学級経営/学年総合/心の話/糖分を取り過ぎないようにしよう
糖分を取り過ぎないようにしよう
教室で子ども達に語る「心の話」のページです
千葉昌之 HIP
1.どんな時に話すのか
■乱暴な子どもがいるときに(クラスで暴力を振るった子どもに) ■子どもや保護者に、食生活を考えさせるときのお話として この話は次の本を参考にしています。(向山洋一 『教育トークライン』 76頁 明治図書)
2.教師の話
A君というとても乱暴な子どもがいました。友達に対して、殴るは蹴るはの大変な暴力を振るっていました。
先生やお父さん・お母さんは、とても怒りました。毎日、毎日、怒りました。
でも、A君は、毎日にように、友達を叩いたり、殴ったり、蹴ったりすることをやめないのでした。
困った先生やお父さん・お母さんは話し合い、お医者さんに相談することにしました。
お医者さんがA君をみると、こんなことを言い出しました。
お子さんは、毎日、缶ジュースを飲みますか。 |
お母さんは、「変な質問だな」と思いながらも、「はい、よく飲みます」と答えました。
実は、A君は病気だったのです。どんな病気だったのか、わかりますか。
@虫 歯
Aカルシウムが足りない病気
B水分が足りない病気
実は、「カルシウムが足りない病気」だったのです。カルシウムが足りないので、脳みそが「がまんしよう」とか、「落ち着こう」という考えをすることができないのです。
カルシウムというのは、みんなが給食で飲んでいる牛乳によく含まれています。しかし、このカルシウムは、砂糖に非常に弱いのです。角砂糖、たった1個で何と牛乳8本分ぐらいのカルシウムを壊すそうです。 1本の缶ジュースには、角砂糖7個分ぐらいの砂糖が含まれています。だから、缶ジュースを1本飲むと、牛乳を50本以上飲まなければ、カルシウムが足りなくなってしまうのです。 |
このように、砂糖などの糖分を多く取ることは、いけないことです。
また、牛乳をよく飲んでカルシウムを補給することは、脳みそにとっては、とてもよいことなのです。