを取り寄せる

 [1] 国立国会図書館オンラインのサイトにアクセスしログインします。

  [2] トップページのキーワード検索ボックスに「pio 工学社」で検索し、

    表示された「Pio」(雑誌 工学社 編. 工学社, 1984-1986 <Z14-1001>)をクリックします。

   ※もしくはこちらにアクセスします。

 [3] 下のほうにスクロールし

   「2(10) (通号 19)-2(12) (通号 21) 19851000-19851200 東京本館:雑誌カウンター(新館)書庫 1201100651629」

   を選択して青く反転させたうえで「遠隔複写」をクリックします

 [4] 以下の通り入力し、「申込カートに追加」をクリックします

   ・「記事・論文名」 

     → 「オミノウス・アイランドの改造」

   ・「著者名」

    → 空欄

   ・「巻号、ページ」

    → 「1985年11月号、P57」

   ・「備考」

    → 空欄

  ・チェックボックスはどれもチェックしません。

  [5]「閉じる」をクリックし、右上のカートのイラストをクリック。続いて、「申込手続に進む」をクリックします。

 [6]送付先などの必要事項を入力し、「使用目的」は「調査研究の用に供するため」にチェックを入れます。

 [7]注意事項などを読み、よろしければ「注意事項に同意して申込内容の確認へ」をクリックします。

 [8]申込内容が表示されるので、よろしければ「この内容で申し込む」をクリックします。

 

(2) 改造プログラムが入手できたら「Pasocom Mini PC-8001」を起動し、CLOADでオミノウス・アイランドのプログラムを呼び出します。

 

(3)改造プログラムはマシン語リストとBASICリストの2つに分かれています。まずBASICリストを入力します(5行のプログラムを追加・書き換えするだけです)

 

(4)従来のプログラムとはファイル名を変更するため、[F9]からセッティングメニューを呼び出し、「MEDIA」ページから[F1]でファイルを新規作成します。ファイル名は任意ですが、スピードの「s」を取って、今回は「ominos」とします。

 

(5)BASICのプログラムとマシン語のプログラムを連続してSAVEするため、[F6]からアトリビュート属性を「APPEND」にします。

 

(6)CSAVEでBASICプログラムをセーブします。

 

(7)続いてマシン語プログラムを入力します。MONコマンドで機械語モニターを起動し、SコマンドでE500番地からマシン語リストを入力していきます。(入力が終わったらRETURNキーで入力モードから離脱できます)

 

(8)入力が終わったらWコマンドで入力した範囲(E500~E60F)をセーブします。セーブが終わったら準備完了なので、CTRL+B(Pasocom Mini PC-8001のCTRLキーはUSBキーボードではCapsLock英数キーです)で機械語モニターから離脱します。

 

以上で、高速化プログラムの導入手順は終了です。

 

あとは改造後のプログラムをRUNすると、初期設定時にマシン語プログラムを読み込むローダーが自動的に動き出し、描画速度が大幅に向上したオミノウス・アイランドで快適にプレイすることができます!

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