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避難訓練は本当の時に生きる

   教室で子ども達に語る「心の話」のページです
           千葉昌之 HIP


1.どんな時に話すのか

■避難訓練の前に  この話は次の本を参考にしています。(向山洋一 『授業の発想』 105頁 日本書籍) 

2.教師の話

 昔、ある中学校の遠足で大事件が起こりました。ある湖で船に乗った時のことです。船が事故で沈んでしまったのです。本当にあった話なのです。その時、沢山の生徒たちが亡くなりました。大変な事件だったのです。

 何人かの生徒が助かったのですが、その中の1人が、小学校時代の担任の先生に手紙を書いたそうです。どんなことが書いてあったのか、わかりますか。

@非難訓練のおかげで助かりました

A避難訓練は、役にたちませんでした

B避難訓練をもっと真面目に受けておけばよかった

 手紙には、次のように書かれていました。

 船が沈んでいくという混乱した中で、とっさに考えたことは、小学校の時の避難訓練のことでした。その時の教えを思い出し、助かることができました。先生,本当に、本当に有り難うございました。

 普段は、どういうこともないのに、いさというときに大きな力となる、それが避難訓練です。

 今日は避難訓練があります。真面目にやりましょう。

 この後、『おはし』お=おさない、は=はしらない、し=しずかに、に触れても良いでしょう。

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