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へびのクイズ(学級開き用)
   クラスでゲームを行う人のためのページです
             千葉昌之 HIP


1.準備・文献等
 私は、過去4回、学級開き(1学期始業式) で、このクイズを行いました。出典は、下の山之口さんではないのですが、学級開き用に開発したのは山之口さんです。山之口さんは、次のように言います。

 何度も挙手を繰り返すおしゃべりな子が、なかなか正解にたどりつけず、じっくり考えるタイプの子から最後に遠慮がちに正解が出される。

 そうなのです。何度も来る子より、じっくりと考えてからゆっくりと来るひかえめな子どもが当たるクイズなのです。

このゲームは、山之口正和『発言指導の技術』明治図書128頁を参考にしています。

2.実   践

 まずは、チョークで@のような絵を描きます。

  山があります。

 しゃべりながら、描いていきます。以下、説明していきます。

 A山のふもとには、1本の道がありました。
 Bその道の真ん中に、大きな穴があいていました。
Cある日、1人の旅人が通りかかり、中をのぞきこみました。

 ここは、人間は右図のように線で描いても構いません。私は、きちんと人間の絵を描きました。

Dそこへまた、もう一人の旅人が通りかかりました。そして、こう尋ねました。

 ここからが、重要なのです。

「何が入っているんですか?」
のぞいている旅人は、こう答えました。
「よく見れば、わかりますよ」

 お話は、ここまでです。しばらく「間」をとり、子どもたちに言います。

問題です。穴の中には、何が入っていたのでしょうか。わかった人は、こっそりと、先生に耳打ちしてください。

 「えーっ」と子ども達は言います。しかし、次々に、「‥‥‥」と耳打ちしにきます。
 「ちがう」とひとこと。あっている子はまずいません。何度もチャレンジする所に面白さがあります。
 1番最初に正解するのは、じっくり考えてきた子です。そこがいいですよね。
 

 3.留意点・バリエーション等

 ややしばらく時間がたったら、ヒントを出します。ヒントは、次のように出します。

旅人の言った言葉が大切なんだよ。「よく見れば、わかりますよ」という言葉です。

 この、「よく見れば、わかりますよ」をとにかく強調します。他には、「動物だよ」なんていうヒントも最後の方には出してもいいでしょう。 

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