ベトナムの風に吹かれて
  • 監督:大森一樹
  • 脚本:大森一樹 北里宇一郎(「越後のBaちゃん ベトナムへ行く」2B企画より)
  • 原作:小松みゆき「ベトナムの風に吹かれて」(角川文庫刊)
  • 主題歌:フォー・セインツwith松坂慶子「たまには仲間で」(ユニバーサル ミュージック)
  • 出演:松坂恵子、草村礼子、藤江れいな(NMB48)、山口森広、貴山侑哉、斎藤洋介、
         吉川晃司(友情出演) 、松金よね子、柄本 明、奥田瑛二
  • 上映時間:1時間54分  2015年/日本
  • (C)「ベトナムの風に吹かれて」製作委員会  配給:アルゴ・ピクチャーズ
  • 上映予定(2023/5/6現在)
    • 5月20日(土) ルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホール 10:10 13:00 16:00
    • 6月15日(木) 宝塚ソリオホール 10:30 14:30

若き日に憧れていたあの国で 今、母と生きていく
ベトナムの風に吹かれて サブ1車やバイクが行き交う大通り。人々は声を掛け合い支え合い、路地では将棋を打つ老人が笑い、カフェのオーナーの母娘はにこやかに客を迎え入れる。今、経済成長期を迎えようとしているこのベトナムには、かつての日本を思わせるような活気があふれている。
ハノイ在住の日本語教師・小松みゆき氏が認知症の母とのベトナム暮らしを綴った「越後のBaちゃんベトナムへ行く」を原案に、60歳をすぎて第二の人生を歩もうとする団塊世代に向けた「大人の青春映画」が誕生した。
主演は、「大阪ハムレット」以来6年ぶりの主演映画となる松坂慶子。人生の葛藤を明るく乗り越えていくバイタリティあふれる女性・みさおを演じる。「Shall We ダンス?」の草村礼子、俳優のみならず映画監督としても活躍する奥田瑛二のほか、大森監督作品にもなじみの深い柄本明、斎藤洋介、吉川晃司ら実力派がそろい、ベトナムキャスト・スタッフ入り交じって日本映画史上初の日本・ベトナム合作映画を作り上げた。
歴史、戦争、介護など、今の日本が問われているテーマを扱いながら、軽やかな娯楽映画を得意とする巨匠・大森一樹監督がその手腕を発揮する。 夢を追い、挫折を知った若かりしころ。喜びも悲しみも受け入れて今がある・・・そんな人生の素晴らしさをうたいあげる感動作!

ベトナムの風に吹かれて メイン

<ストーリー>

ベトナム・ハノイで日本語教師として働くみさおの元に、父の訃報が飛び込んできた。故郷・新潟で目の当たりにしたのは、認知症を煩い、父の死さえ理解していない母シズエの姿。後妻として家に入った母の血縁者は自分一人。みさおは、兄たちの反対をおしきり、ベトナムに母を連れていく決意をする。 日本どころか新潟から出た事もない母にと久しぶりの二人暮らし。母が巻き起こすハプニングも、ベトナムの人々は家族のように二人を受け入れ、言葉は通じずとも心を通わせていく。そして青春時代の旧友・小泉との再会とロマンスの気配。しかし思いがけない母のケガ、激化する介護に疲弊するみさおだったが、老いた母と向き合い、支えてくれるベトナムの人々との心あたたまる交流を通して、みさおはよりベトナムでの人生を豊かなものにしていく。

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