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**** 英国のナショナル・トレイル **** | ||||||||
サウス・ダウンズ・ウエイを行く |
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B)クレアンドン・ウエイ 6月10日・快晴 (ウインチェスター始点からブロートン・バス停後キャンプ場テント地泊) 距離27Km。行動時間6時間20分 タイム:テント発(4:40)-トレイル起点(5:20)-ロムセイロード(6:00)-マウントパーク(7:00)-キングスソンボーン(9:00)-ブロートン(10:50-11:10)-バスでウインチェスター(12:00-13:10)バスでキャンプ場(13:20) キャンプ場から町へ出る始発バスが遅いので町まで歩く。トレイルは町を流れるイッチェン川沿いにスタートする。古い標識があるがウインチェスターの市街部は判断出来ず町並がきれるまで適当に歩きロムセイロードでトレイルに合流。 今日からはキャンプ場にテントを張ったままで、行動食と水筒だけをザックに入れて空身のハイキングだ。天気は快晴でルンルン気分「夢にまで見た空身の山旅」を満喫する。 マイナーなトレイルは整備がされていないが、近所の人達の日常の散歩道として活用されているようだ。 4時間ほど進むとテスト川に着く。川幅は約1kmあるが水はその中に幾本も5mの細い川幅に分断されて流れていた。この川沿いには鉄道跡を利用したテストウエイが東西に延びている。 川を過ぎて1時間で今日の予定地・ブロートンの町に到着。ほどなく小型バスが来たのでウインチェスターに戻った。次回はここまでバスで来て再スタートする。 6月13日・快晴 (ソールスベリー発バスでブロートンからソールスベリー終点後・YHA泊) 距離16Km。行動時間4時間 タイム:ソールスベリーバス発(10:35)-ブロートン(11:00)-バックホールト農場(12:00)-ピトン(13:40)- ソールスベリーYHA(15:00) 予定では始発バスに乗るつもりだったが「ハンプシャー校の休日は運休」とのことで1本遅れてブロートンへ向かう。今日は4時間程度の軽いトレースだから「まあいいか」とバス停から歩き始める。 トレイルは前回と同じく西へ直進している。特にローマンロードは見事な一直線な道路だ。 終点のソールスベリーに向けて下降気味に歩くので歩き安い。約3km手前の森林帯を過ぎると展望が開けて終点のソールスベリーの古都と大聖堂の尖塔が見えて来た。 ∞ ∞ ∞ ∞∞ ∞ ∞ ∞ |
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3 所感と教訓 1)サウス・ダウンズ・ウエイ ガイドブック(注7)で標準日程が紹介され、泊地の詳細が説明あるので、そのスケジュールに従うことになる。しかし、20km程度では半日行動で物足りないから、自分のペースで行程を組みたいが宿泊(テント地)が不明で標準日程に妥協した。 数日そうした日が続くと充実感が薄れて来た。又、ガイドブックで紹介された宿泊地も最盛期でないので休業中もあり要注意だ。 2)クレアンドン・ウエイ。 オートキャンプ場が普及しているし、テント位であれば当日でもスペースがあり受け付けてくれる。 今回のように、短いトレイルで公共交通の便があれば、テント定着で放射上にトレースする事も可能だ。この場合空身で歩けるので体力が衰えても実行出来るパターンと思えた。 3)交通機関の運行情報を計画に網羅しておくことがトラブルを避ける要点になる。乗車位置や割引制度についても、事前に不明な事項は、勝手に解釈せずに現地で直接聴くことが大事だ。 4)前半は雨模様で後半になって新緑の五月晴れを満喫出来た。やはり年によって多少ずれて6月中旬以降になれば安定した好天気が続ようだ。事前にウエブサイト(注8)で週間予報調べるようにしたい。 5)3日目までは天候が悪く強風に向かって進んだ。自転車では風の影響を受けるが歩くのには大きな条件とはならない。読図が容易な逆コースを選んで正解だった。 6)食料について:今回初めて持参した乾燥納豆、切りコンブ、節分の豆、焼酎は有用、YHA用としてスパゲテイーも適切。 概算必用カロリーの70%程度取得し不足分は体脂肪の消化で補った。 7)装備について:テントは防水不良と内側のコーテングが剥離(ボロボロに剥がれた)ので廃棄処分した。ガスは7日間使用して残量4日位あり。1缶で10日間は使える。 ∞ ∞ ∞ ∞∞ ∞ ∞ ∞ <注記>の解説 |
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