デラックス ヨーロッパ一周の旅 |
2004.3.1
初めての海外旅行は、定年退職(60歳)の前年であった。国内旅行は、結婚20年の祝い金二万円で信州に行った。
「新婚旅行ですか?」と云われたが、そういえば新婚旅行はしていなかった。以後毎年二回ほど国内のあちこちへ…。
海外旅行は7回ほど行ったが、写真の整理をしていなかったので、どこがどこやら覚えていない。何を今更の感が・・・。
でも、書棚の隅っこにポツネンと置き去りのアルバムが、何か文句を云ってるような気がしてならない。ではでは!
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シベリアのツンドラ地帯を眼下に眺めたのは勿論はじめて!窓際に寄せていただき、次々にシャッターを切った…。
ロンドンの朝は冷え込んでいた。通りを走るバスが、みな二階建てなのにまず驚いた。ウインザー城に行く。見ものは
おもちゃの人形のような衛兵さん。ちょうど交代の時間に出くわせた。フイルム1本あがり!この後、バスで市内観光。
国会議事堂、バッキンガム宮殿、セントポール寺院等をめぐる。ロンドン二泊の後、空路スペインへ。マドリッド観光。
「一路の夢一途」・・・連載途中であったが、次のような「閑話休題」を掲載している。(1989.5.15)
四月二十七日から五月八日までの十二日間、一路はすばらしいヨーロッパ旅行を楽しむことができた。 これだけの長期間、職場を空けることについて、快よい協力をいただけたことを、何よりのプレゼントと 感謝している。 さて、思いがけない大金を投じてのツアー参加は、まさに、カケであった。ところが、ところがである。 カネでは買えない、いっぱいの夢、人間の美しい心、歴史の偉大さ等々、存分に手にすることができた のである。まさに価千金というべきか。 ともあれ、旅は道づれと旅立った七組の夫婦プラス単身者と添乗員(いづれも女性)、十九名の抜群の チームワーク、微笑ましくも暖かい人情の数々、本当に気持ちの良いものであった。今後とも交友を 深めることになったのは、最高である。 さらに、天気にも恵まれた。行く先々での前日までの悪天候が、うって変りの五月晴。ついに十二日間 傘いらず、半袖姿で過ごす日も多く、花のパリでは、灼熱の陽光に真っ黒こげになった。 |
ヨーロッパの昼は長い。午後九時は、まだ宵の口である。公園は子供たちのかん声で溢れ、ベンチは老人 たちのおしゃべりで忙しい。街角という街角にしつらえられた、簡易テーブルと椅子は、若者たちのジョッキで 占められている。 駐車場難は深刻である。石造りの古い都市ローマやトレドなどになると、歩道と車道に好き勝手に停めて ある。その間をスイスイ走り抜ける技術は相当なものである。尤も、車も小型車ばかりで、おまけに傷だらけ で汚い。ローマのメイン通りでのこと、車の洪水を抜け出すために、私たちのバスは突然、軌道に入り込む。 百米ほど走ったところで、電車とぶつかる寸前にヒラリとかわす芸当まで見せてくれた。反対車線の軌道を 走ったのである。高速道は気持ちよい。ロンドンもスペインも無料。イタリアは年間三千円だけ。フランスは パリから五十kmまで無料。日本と随分違いますネと添乗員。 旅の感想としては、地球は広いようで狭い、人情はどこも同じ。百聞は一見に如かず、というところ。 若いうちにどうぞ! |
ツアー・コンダクター(旅行案内人)の人柄によって、旅の成否の90%は決まる。あたりはずれは仕方がないが、
第一回のこの旅は大当たりだった。ラッキー!何ヶ国語もこなし、頭脳明晰、優しさいうことなし!おまけに美人!
滅多にないことだ。そのお方とは、未だに年賀を交わしている。結婚されて幸せな彼女はT・啓子さん。金沢だよ!