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- 1日目 (4・29日):
16:20成田発 10:05ロス空港着 12:00空港発 13:00バス停着 17:50 バス発 24:30マーセイド着
出発の際荷物をチェックすると、キスリングでないと全部はいらないため、ザックを交換する。 全装備24Kg、うち5Kgは手荷物としてサブザックに入れ、機内に持ち込む(手荷物は20Kg以下)。 成田までザックを担ぐ度にひと汗かいて受付30分前に成田着。 予約の名前が代理店のミスで、IIBOSHIで登録してあり、パスポートのIIHOSHIと異なるので、帰路の航空券再確認でトラブルの可能性あると驚かされる。 この処置を代理店に求め、1時間程待たされる「結果はIIBOSHIで通す」こととなる。
米国の税関も山の荷物を見ただけでパス、雨模様のロスアンゼルスへ着く。 空港はオリンピックの準備工事で混乱気味。 電話にて帰路の再確認を航空会社(ノースウエスト)後、予定より遅れてマーセイド行きのバス停(ダウンタウン)へ行くと出たばかりのようで、次のバスは4時間後とのこと。 バス停内の軽食堂で昼食。
ほぼ満員の夜行バスでマーセイドの町へ、うつらうつらする内に7時間が過ぎ町に着き3名程の客を降ろしバスは北上して行った。 今夜の宿を探すが、旅行者用のホテルはないとか、モーテルが2Km先のバイパスにあるそうだが、暗く勝手が解らず荷物も重いので、今夜はバス停前の草地で仮眠とする。夜明け前になって雨が降り出して慌ててテントを撤収してバス停の屋根下に逃げ込む。
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- 2日目 (4・30日):
06:00-15:00 マーセイド買い物 15:15 マーセイド発 17:30 ヨセミテ着
午後3時のバス発車まで暇なので、夜明けと共に町内の見物と買出しをする。 土曜日は朝市が立ち、そこでオレンジ20ケほど、野菜1束、アーモンド1袋、を日本の半値で買う。 一番心配していた無煙ガソリンを捜すのに2時間費やした 。ガソリンスタンドはいくつもあるが白ガスは置いてない。 何軒かまわり「スーパーストアのスポーツ部にあるヨ」と聞いてやっと入手出来た。 但し1ガロン缶売である。 この町へ住宅地で特に観光名所がある訳でもない。 公園や図書館、小さな商店街を散策して暇をつぶす。
定刻に1台のバスに8割の客を乗せ一路ヨセミテ公園へ出発。 日本人の新婚カップルが2組同乗。 約2時間バスに揺られと渓谷はだんだんと深くなり谷底をバスは奥へ奥へと進うちに終点のヨセミテ公園に着いた。
ここは通年開いていて、後で解ったことだが大きなスーパ店があり、ガソリンを含め食糧。装備とも購入できる。さっそく近くのテント設営地に行き一夜を過ごす。今はシーズンオフなので、テント代は不要とのこと。
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- 3日目 (5・1日 晴れ):
09:00 登山センター 10:00登山開始 16:00 リトルヨセミテ着
登山案内所(ビジターセンター)が9時から開くのを待って上部の様子を聞く。 日本で調査した通り、今年も6月にならないと各ルートは開通していない旨。 しかし、せっかく来たのだから何とか上部へ登って設営したいと思い係員に「ヨセミテの雪山の良さを、米国のためにも日本の登山者に伝えたい!」とか無理な理由ずけをして粘り「事故はそちらの責任ですゾ」と云われて了解をとる。
夕方8時まで明るいので行動時間は充分にあるが、荷物の重さで体力が続きそうにない。 日本の5月の山と同じ程度の登山道をあえぎながら登る。 一般道から上部は誰も通る人もなくトレースも薄く夏道が消えてルートを捜すのに苦労する。 リトルヨセミテの入り口で<ここからは熊の棲む地区ナリ>と看板があり、雪上面にそれらしい踏跡があちこちにある。 雪は腐り歩きにくい。夕方適当なテントサイトを見つけ設営する。シュラーフにもぐると昼間の疲れが出て、いつの間にか朝になっていた。
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- 4日目 (5・2日晴れ): 09:30 出発 12;30帰幕
今日は荷物が重いので天幕を張ったまま、サブザックで奥へ行ってみる。 谷の中のトレースは沢沿いの夏道を捜して進むが積雪が深く判断が困難である。 消えかけたトレールを頼りに1時間程登ると大きな沢が入ってきて2時間ばかり渡り場所を捜すが、雪に被われていて橋が見付からず先へ進ことを諦める。 その内に広い谷に出て現在位が不明になり、引き返すのにルートが解らず苦労する。特にクマの足跡があちこちにあり、人間の足跡と似ているので間違い易い。 近くの独立峰に登って沢全体を眺め天幕の方向を確認する。
昼過ぎに天幕に戻りホッとする。 好天のため日射も強く近くの沢で久しぶりに洗濯をした。 夏道が雪の下では行動は無理のようである。 明日は予定通り下山してヨセミテ公園内にテントを移動する。 夜半21時頃夕食後横になっていると2度ほど大地が揺れた。まさか地震とは思わず最初は「頭が狂ったか!」と不安になったが、かなり大きな地震であった。 しばらくしてシュラーフにもぐっていると「フウ・フウ・フフフ・・」と云う荒い息がした<まさかクマでは!>と思うまもなく天幕が大きく揺すられた。 クマの足が天幕の張綱を引かけたようだ。「コラーッ!」と大声を上げて飛び起きてライトで外を見ると10mほど先に黒いクマがこちらを見ている・・・。 月夜だが木の影ではっきりとは解らないが大きさはそれほどでもない。 向こうも驚いている様である。 ともあれ灯をつけホエーブスをつけてクマに備える。 今夜はもう眠れそうにない。
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- 5日目 (5・3日晴れのち曇り):
06:00 下山開始 10:00登山センター着 15:00 天幕設営
昨夜充分に眠れなかったので、日が照ってから急に眠たくなる。 朝食もそこそこに天幕を撤収して下山開始。 途中からコンクリートの散歩道になって3日振りに人に逢うと懐かしく、やっと人里に戻った感じがしてホッとした。 昼にはヨセミテ公園に着いて公園内を見物する。 入山時に設営したヨセミテ・ロッジ付近の幕営地に再び天幕を張る。 予定通りここで2泊して5日朝当地を離れることにする。 バスは一日一便しかないので下山も一日仕事である。
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- 6日目 (5・4日小雨): 10:00-17:00 ヨセミテ見物
朝ゆっくり起きてこれまでの行動の疲れをとる。山頂へは立てなかったがそれなりに成果があった山行であった。 今日は一日中休養。 公園内を走るシャトルバス(無料)に乗ってビールを飲みながらヨセミテ見物とする。 連日のテント生活で食糧も底をついた、しかし明日は下山して宿に泊まるので、残飯整理のため夕食を2度作った。
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- 7日目 (5・5日曇り):
08:00天幕撤収 09:15ヨセミテ発 12:00 マーセイド着 12:00-18:00見物
5日間のヨセミテ谷ともお別れである。 北アの山に入山した時と同様になごりが惜しまれる。 定刻に発車したバスは、楽しい思い出を乗せて一路マーセイドの町へ下る。
マーセイドの町は短期間(2・3泊)のホテルはなくて、皆1ケ月単位とか、バイパス沿いのモテールを紹介され入山時に予約していた宿に着く。 明日の夕方まで時間は充分にあるので町の見物み行く、と云ってもスーパや公園、図書館等地元の人の暮らしぶりを見る程度である。 夕方無事下山して来た旨、会社と家に電話を入れる。久しぶりのベッドは心地良い眠気を誘う。
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- 8日目 (5・6日晴れ): 10:00チェックアウト
20:25マーセイド発
午前中は町内見物だが、昨日ほぼ見て回ったので、夕方8時のバス発車まで図書館で過ごす。 2から3万人の人口にしては立派な建物と本類の内容も充実していた。 昼食や夕食はもっぱらフライドチキイン、マグドナルドのお世話になる。 明朝早くロスアンゼルスに着く見込み。
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- 9日目 (5・7日晴れ): 02:30 ロス着 14:40ロス発
バスが空いていたので、横になって仮眠している内にロスアンゼルスに着く。 入山時と同じく大変な混みようで、北米各地へ移動する人の群れは凄いものである。 今回アタック出来なかったが、当駅はホイットニー山への入山駅である。ローンパイン町までのダイヤを調べ次回の資料とする。 帰国の飛行機は13時発なので、ここでも充分時間があり、ダウンタウン内を歩いて見物する。前回の山行時と同様に汚れた街である。 空港で2時間遅れの、ノースウエスト便で天幕生活の思いと反省をメモしつつ無事に戻れる喜びを味わう。
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- 10日目 (5・8日): 18:30 成田着
機内で朝食を済ませ30分もしない内に成田空港に着く。 外へ出ると夕方7時、急に重さを感じるキスリングを担いで家路についた。

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