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きちんとした服装は、人に良い印象を与える

   教室で子ども達に語る「心の話」のページです
           千葉昌之 HIP


1.どんな時に話すのか

■子どもの服装の乱れを見つけたときに。  ■人に会うときや人前に出る時の礼儀として  この話は次の本を参考にしています。( 樺 旦純『トリックの心理学』 19頁 三笠書房 ) 

2.教師の話

 アメリカのある心理学者が、こんな実験をしたんだって。

 電話ボックスの棚に100円を、すぐ見えるように置いておいたんだって。そして、電話ボックスに入ったら、2分後にドアをたたき、こう言ったんだって。 

ここに、100円を置き忘れたんだけど、ありますか?

 ただ、実験は、これだけじゃなくて、AとBの2人のひとがやってみたんだって。
 Aは、きちんとした服装をした人。
 Bは、みすぼらしい服装をした人。

 さて、10回やって、どちらの人の方が、多くお金を返してもらったか、わかりますか?次の3つの中から選んで下さいね。

 @A

 A

 Bどちらも同じ

 Aの人は10回やって8回は戻してくれたそうです。
 でも、Bでは、10回やって、4回しか戻してくれなかったそうです。

 つまり、人間の服装がこの違いを生んだのです。きちんとした服装をしていたほうが、良い印象を与えるのです。みんなも良い印象を与えるためにも、きちんとした服装でいたいですね。

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