歴史と伝統ある「梅が岡交響楽団」(梅響)も、今はすっかり年寄りばかりのダメなアマチュア・オーケストラ。そんな彼らのもとに入団してきたのは、高校教師・千鶴(杏)。
昔、演奏していたバイオリンをまた始めたいという思いからだったが、なんと楽団の名前を間違えてしまった!
千鶴が入団したかったのは、ライバル楽団「梅が岡フィルハーモニー」(梅フィル)だったのだ。
そんな千鶴の失意とは裏腹に、久しぶりの希望の若手に盛り上がる梅響の老人たち。千鶴は彼らのペースにすっかり翻弄させられてしまう。
果たして、千鶴とオケ老人たちは華麗なる復活を遂げられるのだろうか?!
自由奔放な老人たちと出会い、音楽の本当の楽しさを知る千鶴。そして千鶴と出会い、オーケストラとして音楽を多くの人に届ける喜びを知るアマオケ老人たち。運命のいたずらによって出会った彼らが、年代を越えてぶつかり合い、刺激し合い、成長していく姿は、笑いと感動にあふれ、老若男女問わず元気と幸せを届けます。