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自分が信じたこと・面白いと感じたことはやってみよう

   教室で子ども達に語る「心の話」のページです
           千葉昌之 HIP


1.どんな時に話すのか

■スポーツ・習い事などに一生懸命に打ち込んでいる子どもに対して  ■やるべきか、やらないべきか悩んでいる子どもに対して  この話は次の本を参考にしています。( 矢口高雄 『講演〜生活科シンポジウム91in東京』 明治図書 ) 

2.教師の話

 みなさんは手塚治虫さんという人を知っていますか?「鉄腕アトム」「リボンの騎士」「ジャングル大帝」など、すばらしい作品をたくさん生んだ方です。マンガの神様とも呼ばれました。
 しかし、手塚さんのマンガは、最初は認められませんでした。

 若い頃の手塚さんが、「新宝島」という長編マンガを描いて、東京に行きました。島田さんという当時の大人気のマンガ家に見てもらうためです。
 島田さんは、手塚治虫さんのマンガを見ると、こう言いました。

これは、だめだよ。これはマンガじゃない。君が描くのは自由だけど、こんなものを描くのは、きみだけにしてほしいね。

と、まるっきり否定されました。

  さあ、ここで問題です。

この後、手塚さんは、どのように考えたでしょうか?

次の3つの中から選んで下さいね。

 @マンガを描くのを少し休んでみよう

 A他の人にマンガを見てもらうことにしよう 

 B自分が信じたことは否定されても続けていこう

 正解は、Bです。

 手塚さんは、東京から帰る途中で、こう考えました。

自分が信じたことを描いていこう。自分が面白いと信じたことを描いていこう。

と、心に決めたのです。

 このように、自分が信じたこと、自分がやってみて面白いことは、まずはやって貫き通してみることが必要です。例え、反対されてもです。ただ、手塚さんは自分の信念のもと、ものすごい努力をしたということも忘れないようにして下さいね。

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