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読み聞かせを学級通信に載せる

   読み聞かせを初めて行う人のためのページです
             千葉昌之 HIP


1.保護者の理解を得る
 保護者に読み聞かせをなぜ行っているのかを伝えます。4月のできるだけ早い時期にです。私は「読み聞かせ時の子どもとの約束」「読み聞かせをする目的」、この2点は学級通信で必ず伝えます。 学級通信を書くときの参考にしてください。平成4年次の学級通信です。
2.学級通信「チャレンジ」平成4年4月10日『本をすきにするには』より
▼毎日、朝の会が終了してから、「読み聞かせ」をしています。本を取り出すと、子どもの顔が「パァーッ」と明るくなります。けっこう楽しみにしているようです。もちろん、読む私も楽しんで読んでいるのですが。読む時間は、毎日5分間です。5分間だったら、授業にさしつかえありませんし、短い時間で続けていくことも大切ですから。伝記を消し,タイマーを5分にセットし、椅子にすわって読み始めます。(怖い話では、カーテンを閉めます)
▼読み聞かせをする時の約束は、あらかじめ言ってあります。 

 先生が読むときは、2つのことを守って下さい。1つは、おしゃべりをしないということです。2つめは、手や体を動かさないということです。目の前でしゃべったり、体が動いていると、先生はとても話しにくいのです。

 もうひとつ、「好きな姿勢で聞いていいよ」という事を言ってあります。動かない分、リラックスして聞きたいものです。それでも、子ども達は熱中して聞いているらしく、「えーっ」とか「うわあ」という声が起こります。もちろん、笑い声も。
▼この前は、「怖い話」をしました。ちょっと、びっくりさせました。静かな中で、急に大きな声を出したのです。「あの時は、吃驚したなあ。」などと、今も言っています。
▼私が読み聞かせをする目的は次の2点です。

  1.学校生活での「楽しみ」にしてもらいたい。
2.本を好きな子どもになってもらいたい。

 特に2点目は大切です。ある人は、こう言っています。

 本を好きにするには、本のおもしろさを知らせ、おもしろさを体験させることである。そして、おもしろい本をどんどん紹介してやることである。

 学級にある本については、何冊か子どもに紹介しました。今度は通信で、いろんな本を紹介しようと思います。
▼本好きな子は、一人でいることを好む傾向はあるようですが、4つの利点があるといわれています。

    1.本をスラスラ読める。   2.精神的安定がある。
 3.持続力がある。      4.集中力がある。

 やはり、心の安定があります。

 お話は、子どもの食べ物です。「お話して」というとき、子どもたちは「ぼくたちの心にも栄養を下さい。体と同じように、ぼくたちの心も、大きく丈夫になりたいのです。」と叫んでいるのです。 (『おはなしのろうそく』より)

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