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監督・脚本:大森立嗣
原作:森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
出演:黒木華 樹木希林 多部未華子
上映時間:1時間40分 2018年/日本
(C)2018「日日是好日」製作委員会 配給:東京テアトル ヨアケ (2018.10.13公開)
上映予定(2021/3/7現在)
4月10日(土) 西宮フレンテホール 10:30 13:30
季節のように生きる。
雨の日は雨を聞く。
雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを、
冬は身の切れるような寒さを、
五感を使って、全身で、
その瞬間を味わう。
“お茶”の魅力に気付き、
惹かれていった女性が体験するのは、
静かなお茶室で繰り広げられる、
驚くべき精神の大冒険。
黒木華、樹木希林、多部未華子の
初共演で贈る、
一期一会の感動作がここに誕生。
<ストーリー>
日日是好日--それはお茶が教えてくれた幸せ。
真面目で、理屈っぽくて、 おっちょこちょい。 そんな典子(黒木華)は、 いとこの美智子(多部未華子)とともに 「タダモノじゃない」 と噂の武田先生(樹木希林)のもとで 〝お茶〟を習う事になった。 細い路地の先にある 瓦屋根の一軒家。 武田先生は挨拶も程々に 稽古をはじめるが、 意味も理由もわからない所作に ただ戸惑うふたり。 「お茶はまず『形』から。 先に『形』を作っておいて、 後から『心』が入るものなの。」 と武田先生は言うが---。
青春の機微、就職の挫折、 そして大切な人との別れ。 人生の居場所が 見つからない典子だが、 毎週お茶に通い続けることで、 何かが変わっていった……。
<解説>
今を生きる歓び。誰もが味わえる本当の自由。
「人生のバイブル!」多くの読者を救ったロングセラー・エッセイを映画化!
原作は人気エッセイスト、森下典子が茶道教室に通う20年の日々を綴ったロングセラー。瑞々しく描かれる心象風景や青春像、そして「お茶」がもたらす人生訓的な“気づき”の数々は、茶道経験者の枠を越え、様々な岐路に立つ読者にとって心の拠り所となっている。主人公、典子を演じるのは黒木華。その卓越した演技力で、一人の女性の人生をたおやかに演じる。監督・脚本は大森立嗣。初タッグとなるこの二人によって描き出される時の流れは、美しく、そして儚い。武田先生を演じる樹木希林は「習い事の先生」という枠を大きく超えた人生の師匠として、大きな包容力で典子たちを導いていく。そして、典子のいとこ・美智子約の多部未華子が、お茶室に飾られる一輪の花のように映画に彩りを与え、静かな物語に躍動感を与える。日本映画界屈指の実力派キャスト・スタッフで贈る、一期一会の感動作がここに誕生した。