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時間を見つけ、読書をしよう

   教室で子ども達に語る「心の話」のページです
           千葉昌之 HIP


1.どんな時に話すのか

■読書する時間がないといって、読書をしない子に。  ■学級開きや、読書週間の時に。  この話は次の本を参考にしています。( 柏葉英樹 『子供を読書好きにする33のコツ』 明治図書 33頁 ) 

2.教師の話

 昔々、中国に「とうぐう」という名前の読書好きな人がいました。その人は、こういう言葉を残しました。「読書三余」という言葉です。(板書する。)

 

これは、どういう意味だと思いますか?

 @3つのヒマな時間に、読書をしよう。

 A読書というのは、3つの仕事をすることにも値する。

 B3冊の本をいつも手元に置いて、読書をしよう。

 これは、次のような意味なのです。
(1)1年のうちで、最後に余った冬に、本を読もう。
(2)1日の最後の余った夜に、本を読もう。
(3)時間を持て余す雨の日に、本を読もう。

 つまり、だれだって、3つのヒマな時間を持っているはずなのだから、時間を大切に使い、読書をしましょうと、教えているのです。よって、正解は(1)です。

 家で、読書をする時間がないという人はいますか?(子どもに挙手させる。) 

 先生は、たまにこんな話を聞きます。「昨日は雨が降っていたので、ヒマだったよ」
 きっと、こういう人は、暇な時の時間の過ごし方を知らないんだよね。こういう時間こそ、読書のチャンスなのにね。

 中国には、こういう言葉があります。(板書する。)
 「晴耕雨読」という言葉です。天気の良い日は、外に出て仕事をし、雨の日は家の中で本を読もうという意味です。
 時間を見つけて、読書をしようね。

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