インテリでシニカルな全身不随の大富豪と、粗野で愛嬌モノの黒人青年。
出会うはずのないふたりに起こった、最高の奇跡とは──?
フランスで公開するや、またたく間に映画史を塗り替える興行記録を打ち立てた映画-
「最強のふたり」
実話をもとに描かれたこの作品は、ただ人々の温かい涙、そして沸き起こった拍手と笑顔だけで驚異的な動員を記録。 その感動と熱狂は全世界へ伝播した。
<INTRODUCTION>
このふたりに、世界が惚れた!
2011年仏興収No.1/仏映画史歴代No.2を皮切りに、ヨーロッパで空前の大ヒット!
泣いて笑って、生きるパワーをくれる感動の実話!
それは、幸福な騒ぎだった。 巻き込まれた人々は、みんな元気いっぱいの笑顔と生きるエネルギーをもらった。2011年11月にフランスで公開されたある映画が、いきなり年間興収第1位に躍り出たのだ。その勢いは止まることなく、ついにはフランスの歴代興収記録第3位、フランス映画としては第2位という映画史を塗り替える快挙を成し遂げた。フランスの国民3人に1人が観たという、誰もが愛さずにいられない映画、それが『最強のふたり』だ。
実話に基づいたふたりの男たちの物語に、「笑いも涙も止まらない」「予測不可能な展開に拍手喝采!」という絶賛の声が、たちまちヨーロッパ中に広がった。ドイツでは9週連続1位となり、『アメリ』を抜いて過去ドイツで公開されたフランス映画の興収No.1を獲得。オーストリアでも6週連続1位、スペインでも記録を更新した。第37回フランスアカデミー賞(セザール賞)に9部門ノミネートされ、オマール・シーが主演男優賞を受賞。
日本でも、第24回東京国際映画祭で、最高賞である東京サクラグランプリと、主役を演じたふたりが揃って主演男優賞を受賞するという栄誉に輝いた。
フィリップには、『唇を閉ざせ』でセザール賞を受賞した、フランスが誇る演技派フランソワ・クリュゼ。辛辣な顔の下に繊細な魂を秘めた孤独な男が、心を自由に解き放ってゆく過程を感動的に演じた。ドリスには、人気コメディアンとして知られるオマール・シー。
自信過剰で乱暴な顔の下に慈愛を秘めた男が、初めて人生と真剣に向き合おうとする姿を、底抜けに明るくチャーミングに演じた。
<STORY>
何があっても、今が最高! そんな最強の人生を、あなたに──
ひとりは、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス。もうひとりは、パリの邸宅に住む大富豪フィリップ。 事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接にやってきたドリスは、開口一番「不採用のサインをくれ」と切りだした。不採用の証明書で失業手当がもらえると言う、ふざけた話をする青年だった。
他人の同情にウンザリしていたフィリップは、彼に興味を持った。 そして、その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まった。
クラシックとソウル、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタ・・・・・・だが、ふたりとも偽善を憎み本音で生きる姿勢は同じだった。 互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。
しかし、ふたりが踏み出した新たな人生には、数々の予想もしないハプニングが待っていた・・・
人生はこんなにも予測不可能で、こんなにも垣根がなく、
こんなにも心が躍り、こんなにも笑えて、涙が溢れる!
さあ、人生に繰り出そう!