世界旅行という長年の夢をあきらめて、父の営む良心的な住宅ローン会社を継いだジョージ(ジェームズ・スチュワート)は、ある陰謀で会社が窮地に追い込まれ、絶望の末に自殺しようとする。そこに現れた2級天使のクラレンスは、「ジョージがこの世にいなかったら」という架空の世界に連れていく。自分には存在価値がないと思いつめていたジョージだったが、クラレンスの計らいを通じて、命の尊さ、家族の大切さ、そして自分がいかに人々に幸福を与えてきたかを知る……。
アメリカで映画を学ぶ学生にとって本作は永遠のバイブルであり、クリスマスになると毎年のようにテレビ放送されている。観ずに死ねない、観たら死ねない人生の応援歌!