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<南・北アルプス全山縦走>
北アルプス 編・・・上高地から親不知海岸   
      期 間:平成18年8月3日から8月15日

資 料 編


鳴沢岳頂上


 4 行動タイムとトレイルの要点


 第1日目 8月3日(天気 快晴):上高地から入山・横尾:岩槻駅発(5:03)-新宿駅(6:40-7:30)-上高地(12:10-12:20)-明神池(13:10)-徳沢(13:55)-横尾(15:00)テント設営。
1)上高地の登山案内所のメモによると「例年より残雪が多く、南稜の登りは簡易アイゼン要」又、先日の大雨でガレ場が不安定との注意事項あり。
2)横尾山荘のテント場は2ケ所あり。山荘前のスペースに設営したが、奥の河原沿いの方が静かで環境が良いようだ。


 第2日目 8月4日(天気 快晴):横尾から北穂南稜・キャンプ地:発(4:20)-一本橋(5:40)-涸沢小屋(7:35-50)-北穂南稜・キャンプ地(10:20)テント設営。
1)キャンプ地は南稜頭の狭い平地にあり10張程度が限界のようだ。標高が高く荒れた天候では厳しい設営地。


 第3日目 8月5日(天気 快晴):北穂南稜・キャンプ地から槍ケ岳山荘:発(4:40)-北穂高小屋(5:10)-南岳小屋(7:30)-中岳(9:05)-槍ケ岳山荘(10:00)テント設営。
1)北穂高直下のキレット下降が一番急だが、スタンスは安定しているので対向者がいなければ問題ない。しかし、悪天候や疲労で注意力が低下すると危険(他の稜線トレイル全般に云える)。
2)公衆電話は槍ケ岳山荘、三俣山荘、白馬山荘の3ケ所のみで、他の小屋には携帯充電器しか置いていない(現状はそれで問題ないらしい)。
3)槍ケ岳山荘のテント地はNo1が早く日陰になるので日照りの日は快適。


 第4日目 8月6日(天気 快晴):槍ケ岳山荘から三俣山荘:発(4:50)-千丈乗越(5:25)-樅沢岳(8:00)-双六小屋(8:25-30)-三俣山荘(10:40)テント設営。
1)双六小屋からのトラバースルートの途中に残雪の下部を通過し沢水が美味い。
2)三俣山荘への最後の下降は急なゴルジュで小屋が見えているので急ぎ気味になるが、慎重に進む。


 第5日目 8月7日(天気 快晴):三俣山荘から烏帽子小屋
タイム:発(4:40)-岩苔乗越(6:25)-水晶小屋(7:30)-東沢乗越(8:05)-野口五郎小屋(10:00-05)-烏帽子小屋(12:10) テント設営。
1)山荘から稜線沿いのトレイルは30分程余計に時間がかかるが鷲羽岳・ワリモ岳の山頂を踏めるので、ピークハンターの登山者はこちらを選んでいる。
2)ブナ立尾根からの入山者は烏帽子小屋に泊まらず野口五郎まで進んで泊まるようだ。
3)三ツ岳・北峰から烏帽子小屋間のトレイル沿い一帯は見事なコマクサの植生地



 第6日目 8月8日(天気 快晴):烏帽子小屋から船窪小屋:発(4:20)-南沢岳(6:00-05)-不動岳(7:30)-2459ピ-ク(9:45)- 船窪岳(10:35)- 船窪キャンプ地(11:40)テント設営後・船窪小屋往復。
1) トレイルは不動沢側の崩壊面でなく反対側の樹林帯の急斜面を主に通る。
2) 七倉尾根を下山する場合は翌朝小屋に立ち寄りテント代を支払う方が賢明。
3) 烏帽子岳と南沢岳間の湿地帯・四十八池付近は庭園風の落ち着いた雰囲気が漂う。


  第7日目 8月9日(天気 曇り後晴):船窪小屋から針ノ木小屋:発(4:40)-七倉岳(5:10)-北葛岳(6:40-45)- 北葛乗越(7:30)-蓮華岳(9:10)- 針ノ木小屋(9:50)テント設営。
1)北葛乗越から蓮華岳の下部帯は山頂部の緩やかさから想像出来ない急岩峰のトレイル。
2)針ノ木峠のキャンブ場は、場所を上部から順番に指定された。下部は風当たりが弱いが上部はコルの風の通り道で適地ではない。


  第8日目 8月10日(天気 快晴):針ノ木小屋から冷池小屋:発(4:30)-針ノ木岳(5:25)-スバリ岳(6:05)-赤沢岳(7:35)-鳴沢岳(8:25)-新越小屋(8:55)-岩小屋沢岳(9:40)-種池小屋(10:50)-冷池小屋(12:40)テント設営。
1)この区間は鎖場やハシゴがなく又登り下りも小さい。
2)冷池小屋のテント場は傾斜面が多く快適とは云えない。小屋まで8分ほど離れているのでトイレや水購入が不便。


 
第9日目 8月11日(天気 快晴):冷池小屋から五竜小屋:発(4:20)-布引岳(5:25)-鹿島槍南峰(6:05)-キレット小屋(7:25-35)-五竜岳(10:40)-五竜小屋(11:20)テント設営。
1)視界が良いのでルートを捜すことはないが、悪天候になればキレット小屋から五竜岳間は難儀する。
2)縦走路から五竜岳山頂は少し離れているのでピークを踏まず小屋に下りた。


 第10日目 8月12日(天気 晴後雨):五竜小屋から天狗山荘
:発(4:30)-唐松小屋(6:50)-天狗頭(10:00)- 天狗山荘(10:20)テント設営。
1)天狗の大下りは距離が長いので不帰キレットより慎重要。
2) 天狗山荘はコンパクトな山小屋で若い管理人始め従業員にも好感が持てた。
3) 燃料が不足気味のため、有料お湯(¥200円/0.5L)でミソ汁とα米の夕食にした。 


 
第11日目 8月13日(天気 曇後晴):天狗山荘から雪倉岳避難小屋:発(4:30)-鑓ケ岳(5:30)-白馬山荘(7:50-8:00)-白馬岳(8:20-25)- 雪倉岳避難小屋(9:40)小屋泊。1)雪倉岳避難小屋に水場はないが、途中20分手前の雪渓水が使える。


  第12日目 8月14日(天気 快晴):雪倉岳避難小屋から栂海山荘:発(4:00)- 雪倉岳(4:45)-朝日岳(7:50)-アヤメ平(9:20)-黒岩山(10:35-40)-サワガニ山(11:40)-北又ノ水場(12:20-30)-犬ケ岳(13:00)-栂海山荘(13:10)テント設営。
1)栂海山荘には水場がないので、犬ケ岳直下の北又ノ水場(トレイルから往復10分)ら持参。



  第13日目 8月15日(天気 晴後曇):栂海山荘から親不知駅下山:発(4:10)-菊石山(5:35)-白鳥山(7:15-20)-キリワリの水場(8:15-20)-坂田峠(8:55)-尻高山(9:35)-二本松峠(10:20)-親不知登山口(11:20-11:50)。タクシーで親不知駅(12:00)
1) 栂海新道からの入山者と数名会ったが下山路としても距離が長く大変だから白馬岳まで3日間かかるだろう。但し、水場と無人小屋恵まれているので急がずに静かな山旅のトレイルとしては向いているようだ。
2)樹林帯はアブとブヨが多くシツコク付きまとうので、虫除けが必要。

     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 5 費 用 

1)交通費:\14,660-
        岩槻駅から大宮駅経由・新宿駅(\620)
        新宿駅から上高地・高速バス(\6,000)
        栂海登山口から親不知駅・タクシー(\750)相乗り
        親不知駅から大宮駅(\4,580)、軽井沢から大宮駅・新幹線(\2,520)
        大宮駅から岩槻駅(\190)

2)食料費:\11,870-
        持込分(\6,540)、現地食料(\4,180)、現地酒類(\1,150)

3)装備費:\2,770-

       地図(\870)、ブタンガス(\500)、電池(\900)、フイルム(\(\500)

4)その他:\13,800-
       素泊代(\6,200)1日分、テント代(\4,500)9日分、
      電話代(\700)、写真代(\2,100)、
温泉入浴代(\300)1回分

   合計金額=¥43、100−

     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


            
 

 6 資 料 関 連
 
 
1食 料
洗 米         0,7Kg  
カリント        4袋   
ラーメン(自然食)  6 袋  
板チョコレート     4枚 
平ビスケット      1袋
乾燥ワカメ       1袋
柿の種         1袋 
飴            2袋     
梅干入りフリカケ    2袋    
チーズ        2パック   
煎大豆         1袋  
干 肉         2袋   
切コンブ       適量
味噌 (パック)   10回分
酢           80cc
カンパン      1袋
ウドンスープ    2回分
塩          適量
オニギリ       2ケ
クッキー(セレブ)2袋
ビタミン剤       適量
α米         6袋
ウイスキー    200cc
マヨネーズ      130g

  現地購入食品:カレーライス(五竜小屋夕食)、水、酒、お稲荷

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 2 装 備 
1 テント、ポール、ペグ 

2 シュラーフ(薄)インナー付
3 マットレス        
4 荷雨具カバー        

5 ガスバーナ       
6 コッフェル      

7 靴下(厚手) 予備  
8  傘          
9  地図類        
10 麦わら帽 子  
11 スプーン      

12 鍵         
13 白色高輝度ライト  
14 ローソク      

15 ナイフ (プラ)  
16 下着      
17 シャンプー        
18 ナイロンひも 10m
19 爪 切とバンドエイト
20 ひげ剃り(カミソリ)    
21 背負子       
22 マッチ      
23 網 袋(小)             



24  目 薬      

25 安全ピン    
26 チリ紙 (10ケ) 
27 ペットポトル  
28 腕時計    
29 カメラ(フイルム25枚x2)
30 パンダナ   
31 ガス(CR270)
32 箸        
33 行動シャツ        
34 水筒 2L入  

35  タオル      
36 タイツ    
37 オリーブ油  
38 クリーム  
39 櫛      
40 洗面具(ハブラシ歯)
41 サンダル   
42 ペン・手帳   
43 現金・カード 
44 ラジオ     
45 コンパス  
46 シャベル
   
  
        ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 3 資 料 関 連

        国土地理院:1/5万地図・槍ケ岳、立山、泊
       各種ガイドブックの関連部:1/5万地図


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