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呪われた家族の話

   教室で子ども達にうける「オモシロ話」のページです
           千葉昌之 HIP


1.聞いたらゆかいいなる話です

 「しゃれ」というのは、人を楽しい気持ちにさせるためのものです。人の気持ちを悪くするしゃれはいけませんが、嫌な気持ちにさせないしゃれだったら、楽しい気持ちにさせると思うよ。
先生が、今から、しゃれの話をするよ。
 この話は、次の本を参考にしています。(野崎史雄 『教室ツーウェイ』 明治図書 37頁 )
 また、この話は、桂文珍さんの話だそうです。 

2.教師の話

 「ある家族」のお話なんです。
 おじいさんと、若夫婦が住んでいるんですが、この若夫婦には、なかなか子どもができなかったんです。
 でも、やっとその夫婦に子どもができたんです。ところが、この子どもはなかなか言葉をしゃべらないんです。

 3歳になったある日、初めて「お母さーん」と言ったんです。すると、恐ろしいことに次の日、お母さんが死んでしまったのです。呪われた家族ですよね。

 そして、1年後。その子が4歳になったときに、「おじいちゃーん」という言葉を覚えたのです。すると、おじいちゃんが次の日、ぽこっと死んだんです。呪われた家族でしょう。

 それで、その子が5歳になったとき、「お父さーん」と言いました。お父さんは、「わしは明日死ぬのか」と心配しました。

 そして、次の日。(間の後、ゆっくりと)ぽこっと、「隣のおっさん」が死にました。

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