<ストーリー>
ありのままの姿で生きる尊さを…
田崎家の若い夫婦に初めて誕生した圭子ちゃんは、聴覚障害と知的障害を合せ持つという重複障害児でした。そのことから家族は様々な苦労に直面します。
物語は、圭子ちゃんがろう学校に通う同じ障害を持った子ども達やその家族、先生たちと支え合いながら成長していく様子を、母親とのふれあいを軸に展開していきます。
そして、卒業後も豊かな生き方を切リ開くためにと、多くの支援を得ながら共同作業所「どんぐりの家」を実現し、さらには、生活労働施設の設立めざしエネルギーと情熱あふれる活動がくり広げられていく様子が描かれていきます。
また、映画の最後には、実際のろう重複障害者の施設と生活風景がドキュメントで紹介されます。
<解説>
福祉の原点を問いかける
幅広い世代に愛読される『ビックコミック』に連載されて反響をよんだ漫画「どんぐりの家」は、ろう学校の野球部を描いた青春ドラマ「遥かなる甲子園」で聴覚障害者の問題に関わった山本おさむが、実在するろう重複障害者のための共同作業所をモデルに取り組んだ、感動のヒューマン・ホームドラマです。
聴覚障害に加え知的障害や精神障害を合せ持つという重いハンディを背負った子ども達の成長を願い、苦しみながらも歩んでいく両親や家族、それを支える人々のひたむきな姿-そこに流れるヒューマニズムと協同の精神
は、現代社会の人間の生き方、子育てや教育のあり方を見つめ直し、福祉の原点を問いかけるものです。
この漫画「どんぐりの家」は各地で様々な障害を持ちながら自立と社会参加をめざして苦闘する人々を励ますと共に、色々な共同作業所や施設への理解と支援の輪を広げています。この輪をさらに大きくしていくために、
この作品の映画化が企画されました。
幅広い市民が支える製作・上映!
映画「どんぐりの家」の製作を支え、全国的な上映を展開すべく、全日本ろうあ運盟と共同作業所全国連絡会が中軸に立ち、多くの障害者組織や福祉団体の後援を得て、上映実行委員会(委員長コロムビア・トップ氏)が結成され、取り組みが進められました。
1億円を越える製作資金を調達するために、1口10万円の「映画基金」を拠出する運動と同時に、広範な市民に呼ぴかける募金活動が行われました。この取り組みには、各地の聴覚障害者協会や共同作業所と共に、様々な市民組織や学校、個人などが参加し、各々の街で多彩な運動が展開されました。
すばらしいスタッフ・キャストが結集!
アニメーションの制作は「ちびまる子ちゃん」「忍たま 乱太郎」「対馬丸・さよなら沖縄」などを生み出した実カ派プロダクションの亜細亜堂です。感動あふれる原作を、アニメの世界でイメージ豊かに展開させるため「火垂るの墓」「ルパン三世」などの秀作を創りあげたスタッフが結集しています。
音楽監督にはTV(「家なき子」「高校教師」)や映画 (「わが心の銀河鉄道」など)で活躍する千住明さんを迎え、主題歌は豊かな歌唱力で「魂のルフラン」
(アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」テーマ曲)で注目された高橋洋子さんです。
※芸術文化振興基金助成事業作品
DVD発売中!
一般(個人)用5,500円+送料520円(レターパック) (税10%込)
ライブラリー(団体)用11,000円+送料520円(レターパック) (税10%込)
お申し込み・お問い合わせは、FAX 078-754-5507 MAIL hyogocc@biglobe.jp まで
申込書 (fax用紙などに、申込書の同内容を書いていただいてもかまいません。)
※個人名義でご購いただいた物を学校や団体で利用・上映する事はご遠慮ください。
ライブラリー(団体)用のご購入をお願いしています。
※販売業者の方は
イメージサテライトへお問い合わせください。